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    ラウト

    torimune2_9_

    PROGRESSタイトルそのまま
    設定として大戦までのところで離婚済、ホとは身体の関係があるし思いも通じあってるけど言葉にしてない。この設定のまま最後まで行けるかは不明!!!!!中盤炎を精神的に虐めるのちょっと楽しいなと思いつつ、前を向いてもらうところまで書けました。
    監禁ネタ炎視点ぴ、ぴ、と規則正しい電子音が耳に届き、ぬるま湯に漂っていた意識が浮上する。聞こえているそれが心電図の音だと気づいたのはしばらくした後で、意識を失う直前自分がどこで何をしていたのかを思い出したのはさらに後だった。
    (……いき、のこったのか)
    今がいつで、意識を失ってからどれほどの時間が経ったのか。戦場に蔓延っていた悪意の渦が霧散したことは覚えている。ろくに動かない身体でも、家族だけは守らねばとその瞬間までは意識を保たせていた。
    (消毒液の匂いがする……病院、か?)
    文字通り全身を包帯が覆っているのだろう。目を開けようにも、包帯が引っ掛かり瞼を持ち上げることができない。それすらも叶わないほどに力が入らない。意識は確かにあるのに、まるで身体と繋がっていないような錯覚を起こす。片腕を奪われ脇腹を抉られ、全身に火傷を覆っているにも関わらず痛みのひとつも感じないということは、余程強力な鎮痛剤が使われているのか。指先を動かすことすらままならない状況に、恐らく運び込まれた時点の己は死の淵に瀕していたのだろうと容易に想像がついた。
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    ssschelppp

    PAST以前開催されていた新彰ワンドロワンライさんに初めて参加させてもらったときの新彰(2022.10.09)
    以降ワンライに参加させてもらうとき全部同じふたりって設定で書いているからこれだけ浮いてしまったのと、あとエピソードの一部がちょっと人によっては悲しいことを想起させてしまうなって思って、でも自分では好きな感じに書けたなって話ではあったので、ここに置いておきます
    過去logワンライ「落ちる」「舌」(新彰) 今日は朝からなんか調子が出なかった。夜にはイベント、ってほどじゃねえけど知り合いの依頼で久しぶりにソロで歌う予定があるから、気合い入れないといけねえってのに。
     何が上手くいかないかっつーと、妙に物を落とす。落としたものを拾おうとしてまた落とすなんてことも続く。授業中消しゴムを落として、拾ったらまたすぐ手に当たって吹っ飛ぶ。自動販売機に小銭を入れようとして落として、続けてお釣りを戻そうとした財布のほうを落とす。昇降口で靴履くときにタオルを落として、隣のクラスのヤツがわざわざ追いかけてきてくれもした。スマホは落ちた場所がちょうどジャージの上で助かった。いつもはこんなことめったにねえのにな。

     情けねえけど連日の練習とバイトで疲れが溜まっているのかもしれない。朝から手元がおぼつかねえ。だが気分が悪いかって言うとそんなこともねえ、浮ついてるってのが近いかもな。
    1959

    ssschelppp

    DOODLE新彰ワンドロワンライさんがお題「休日」だった時に思いついて書いてたけど没にしたやつ
    タグをつけさせてもらうとき、自分の中で勝手に「わかりやすく」「ハッピー」の縛りをつけているんだけど、これはなんか新が途中静かになっちゃうし、意味不明なこと言うし、
    そもそも状況説明が冗長だな、と思っていったん書くのを止めたから、推敲がクソ甘い
    あとこれも全然休んでない。
    休日B ぶんぶん手を振りながら近づいてきた男がデカい声でこっちに向かって「日曜日なのにすみませんー!」って言ったのに対して隣の遠野が「今日が日曜日なのは君のせいじゃないよ」と返した。それがどういう意味なのか咄嗟にわからなくて顔を見たら、なんか……外向けのうさんくさい笑顔だった。冗談のつもりなのか、もしかして嫌味なのか。知り合いだって聞いていたが、別に仲良くはないみてえだ。
     相手は特に気に留めてないのか、担いでいたデカいバッグを地面に下ろしながら挨拶もそこそこに今日の段取りについてべらべらと話し始めた。それを話半分に聞き流しながらオレらは連れ立って、地下のライブハウスに入る。と言っても今日はステージに立つわけでも裏方やるわけでもなくて、オレは初対面で遠野よりは年上に見える彼は自主製作映画を撮っているらしく、急遽、今からでも内部を撮影に使わせてもらえるハコがないかって遠野に連絡してきた。それが今朝の、八時すぎくらいの話だ。昨晩から遠野の家に泊まっていたオレはその時点でこいつが少し嫌そうな顔をしていたのを傍で見ていた。なら断ればいいだろって思ったんだが、どうやらそうもいかない関係の相手らしい。
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