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    モロ

    waka_TOV

    MOURNING20250601サイドKOBEにて無配にしたノイチャSS

    神戸でのイベント!→しかも中華街が近い会場!→チャイナっぽい服着たお兄さんの絵を散々擦ったからこの機にまた新しいチャイナネタを書きたかったけど上手く引き出しが働かず!→最終的に思い浮かんだのはチャイニーズノットの麻生地のトップス着たお兄さん達だった(なんで?)

    まあ軽く読んでもろてね

    お手にとっていただきありがとうございました!🙏
    ※このふたりは色違いの麻生地のトップスを着ています※

    「ふぅん…」
    「あのー…、なにしてんだ……?」

    ノイマンはベッドに押し倒したチャンドラの身体の上に乗り上げる形になった。
    そして自分と色違いの麻生地のトップスのチャイニーズノットに指をかけると、ひとつふたつとボタンを外す。
    普段着用している軍服とは素材も質感も異なる薄くて涼し気な麻生地の下には、チャンドラがいつも肌着として着用している黒いインナーシャツが覗いていて。
    ノイマンはもう二つほどボタンを外して、片方の手では薄い布地の感触を楽しみながらチャンドラの肩を抑えて、もう片方の手で開いた襟ぐりから指を突っ込んでインナーを少しだけ下げる。

    「いや、いつもより防御力低くていいなと」
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    アンドリュー(鶏)

    DONEⅢ本編5年くらい前の赤毛軍師兄弟の話。
    シーザーから見た兄の話と、アルベルトから見た弟の話の2本立て。
    実在する某超有名推理小説が作中に出てきますが、ゲーム本編にもロミジュリとかが脚本として出てくるのでいいかなと思ってやりました。細かいことは気にしないスタンスで見ていただけると嬉しいです。
    いつか来る瞬間のためにⅠ.いつか来る瞬間のために 目の前の本を開くと黴臭い埃の匂いがした。鼻の奥と喉がむずがゆくなって、ごほごほとむせ返る。舞い上がった埃が窓から射し込む午後の陽光に白く照らされていた。

     シーザー・シルバーバーグは生まれ育った家の自室でひとり机に向かっていた。目の前には先ほど開いた一冊の本と、広げられた一枚の紙。開いたままのインク瓶の隣には、なかなか書くべきことが思いつかずに投げ出されたペンが転がっている。開いた本から舞い上がった埃に出鼻をくじかれたシーザーだったが、めげずに開いた本を文字を追い始める。ある国の興亡が記された何十年も前の歴史書はところどころページが黄ばんでいて、書かれている言葉遣いもそれはそれは古めかしいものだ。普段の彼なら望んで手にしないようなその本は、彼の家庭教師が手渡してきたものだった。指で一行ずつ、ところどころ掠れた文字を辿る。が、開いたページの次もめくらないうちに十二歳の少年は椅子の背に勢いよくもたれかかった。
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