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    マネネ

    q( ゚Д゚)b

    MEMO特典色紙のハムスターのあまねね。書き出しはこんな感じ。これが後にR-18になるんだからビックリだね(^ω^)ニコニコ
    あまねくんのとっとこハムスター観察日記○月✕日
    今日は新学期の係を決めました。おれは生き物係でクラスメイトの蒼井くんといっしょにハムスターを育てることになりました。さっそくペットショップへ行って、ハムスターとハムスターを入れるゲージとハムスターに食べさせるエサとハムスターのお世話をするための道具を買いました。ハムスターは金色のとピンクのと、茶色のと黒いのと、とにかくいっぱいいます。その中から一匹だけ家に持ち帰りました。耳がコロンとしてておめめが大きいメスのハムスターです。とってもかわいいです。名前を何にしようか考えてたらハムスターが「ネネッネネッ、ネネーッ」と鳴くのでネネにしました。これから仲良くしてね。

    ***

    帰りのホームルームが終わって、教室中がざわめく中、おれは係で決まったハムスターを買いに行くために素早く帰り支度を始める。ふと斜め前の席に座る蒼井茜を見ると、彼もまた帰り支度をしていた。さっきの学級会でクラスでハムスターを飼うことに決まったというのに、向こうからなんのリアクションもない。仕方がないからおれからアクションを起こす。
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    ごまもち

    MOURNINGあまねね(花寧々)転生ネタ
    ※R15くらい

    雰囲気小説です。とある絵本を思い出して書き殴ったものなので色々雑!


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    波が水泡を纏って不規則に、でも穏やかに揺れるのを、砂浜からじっと見ていた。

    「ねえ おねーさん、ここで何してるの?」

    ゆっくりと声の主の方に振り向く。大学生くらいに見える彼は白と黒を基調としたラフな格好をしていて、それは綺麗な黒髪によく似合っていた。

    「ふふっナンパかな?若いねえ〜」

    波に向き直りながら、そう揶揄い答えた。

    「若いねって…おねーさんだって俺と10も変わらないでしょ」
    「そう…かもね。でも、違うのよ。君が思ってるより、もっと、ずーっと、色んなものを見てきたんだから」
    「…そうなの?」
    「うん」

    彼には何のことだか分からないのだろう。
    もう何年も前の話。此岸と彼岸の境界を超えてしまった罪か、罰か。私は花子くんと過ごし、別れたあの日から、記憶を持ったまま転生を繰り返している。
    まるで、昔に見た絵本のように。100万回なんて回数は繰り返していないはずだけれど。

    何度も転生したって、何度も探したって、花子くんには逢えなかった。結んだ縁も、とっくに切れていたのかもしれない。

    (私だけ記憶があって、どこにも居ない彼を必死に探して、馬鹿みたい。約束した"いつか"はどこに 2935