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    ナルト

    リク@原稿中

    DONE0829
    グレシル(←勇者)で英雄vs勇者も有り/スターの事になるとネジが外れがちになるちょい俺様な英雄/夏の暑さに只々参るちょいわがままなスター/完全に俺様な勇者/甘ギャグ…??

    もしかして…ログインしないと小説は最後まで見れない仕様だったりする…??
    夏の暑さにご用心!苦しい。苦し過ぎる。どうしてこう……こんなに毎日暑いの?
    暦通りだから、と言われたらそこで終わりなのはわかっている。でもね……いくらなんでも暑過ぎじゃない⁉︎
    町の人から頼まれた物(つまりはお使いってことね)を、お日様が燦々と輝く中で汗水垂らしながら全員で手分けして探している。の・だ・け・れ・ど……さすがに、もう、ムリ‼︎ 限界よ‼︎


    「あ・つ・い〜‼︎ お肌がベタベタでイヤ〜‼︎」
    「言うな。余計に暑さが増すだろう」


    一緒に行動をしているグレイグからお叱りの言葉が飛んできた。貴方だって暑い中黙々と作業を続けているけど、アタシと同じことを思っているんじゃなくて⁉︎
    ……って思ったけど、彼は将軍という高い地位に登り詰めた屈強な軍人でもある。過酷な環境への対応はお手のものなのかもしれ……いいえ、暑さが増すって言ってるからそんなことないわね。
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    いモたふ

    PROGRESS2024/9/1のイベントで頒布予定のエウルベ本の冒頭です。
    ちゃんとしたサンプルはまた後日にpixivの方で上げる予定ですが、一旦こちらをば。
    部数をどうするかちょっと悩んでいるので、参考にさせてもらえると助かります。
    入稿がまだなので未確定ですが【文庫(A6)サイズ・100P程度・年齢制限あり】くらいの内容になると思います。
    第一章


    ──オマエとの家が欲しいのだ。

     突拍子もなく放たれたその言葉が、今も頭の中で反響している。あっちじゃ領地争いなんて微塵も興味なかったくせに、こっちに来た途端に欲しがるなんざ笑わせる。
     だが、まあ。その提案を嫌だとは感じなかった。故に、バールベリトは現在進行形でこの場に座しているわけで。

    「お金の稼ぎ方を知りたい?」
    「おう。なんか良い方法知らねぇ?」
    「うーん、そうだな……」

     家が欲しい。じゃあ買うか。その二言で完結できれば楽なものだが、実際はそう上手くはいかない。当の発案者がどこまで考えていたのかは知らないが、家を手に入れるとなるとやることは山積みだ。

     土地を得るには対価が不可欠。つまり、こっちの原始的な物々交換システムに合わせて、金を用意する必要があった。メギドラルでは一等価値のあるもの──フォトンをそれなりに所有していたとしても、ここヴァイガルドにおいては全くの無一文に等しい。金を、まずは金を手に入れなければ。そうしないことには、なにも始まらない。
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