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    ピット

    soni_anokoro

    MEMO🎣と🏄の孤独と映画の話。
    絵は描きおろせなかったので、うぇぶおんの展示から風呂上がり🎣。


    先日、NイキがMイケル・Jョーダンと契約してエアジョ一ダンを発売するまでを描いた『A1R/エア』という映画を観たんですが、後半に出てくる主人公の熱い熱い語りで、「🎣と🏄って孤独だな」と感じたのを思い出しました。


    はじめて原作で🎣と🏄を知った時、この子たちはなんて孤独な少年たちなんだろう、と思ったんです。
    弱音らしい弱音をほぼ吐かず、心が折れたり激しくメンタルが揺さぶられるような描写も殆どない、メンタルの強靭さを感じられる描かれ方をしているからこそ、凄くかっこいいし、「🎣なら〜」という名台詞の説得力もあるんだけれど、16、17歳な2人があそこまでしっかりせざるを得なくなった、たった16、7年の人生の中にあったであろう環境、出来事を考えると、すごい孤独だろうな、と思わずにはいられなくて。
    🏀業界だけでなく、トップとして生きる、トップであり続けられるよう努力する、トップでいることを求められる、ってそういうことだとは思うんですが…。親身になってくれる友人やチームメイト、先輩、指導者やライバル、家族、相談できる相手がいたとしても完璧には解消できない、もしトライし続けるならばつきあっていくしかない類の孤独というか、孤独ではなかったとしても残る領域、唯一無二だからこその、というか。
    だから何も言わずに見つめる、見つめ合う場面が複数回、🎣/🏄さんだったら…と相手について考える場面があったのと、海に向かって一人でできるという共通点がある趣味が設定されている点に繋がりをすっごく感じたし、印象に残って今に至ったのです。
    同じ学校に所属していたら素晴らしいチームメイトになれただろうけど、他校に所属していたからこそ本気で戦えたし同じだと気づけた、みたいなエモさもすごいですし…。


    80年代半ばの🇺🇸🏀業界を取り巻くスポーツウェアブランドの在り方だけではなくて、スター選手とは?にちょぴっと触れられる作品でした。おすすめです。


    余談?ですが、🎣の遅刻癖もそういった孤独からくるメンタル問題の発露かもなぁ、と思っています。飄々としたエースのキャラ付けのためで深い理由はないかもと思いつつ…。

    たびすけ

    INFO5/14エアコレ、もしくは7/16ラブコレの新刊ユミエマのサンプルです。
    pixivで掲載している『以上、未満』のシリーズのユミルとエマが、付き合っていない頃も付き合っている頃もそこそこイチャイチャしているお話です。
    前半は付き合っていない時間軸(身体の関係はあります)です。後半は付き合っている時間軸なので糖度高めです。2回ピットインしてます。
    エアコレ2023春 新刊サンプル<前略><付き合っていません>

     そんなことを考え目を細めながら、エマが部屋にいる可能性を少しでも上げようと、時間稼ぎに少し回り道をしながらエマの部屋を目指す。そんな途中で。
    (うわ、いつの間にかすごい降ってるじゃん。寄り道してたら危なかったかも)
     ふと見た廊下の窓の先、土砂降りの様相を見たユミルは足を止めると、小さく溜息を吐いた。風で纏わりつくような霧雨にうんざりはしたけれど、こうなる前に帰れただけでもラッキーだったようだ。
    (まだ酷くなるのか? 今夜はうちも駄目そうだな~)
     雨の日はプリムスクラブ全体としての客足も落ちるし、きちんと手を打てば落ちないユミル自身も、決して表には出さないけれど多少身体が怠い。だからこんな日はそんな怠さに気付かないくらい仕事に熱中するか──エマを抱き締めるのに限る。今日このあとは休日なので、後者一択だ。
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