ユーリ
buntan101
TRAINING猫の日のスマユリ。うちのスマユリはお試しでお付き合い始めた上に消えそうなスマをユーリが拾った前提があります。
ふわっとお読み取り下さい。
猫の日「コンニチハ」
時刻は昼過ぎ。リビングの天井まである大きな窓から太陽の光がさんさんと射し込んできている。やや眩しくはあるが、日の光の暖かさは嫌いではない。ソファに腰掛け、アッシュに用意させた紅茶をひとり傾けていた時のこと。
音もなくリビングに侵入してきていたらしいそれの、わざとらしい挨拶に私は思わず肩を震わせてしまう。
「……スマイル。突然声を掛けるなと何度」
言えば分かるのか。私は不機嫌さを隠さず振り向き奴を見上げ……そして言葉を失った。
「にゃーん」
私が振り向いたタイミングに合わせ、にっこりと満面の笑みを浮かべたスマイル……の頭頂部には、いわゆる猫耳が生えていた。黒くつやつやとした毛並みのそれは、一見すると本物のようにも見える。身につけているものも、モックネックの黒いセーターに黒いスラックスと珍しく全身黒ずくめだ。
3392時刻は昼過ぎ。リビングの天井まである大きな窓から太陽の光がさんさんと射し込んできている。やや眩しくはあるが、日の光の暖かさは嫌いではない。ソファに腰掛け、アッシュに用意させた紅茶をひとり傾けていた時のこと。
音もなくリビングに侵入してきていたらしいそれの、わざとらしい挨拶に私は思わず肩を震わせてしまう。
「……スマイル。突然声を掛けるなと何度」
言えば分かるのか。私は不機嫌さを隠さず振り向き奴を見上げ……そして言葉を失った。
「にゃーん」
私が振り向いたタイミングに合わせ、にっこりと満面の笑みを浮かべたスマイル……の頭頂部には、いわゆる猫耳が生えていた。黒くつやつやとした毛並みのそれは、一見すると本物のようにも見える。身につけているものも、モックネックの黒いセーターに黒いスラックスと珍しく全身黒ずくめだ。
yako_rawham
DOODLE粘菌…ねんきん…nenkin……主人公の名前は公式PVからお借りしたユーリさん
勢いで描いたからちょっと説明足りなくて分かり辛いな…雰囲気でなんとか…
ミンくんがどういう気持ちだったのか考えてみた 9
buntan101
TRAININGスマユリ前提なんですけどラブ要素全然なくなっちゃいました。スマイルが喫煙者。アッシュくんは被害者。スマイルがユーリに怒られる話。
「ユーリが足りなくて死にそう」
聞き違えたかと思う程突拍子もない台詞と共に姿を現したのは、終日部屋に籠りきりだったスマイルだった。調理場の扉を開くと手近にあった丸椅子を引き寄せよろよろと倒れ込むように腰を降ろす。元より青白い化粧を施しているその顔面は、言葉の通り一層どんよりと陰を落としていた。翌日の食事の仕込みを終え、洗い物も粗方片付き一息ついていたアッシュは突然の訪問者に思い切り顔を顰める。
「煙草くさ…」
思えば朝食も昼食も手が付けられていなかった(曲作りが乗ってきた時のスマイルには良くあることだけれども)、恐らく何も食べず一日煙草だけで済ませたのだろう。彼の右手には吸い殻が山盛りになった灰皿、左手の指先には正に煙を燻らすそれ。スマイルははぁ……とわざとらしく溜息をついたかと思うと、調理台に伏せていた顔だけを上げる。不満げな表情を隠す事もせずにアッシュに視線を向けた。
2371聞き違えたかと思う程突拍子もない台詞と共に姿を現したのは、終日部屋に籠りきりだったスマイルだった。調理場の扉を開くと手近にあった丸椅子を引き寄せよろよろと倒れ込むように腰を降ろす。元より青白い化粧を施しているその顔面は、言葉の通り一層どんよりと陰を落としていた。翌日の食事の仕込みを終え、洗い物も粗方片付き一息ついていたアッシュは突然の訪問者に思い切り顔を顰める。
「煙草くさ…」
思えば朝食も昼食も手が付けられていなかった(曲作りが乗ってきた時のスマイルには良くあることだけれども)、恐らく何も食べず一日煙草だけで済ませたのだろう。彼の右手には吸い殻が山盛りになった灰皿、左手の指先には正に煙を燻らすそれ。スマイルははぁ……とわざとらしく溜息をついたかと思うと、調理台に伏せていた顔だけを上げる。不満げな表情を隠す事もせずにアッシュに視線を向けた。
yotsuyu
MEMO【陸の怪物】「近接」「俊敏」「連続攻撃」「直感」「恐怖心」「空腹」
Юлий Иванович Шувалов
ユーリ・イヴァノヴィチ・シュヴァロフ AGE:18
▼育ての親→「年齢不詳」のひとhttps://poipiku.com/2891556/5740813.html
襲撃うけ全壊したアーコロジーの生き残り。目の前で家族を喰われ本人も襲われたが、逃げのびた。
monochromupopu
DOODLE久しぶりに朝の落書き🐺🦇姫抱き🐺🦇
お姫様抱っこさせてやる的なユーリと姫抱きできて慌てつつも幸せなアッシュ
Happy Birthday🐺🦇ver.
※ユーリにウエディングドレス着せて描こうとしてたんだけどな…?
そこは来年の6月にでも👗
Satsuki
DOODLE◎アスクのレトユリレト。ちょっと暗い。ユーリス第一部ロスト世界線、翠風√から来ているレト先生との話。続きです。いつかまたきみに「あぁ……せん、せいか……」
「ッ……今は、静かに」
目を開き、弱々しく呻くユーリスに治癒魔法を注ぎ込む。ベレトの額から汗が流れ落ちて鼻筋を伝い、ぽたりと落ちた。眉を顰め、集中し続ける様子をぼんやりと眺め、ユーリスは弱々しく笑う。
『コニーと水を取って来るね』
『俺は他にも癒しの手が空いてねえか探してくる』
灰狼学級の面々は、自分自身のケガなど構わずにユーリスのことを考え、城の中に散って行った。バルタザールはベレトの耳元に、『伝えときたいことがあるなら、今のうちだぜ』と低く囁くと、横たわるユーリスの姿を振り切るように部屋を出て行った。コンスタンツェは魔力の使いすぎで黙りこくったまま、ハピに支えられて歩いて行く。自分の無力さが悔しかったのかもしれない。ベレトは浅い呼吸を繰り返すユーリスに癒しの魔法を注ぎ続ける。
5546「ッ……今は、静かに」
目を開き、弱々しく呻くユーリスに治癒魔法を注ぎ込む。ベレトの額から汗が流れ落ちて鼻筋を伝い、ぽたりと落ちた。眉を顰め、集中し続ける様子をぼんやりと眺め、ユーリスは弱々しく笑う。
『コニーと水を取って来るね』
『俺は他にも癒しの手が空いてねえか探してくる』
灰狼学級の面々は、自分自身のケガなど構わずにユーリスのことを考え、城の中に散って行った。バルタザールはベレトの耳元に、『伝えときたいことがあるなら、今のうちだぜ』と低く囁くと、横たわるユーリスの姿を振り切るように部屋を出て行った。コンスタンツェは魔力の使いすぎで黙りこくったまま、ハピに支えられて歩いて行く。自分の無力さが悔しかったのかもしれない。ベレトは浅い呼吸を繰り返すユーリスに癒しの魔法を注ぎ続ける。