お相手に身を挺して庇われたら「ダメ♠ボク以外の奴に殺されるなんて絶対許さない♦」


運悪くデート中にヒソカを狙う刺客に襲われた2人。ヒソカにとっては大した事ない奴なのでお相手には指一本触れさせずに闘っていた。しかし攻撃を喰らいそうになったヒソカを見て思わず体が動いてしまったお相手がヒソカに飛びついて庇おうとする。これにはさすがのヒソカも驚きを隠せない。
「！」
お相手に押し倒された形になり、体を起こした時にはお相手は気絶していた。

「……くく……くくくく♣」
『な、何がおかしい！』
「ああ……おかしくてたまらないよ♦ボクも焼きが回ったみたいだ……こんな脆い[[rb:玩具 > オモチャ]]に守られる日が来るなんて……♥」
「でも、キミだけは絶対殺すよ。もちろん生きて帰れるなんて思ってないよね？♠」

好きな子に「殺して」と頼まれたらいつもお相手の事は自分が殺す♥とか言ってる割にいざお相手の方から言われると尻込みしちゃう。
「……良いの？ボク本当に殺しちゃうよ？」トランプを首にぴったり当てて尋ねる。震える薄い首の皮から一筋赤い液体が流れる。
「……ねえ、何があったのか教えて？キミをそこまで追い詰めてるモノは何？」「もしボクがキミを死にたくなる程追い詰めてるのなら……」ヒソカの手も僅かに震えていた。殺す前にちゃんと自分が納得できる理由が欲しい。大好きなお相手を理由なしに壊したくないから、お相手から絶対に理由を聞き出すまで殺さない。

もう救いようがないなと思ったら殺るけど、できる限りのチャンスは与えてくれる優男。
ちなみに死は救済だと思っているタイプ。

寝れない時賈充▶子供向けの話なんて知らないし今ここで作り話ができるほど器用ではない。意外にも不器用。

だが幼い時に母親が歌ってくれていた子守唄を1曲だけ鮮明に覚えていて、それを思い出して歌うといつの間にか眠ってくれて一安心。しかしこれ以上のレパートリーはない。

どうしてもお相手が目が冴えてたら諦めてしばらく雑談＆イチャイチャ(？)。やがてお相手が寝落ちするのを見届けて自分も寝る。ごく稀に賈充が先に寝ることも。これは鬼激レア…！



ヒソカ▶「眠れないのかい♣じゃあボクがとっておきの話をしてあげるから、それで寝るんだよ？♦」

昔の記憶からその状況に合わせてお話をピックアップし、語り部になってくれる。まだ寝てないなって思ったら子守唄が入る。

お相手に変なキーホルダーをオソロにしようって言われたらヒソカ▶今SNSっというか韓国で流行ってるらしいおしりぷにぷにキーホルダーをお揃いにしようと言われてちょっとフリーズ。
「……いや、それはいいかな♠」自分の趣味じゃないのでやんわり断ろうとするが、えーなんでよー可愛いじゃん！ってお揃いにしようという圧をかけられる。
そう言ってるキミは可愛いけど！！胸の内がざわ…ざわ…している。
ぷにぷに部分が気持ちいいんだよって言いながらキーホルダーのお尻をぷにぷにしている姿を見て、
「ねえ、そんなにお尻触りたいならボクのをタダで触らせてあげるからこっちのヒヨコさんにしない？♣」
論点ずらしの天才(？)。
自分のケツを犠牲にし、結局ひよこのキーホルダーをオソロにした。



賈充▶変な怪物のキーホルダーをお揃いにしようと言われてドン引きするが顔には出さない。プロフェッショナルポーカーフェイス。

ストレスで爆食するお相手への対応賈充▶普段そんな食べないのに急に爆食いしてるのを見てなんかおかしいと気づく。「……一体何があった？言ってみろ」「俺にも言えぬ事か？」黙秘を続けるお相手に「言いたくないのならそれでいい」って言って突き放す。だが実は上手い慰め方が分からなくて、顔に出さないだけでむちゃくちゃ焦ってる。

親友に相談したら「そういう時はひたすら話を聞いてやればいい」と言われ、自分なりに優しく話を聞こうとするが尋問に等しいためなかなか口を割ってくれない。結局力ずくで止めた。

その後半ば脅すような感じで理由を聞き出す。陰湿な嫌がらせを受けていたが迷惑がかかると思って相談できなかったらしい。その日はずっと話を聞いてくれて傍にいてくれて、なんと寝かしつけまでしてくれる素晴らしいオカン。

忘れ物　今日は休日だから朝からドラマの録画を消化していた。ちょうど一本見終わったタイミングでふと、窓の方を見ると遠くが暗い雲に覆われ始めているのが見えた。梅雨の天気は不安定だ。
　天気予報で久々に晴れだと言っていたから洗濯物を干したのに台無しになってしまう。努力が水の泡になってしまう前に急いで取り込む。引き続き部屋干しするものと、乾いて収納するものとに仕分けて作業をする。空に浮かぶ雲に心まで覆われないように鼻唄を歌っていると、巽くんのことを思い出した。

「あれ……そういえば今日は一日晴れって言ってたから傘持っていってないよね」

　ただの通り雨で済んでくれればいいが、また明日以降は天気が崩れると言っていたから難しいだろう。彼のお仕事が終わる頃に駅前までお迎えに行こう。そのギリギリまでは少しゆっくりしようかな。

こんな日もある　アラームの音で目を覚ます。もう一度夢の世界へ向かってしまいそうな身体をなんとか布団から起こし、カーテンを開ける。寝起きには眩しすぎる朝日を浴びて、今日はお布団も干しちゃおうかなとぼんやり考える。
　顔を洗ってリビングへ向かうと朝ごはんの匂いと音が聞こえてくる。今日はベーコンエッグの日だ。

「巽くん、おはよう」
「おはようございます。よく眠れましたか？」
「おかげさまで熟睡できました！いつも朝ごはん作ってもらっちゃってごめんね」
「いえ、朝の礼拝などで俺の方が自然と早く起きるからそのついでですな」

　そうは言うものの毎朝歳下の彼に作ってもらうのも申し訳ないなと思いつつ飲み物を用意していると、いつもより少し多めに用意されたご飯が目に入る。