七夕
1110sakura
DONE七夕楓遙SSです🎋一年後に叶う願いを君へ今年も七夕の季節がやってきた。
小さな長方形に切られた画用紙の上にボールペンを置き、遙はううんと唸る。
昔から神様に願い事というものをあまりしてきたことがない。
大抵の願い事は自分で叶えてきたのだ、だけどと手に持ったままのボールペンは未だ文字を生み出すことを拒んでいた。
自分では叶えられない願い事がある。
いや、本当は自分でも叶えられるかもしれないが、思わず神頼みをしてしまいたくなるほど自分にとっては無謀な願いだ。
「はあ…」
思わず漏れたのは大きな溜息。
実を言うと自分には今、好きなやつがいる。
世間一般的には恋愛と呼ばれるであろうその感情に気が付いたのは一年ほど前のこと。
いつも怒ったような顔をして乱暴な言葉をかけるその男の何気なく見せた素の笑顔に心の中で何かが生まれたような、そんな感覚を覚えた。
1929小さな長方形に切られた画用紙の上にボールペンを置き、遙はううんと唸る。
昔から神様に願い事というものをあまりしてきたことがない。
大抵の願い事は自分で叶えてきたのだ、だけどと手に持ったままのボールペンは未だ文字を生み出すことを拒んでいた。
自分では叶えられない願い事がある。
いや、本当は自分でも叶えられるかもしれないが、思わず神頼みをしてしまいたくなるほど自分にとっては無謀な願いだ。
「はあ…」
思わず漏れたのは大きな溜息。
実を言うと自分には今、好きなやつがいる。
世間一般的には恋愛と呼ばれるであろうその感情に気が付いたのは一年ほど前のこと。
いつも怒ったような顔をして乱暴な言葉をかけるその男の何気なく見せた素の笑顔に心の中で何かが生まれたような、そんな感覚を覚えた。
カミオ🫠
DONE七夕なので、語り部🧡×⭐︎彦💜のお話です。💚←💜←←←🧡のヤンデレです。語り部=作者=い.と.う.ふ.み.やの設定です。※💚は出ません。
友情出演で🤍🩵💛がいます。神話のお話、お借りしてます🙏🏻→7/8 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22519141 支部に加筆修正版投稿済み 3679
MousoubousouK
DOODLE七夕の藤トワ去年書いた奴をうっかり消してしまったので再掲です。
お星様がそう言ってる夕方に差し掛かっても和らぐ事のない暑さとジメジメした湿気に顔を顰めながら出勤したトワは、エアコンの効いた涼しい空気を想像しながらルーストの扉を開けた瞬間に目に入った薄緑色に足を止めて目を瞬いた。
薄暗い店内で空調の風にさらさらと揺れている細長い葉をもつそれは笹か。
その側ではレイとジュンコ達がわいわいと賑やかにテーブルを囲んでいる。
「あ、トワ」
トワに気付いたレイが手招きをしてくるので寄っていくと、アラタが数枚の折り紙を差し出してくる。
「トワも手伝って」
「何、これ」
「何って笹飾り作ってるのよ」
ホナミが手を動かしながら言う言葉に首を傾げる。
「笹飾り」
「商店街で用意してたのが1本余ったからってくれたんだよ、折角だからルーストでも七夕祭りやろうと思って」
2628薄暗い店内で空調の風にさらさらと揺れている細長い葉をもつそれは笹か。
その側ではレイとジュンコ達がわいわいと賑やかにテーブルを囲んでいる。
「あ、トワ」
トワに気付いたレイが手招きをしてくるので寄っていくと、アラタが数枚の折り紙を差し出してくる。
「トワも手伝って」
「何、これ」
「何って笹飾り作ってるのよ」
ホナミが手を動かしながら言う言葉に首を傾げる。
「笹飾り」
「商店街で用意してたのが1本余ったからってくれたんだよ、折角だからルーストでも七夕祭りやろうと思って」
めいぷるうさぎ
DONE七夕2024です~Xった~の方では、横800px&文章を入れてUPしましたが、こちらでは文章なしの高画質(2000×2838px)でUPしたいと思います。
皆様の願いが叶いますように…🌟🎋
tr_imbtk
DONE七夕近衛兄妹幼少期空想SS「軒端に揺れるは誰が願い」画像作成:SS名刺メーカー sscard.monokakitools.net
色猫卓 DX動画「Mythical Bloodline」非公式派生創作
「著:矢野俊策/F.E.A.R.、KADOKAWA」が権利を有する『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作作品
御旅屋 司企
DONE付き合ってない世界線の大菅もどき短編 七夕編🎋欲張りな願い事「うわ、外もあっついな……」
むさ苦しい部室から1歩足を踏み出した途端、全身を包み込むような熱気。思わずそう言葉を零すと、肺の中まで熱された空気が入り込んでくる。その心地悪さから額にシワを寄せてみても、ただその上を汗が流れ落ちるだけ。
まだ7月に入ったばかりだというのに、何故既に夏真っ盛りのような気温なのかまるで理解ができない。地球が俺に優しくない。
「暑いのはわかったから、ほらさっさと出ろ。部室閉めれないだろ」
これからこの熱気の中を歩かなくてはならないと思うと、いっそ部室の中の方がマシなのではないか。そんな怠惰な思考から2歩目が出ない俺の背を、グイグイと遠慮なく押してくる硬い感触。この硬さ……さては肘で押してやがるな。
2584むさ苦しい部室から1歩足を踏み出した途端、全身を包み込むような熱気。思わずそう言葉を零すと、肺の中まで熱された空気が入り込んでくる。その心地悪さから額にシワを寄せてみても、ただその上を汗が流れ落ちるだけ。
まだ7月に入ったばかりだというのに、何故既に夏真っ盛りのような気温なのかまるで理解ができない。地球が俺に優しくない。
「暑いのはわかったから、ほらさっさと出ろ。部室閉めれないだろ」
これからこの熱気の中を歩かなくてはならないと思うと、いっそ部室の中の方がマシなのではないか。そんな怠惰な思考から2歩目が出ない俺の背を、グイグイと遠慮なく押してくる硬い感触。この硬さ……さては肘で押してやがるな。
somaoji3
DOODLEお父さんが三人いたっていいじゃない!ってところから。自分からは言うつもりなかったし、それなりの距離でこれからも続いてくのかなって思ってた二人がなんとなく急カーブ切ってく話。朝顔市と七夕と。酔っ払いの同僚くんが書きたかった。 6687
とーい
DONEGOLD大好きな映画で、ンピに再燃したきっかけだから唐突に盛り上がって久しぶりに映画軸でテゾル妄想してみた。せっかくなので七夕っぽいネタを……。
煌めく星の河を渡り望むものは(七夕の日テゾル)グラン・テゾーロに乗船するルートは、ふたつ。
世界一のカジノ船であり誰もが憧れる豪華客船でもあるグラン・テゾーロを、一生に一度の贅沢だと夢見て訪れる者たちを『捉える』ためのルート。グラン・テゾーロを宣伝するパンフレットにも大きく取り上げられている黄金の水路――それを通ることはすなわち、絶えることなく降り注ぐ金粉をその身に浴び、知らぬうちに黄金帝の奴隷予備軍となることを意味する。
故に、各国の富豪や王侯貴族、天龍人、海軍といった、純粋な『客』として迎えられる者たちは、後方の安全な港から乗船する。
かつて拳を交わし、紆余曲折を経て今は黄金帝の唯一としてグラン・テゾーロに招かれているルフィも、無論、テゾーロの能力を染み込ませた金粉をその身に浴びる必要などどこにもない。
2854世界一のカジノ船であり誰もが憧れる豪華客船でもあるグラン・テゾーロを、一生に一度の贅沢だと夢見て訪れる者たちを『捉える』ためのルート。グラン・テゾーロを宣伝するパンフレットにも大きく取り上げられている黄金の水路――それを通ることはすなわち、絶えることなく降り注ぐ金粉をその身に浴び、知らぬうちに黄金帝の奴隷予備軍となることを意味する。
故に、各国の富豪や王侯貴族、天龍人、海軍といった、純粋な『客』として迎えられる者たちは、後方の安全な港から乗船する。
かつて拳を交わし、紆余曲折を経て今は黄金帝の唯一としてグラン・テゾーロに招かれているルフィも、無論、テゾーロの能力を染み込ませた金粉をその身に浴びる必要などどこにもない。