Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    ハゲ

    ユノスケ

    DONE汁フェス2021開催おめでとうございました!

    エロくないけどべっとりしてます。色々変だけど雰囲気で察してください。
    全年齢のえちおねを目指した…つもり…
    漫画史に残る名台詞、これが言えるのはゲンしかいないと思った。笑
    「千空ちゃん、ちょっと休憩しない?」

    そう言って姿を現したゲンの手には鮮やかな橙色のオレンジが2つ。
    千空はまじまじとそれを見た。

    「オレンジなんて生えてんのか。3700年の間で色々おかしくなってんな」
    「まあまあ、そういうことは置いといて。スイカちゃんが採ってきてくれたの」

    「これ、頑張ってる千空に差し入れなんだよ~!」と喉に手を当てて声を変えたゲンに、「声帯模写やめろ」と千空が眉を寄せる。ゲンはお構いなしに隣へ腰を下ろし、1つを千空へ手渡した。手のひらに収まるくらいの大きさだが、ずしりと重い。
    親指に力を入れて皮を剥くと、一気に柑橘の清々しい香りが漂った。

    「ん~ゴイスーいい匂い!美味しそう!」

    そう言ってゲンはオレンジを丸かじりした。ぐじゅ、と実が押し潰されてはじける音がする。
    持っていた手に汁が纏わりつき、指が光で反射して白く光沢を帯びていくのを千空はじっと見ていた。ゲンはその視線に気づいて小首をかしげる。

    「なに?」
    「…いや、不味かったら食べたくねーから、テメーの反応見てから食おうかと」
    「俺に毒見させたってわけね…大丈夫、フツーに美味しいよ」

    ゲンは苦笑して 2080

    きたはら/しま

    DONE第四回アロルク版深夜の創作60分一本勝負 、お題:【事故チュー】

    モクとルクが二人で飲んでます
    アロは回想でしか出てきていませんがアロルクです
    時間軸はゲーム中、ネタバレはないです
    「僕も、強くなりたいなぁ……」
     
     モクマと一緒にご飯を食べていたルークは、つい零してしまった。ガヤガヤとざわめく楽しそうな人の声に紛れてしまいそうな小さな声だったが、モクマには問題なく届いたらしい。
     
     濁った酒を飲みながら幸せそうに目を細めていたモクマは、そのため息交じりのルークの本音に驚いたのだろう。ぱちぱちと音がしそうなほど、何度も瞬きをしていた。居酒屋らしく薄暗いオレンジ色の明かりが、目の前の料理を照らしていた。
     
     ルークはついこの間まで現役の警察だった。捜査の間にきちんとトレーニングだってこなしていたし、検挙率だってそれなりにあった。つまり、自分は戦える人間なのだ、守る方の人間なのだと自負していたのだ。
     
     だが、その自信もミカグラ島にきて揺らぎつつある。というかはっきり言おう。ぺらっぺらのぺしゃんこになった。
     
     原因は分かりきっている。BONDチームで荒事を得意としているのはアーロンと、モクマだ。恐ろしいほどの身体能力を誇り、ビーストのコードネームを持つアーロンと、本物の忍者であるモクマの戦いぶりを最前列で見ていると、自分がいかに一般人かと思い知らされること 3084