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    ヒカリ

    StarlightSzk

    REHABILI【晶蛍】ひかりの温度
    スターライト・アキラ1周年おめでとう(遅刻)
    晶は自らのことをストレートに認めるのが得意だ。それがいいことだろうと悪いことだろうと、自己流の解釈によって昇華する。
    いつだって輝ける自信がある彼だから、自分が誰かを『照らす』などと言えるのだろう。
    僕には、とても出来ない。

    「それは、どうだろうね」
    試合で久方ぶりに発動した晶渾身のキラートリックを見た僕が浮かない顔をしていたのを、晶が見逃すはずがなかった。寮に帰ってからわざわざこちらの部屋にやってきてまで水を向けられる。
    彼を見習ってストレートにそう溢した僕の言葉は、誰でもない晶自身に掬い取られた。
    「どうって、晶がわかることじゃないでしょう」
    「いいやわかるさ。君はとても優しく包み込む光の持ち主だ。キラートリックと同じようなね」
    手を出して、と言われて手のひらを上にして出せばそこに躊躇いもなく手のひらを重ねられる。目で合図を出され、従った。
    癒しの光。
    怒れる者へ、悲しむ者へ、平穏への願いを。
    生きとし生けるものすべてが、らしく生きることが出来るよう。
    祈りのこもったそれは灯りがついた部屋の中でもわかるほどの輝きで、ふわりと無数に散らばって消えた。
    「うん、身体が温かくなった!あ 957