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    ロカ

    shinokoko

    PROGRESSかの有名な元フリーホラーゲーム ibパロ二初の続き 其の二 です
    かけたところから追加しております!
    でも終わってないです💦 すみません

     ⚠️注意⚠️
    “個性”無し世界(キャラの独自設定あり)
    年齢操作あり
    諸事情により、後々作中に既存キャラの名前(勝手に命名)が出てきます
    パロに合わせるための原作ゲームの内容・キャラ設定改変

    諸々、なんでも許せる方向けです!
    Aの肖像 第一章(続き2) ふたりは当て所なく続く廊下を歩いていく。
     どこともしれない不可思議な場所ではあるが美術館であることだけは確かである。飾られた絵画や彫刻が動き、こちらをじっと眺めたりと不穏な動きをする以外は。
     薄暗い照明と最小限の装飾。人間は駆藤と与一だけだけのはずが、うるさいくらいに人の気配がする。
     美術館とは基本的に飾られた美術品に視線を向けるために通路や装飾に気を遣っている。人がいても気にならないことよう工夫されていることの多い印象であるが、この場所は人がふたり以外存在しないにも関わらず落ち着かない騒がしさだった。
     そんな中をふたりは周囲を警戒しながら並んで歩く。
     ドアを潜ってたどり着いたさきは、エントランスのようになっており、壁にそれぞれ男女の絵が飾ってあった。その絵の前には肘から先だけの手が、何かを求めるように指を開いた状態で床から突き出ていた。
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    tang_brmy

    PAST立衣都/吏衣都の、吏来さん目線のおはなし。CP未満の二人が飲みに行って恋について話す回。
    吏来さんは衣都ちゃんに「好きになりそう」と言ったりしても、実際には一線を引きそうだな〜というところからの妄想です。二人の恋愛観を大いに捏造していますのでご注意を。
    吏来さんは過去に大きな喪失を抱えていそうだけれど、その人と今の恋をする相手を比較することなくいつだって真剣に恋してる人であるといいな。
    earnestness「付き合って貰っちゃって悪いね」
    「いえ、こちらこそ。夕飯をどうしようか迷っていたので、誘って頂けて嬉しいです」
    「そう? 俺としては、衣都にそう言って貰えて嬉しいよ」
     笑い顔を浮かべた吏来が衣都の向かいの席に座った途端、スマートフォンから呼び出し音が鳴った。
    「……」
     鳴り続けるコールに、マナーモードにしておかなかったのは失敗だったと吏来が眉を寄せたのを、彼女は見逃さなかった。
    「どうぞ、出て下さい」
    「すぐ戻る。ごめん」
     吏来は一旦席を立つと店外に出て、ため息をひとつ。それから通話ボタンをタップして、相手に煩わしさを気取らせないよう手短かに会話を切り上げた。

     席に戻る前に、店内を興味深そうに見回す衣都の姿を遠目から観察する。
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