京極
Enuuu
MEMO*京極耀司(スマアゲ)✖️武智エイタ(迷宮学園)注意
※ 京極耀司は武智エイタの叔父さん。(武智母の弟)
※ スマアゲに登場する女主人公がいる。
無題 何の連絡もなく京極の家を訪ねてきた武智に対し、彼は呆れながらも普段通りに居場所として提供してあげるつもりだった。だが武智は家へ入ろうとしなかった。彼が必死な表情で聞いて欲しいことがあるというので、京極はサンダルを履いたまま庭先へ出た。
しばらく黙っていた武智は深呼吸をすると、口を開いた。
「耀司さん、好きだ」
武智はみっともなく顔を赤くして言った。
京極は一瞬でも武智を愛おしいと思ったことを恥じ、自身が働く学園の生徒を相手にするように彼へ憐れみの視線を向ける。
「……ああ。ありがとうな」
「そうじゃない」
分かるだろうと睨まれ、京極は思わず足をすくませた。
「生真面目なエイタらしくないな。俺はあんたより一回り以上も年上だ。それに俺もあんたも男だ。障害が多い……ククッ、馬鹿げていると思わなかったのかい?」
1731しばらく黙っていた武智は深呼吸をすると、口を開いた。
「耀司さん、好きだ」
武智はみっともなく顔を赤くして言った。
京極は一瞬でも武智を愛おしいと思ったことを恥じ、自身が働く学園の生徒を相手にするように彼へ憐れみの視線を向ける。
「……ああ。ありがとうな」
「そうじゃない」
分かるだろうと睨まれ、京極は思わず足をすくませた。
「生真面目なエイタらしくないな。俺はあんたより一回り以上も年上だ。それに俺もあんたも男だ。障害が多い……ククッ、馬鹿げていると思わなかったのかい?」
Enuuu
MEMO*京極耀司(スマアゲ)✖️武智エイタ(迷宮学園)注意
※ 京極耀司は武智エイタの叔父さん。(武智母の弟)
※ スマアゲに登場する女主人公がいる。
無題 京極叔父さんと舌足らずに呼ばれた日を忘れられずにいる。交通事故で出来た大きな傷を長い前髪で隠し、両親以外には人見知りをしていた。母親にシャンとしなさいと背を叩かれ、
「武智エイタです。初めまして」
と京極を見上げる。
当時、高校生だった京極は彼を愛おしく思った。歳の離れた理想が高く執着心の強い姉に育てられるのは息が詰まるだろう。折を見て武智と遊んでやろうと人知れず心を踊らせた。
194「武智エイタです。初めまして」
と京極を見上げる。
当時、高校生だった京極は彼を愛おしく思った。歳の離れた理想が高く執着心の強い姉に育てられるのは息が詰まるだろう。折を見て武智と遊んでやろうと人知れず心を踊らせた。
Enuuu
MEMO*京極耀司(スマアゲ)✖️武智エイタ(迷宮学園)注意
※ 京極耀司は武智エイタの叔父さん。(武智母の弟)
※ スマアゲに登場する女主人公がいる。
納涼 茹だるような暑さのなか扇風機の前から動こうとしない武智を見て、京極は眉間にしわを寄せた。
「お前さんらしくないな。子供らしく外で遊んできたらどうだ」
「それこそ、らしくないだろう」
武智は京極の方へ顔を向け、ひたいを流れる汗を億劫そうに拭う。京極は涼を感じられるもの、倉庫にしまったままにしている風鈴でも出そうかと離れへ向かった。
ジンジンと蝉の鳴き声が縁側を越えて、家内に響いている。夏はまだまだ盛況な様子だ。
休学を言い渡された武智が、親戚である京極の家で過ごすようになって1ヵ月が経つ。来たばかりの頃は猫を被り、こう振る舞えば満足するのだろうとしていた武智はいない。その年頃にしては幼なげな意思表示をしては、京極が許すのを待っている。
976「お前さんらしくないな。子供らしく外で遊んできたらどうだ」
「それこそ、らしくないだろう」
武智は京極の方へ顔を向け、ひたいを流れる汗を億劫そうに拭う。京極は涼を感じられるもの、倉庫にしまったままにしている風鈴でも出そうかと離れへ向かった。
ジンジンと蝉の鳴き声が縁側を越えて、家内に響いている。夏はまだまだ盛況な様子だ。
休学を言い渡された武智が、親戚である京極の家で過ごすようになって1ヵ月が経つ。来たばかりの頃は猫を被り、こう振る舞えば満足するのだろうとしていた武智はいない。その年頃にしては幼なげな意思表示をしては、京極が許すのを待っている。
風原緋仔
DOODLE新刀剣男士の情報があがってきたので、京極くんが新刃のいまのうちに描かないとな!!と…日向くんと同じ正宗で、にっかりと関わりのある(だったよね?)京極家の刀だという情報は頭に入っているのに、いざ本刃の前で名前を呼ぼうとすると京極の京も正宗の正も出てこなくて、結局カンスト以降の半月〜一ヶ月の間も新刃くん呼びしてた……
京極くんか京極ちゃんか迷ってたけど、ちゃん呼びする子じゃないね、この子。 4
🚶♀️ark EX 🍎🐻
DOODLE京極と関口。何も考えて描いてないけど自分のイメージの中で中禅寺は本来灰色も好きなんだけど性分的にも黒じゃないといけないと思ってて、関口は何の衒いもなく灰色に行くから少し羨ましいというイメージを勝手に持っていますstl_chico
DOODLE(PaIRネタバレ)京極さんに対するクソデカ感情を熱くつらつら語っている歩くんと、話をスルーしてお酒をにこにこ飲んでるわびるさんと、派手に盛り上がるBGMをかけたくてそわそわしてるギィちゃん葵子🚬
PAST2020年頃、定期的に訪れる京極再熱n度目に書いてTwitterにアップした、十二研時代の郷中。たぶん郷嶋が風邪引いて弱ってるのを書きたかっただけ、それを秋彦にからかってほしかっただけ、なんですが思いがけずシリアスになって自分でも困惑さらにドツボ。その3年後に鵼マジで出るとはネ!これの前の投稿のほとんどすべてウチのかわいいねんどろバチくんの画像なんで、私こそが誰よりギャップで風邪引きそうです。 4
ktuongrms
DONE8月某日数年ぶりに本丸へ帰還しました江戸城宝物庫を開け進めるには絶妙に時間が足りずうちに京極正宗はおりません
石田の兄上鍛刀祭はうちの資材を派手に散らしたので一足先に終了(勝手に)
56億7千年後にでも来るつもりかな 兄上
そんな憤りから思わずカッとなって書き殴りました
全ての不敬と解釈違いに全力で土下座しながら奉納します
我が身こそその唯一で在れと本丸から眺める風景はすでに秋桜に揺れているというのに身体に纏わりつく空気はいつまでも独特のこもった湿り気を帯びてあつい。
「主、惜しかった。」
暑さと過ぎた集中でもう何度目なのか記録に記すのも怪しくなってきた頃、近侍の声が鍛冶場へ静かに広がった。
額に流れる汗を拭ってゆく手のひらには労りが込められ、片膝をついて覗き込んでくる眼がこれ以上の鍛刀は否と告げている。
肺に満ちていた緊張を解き放つように、深い息をひとつ吐いた。
握りしめていた札がゆっくりと己の手を離れていくのを見送る。
札が近侍の胸に納められるのを見届け、その両の手を借りた。
重なった手のひらがどちらからともなく強く握られる。
必ず顕現させると意気込んだ手前、情けなさと申し訳なさが相まり遣る瀬なさに鼻の奥がつんとした。
928「主、惜しかった。」
暑さと過ぎた集中でもう何度目なのか記録に記すのも怪しくなってきた頃、近侍の声が鍛冶場へ静かに広がった。
額に流れる汗を拭ってゆく手のひらには労りが込められ、片膝をついて覗き込んでくる眼がこれ以上の鍛刀は否と告げている。
肺に満ちていた緊張を解き放つように、深い息をひとつ吐いた。
握りしめていた札がゆっくりと己の手を離れていくのを見送る。
札が近侍の胸に納められるのを見届け、その両の手を借りた。
重なった手のひらがどちらからともなく強く握られる。
必ず顕現させると意気込んだ手前、情けなさと申し訳なさが相まり遣る瀬なさに鼻の奥がつんとした。
佳芙司(kafukafuji)
REHABILI園子さんは正真正銘のお嬢様なので本人も気付いてないような細かなところで育ちの良さが出ている。というのを早い段階で見抜いていた京極さんの話。元ネタ【https://twitter.com/msrnkn/status/1694614503923871965】
京園⑰*
思い当たるところはいくらでもあった。
元気で明るくて表情豊か。という、いつかの簡潔な第一印象を踏まえて、再会した時の彼女の立ち居振る舞いを見て気付いたのはまた別の印象だった。旅館の仲居達と交わしていた挨拶や立ち話の姿からして、慣れている、という雰囲気があった。給仕を受ける事に対して必要以上の緊張がない。此方の仕事を理解して弁えた態度で饗しを受ける、一人の客として振る舞う様子。行儀よくしようとしている風でも、慣れない旅先の土地で気を遣って張り詰めている風でもない。旅慣れているのかとも考えたが、最大の根拠になったのは、食堂で海鮮料理を食べた彼女の食後の後始末だった。
子供を含めた四人の席、否や食堂全体で見ても、彼女の使った皿は一目で分かるほど他のどれとも違っていた。大抵の場合、そのままになっているか避けられている事が多いかいしきの笹の葉で、魚の頭や鰭や骨を被ってあった。綺麗に食べ終わった状態にしてはあまりに整いすぎている。此処に座っていた彼女達が東京から泊まりに来た高校生の予約客だと分かった上で、長く仲居として勤めている年輩の女性が『今時の若い子なのに珍しいわね』と、下膳を手伝ってくれた際に呟いていたのを聞き逃す事は勿論出来なかった。
1487思い当たるところはいくらでもあった。
元気で明るくて表情豊か。という、いつかの簡潔な第一印象を踏まえて、再会した時の彼女の立ち居振る舞いを見て気付いたのはまた別の印象だった。旅館の仲居達と交わしていた挨拶や立ち話の姿からして、慣れている、という雰囲気があった。給仕を受ける事に対して必要以上の緊張がない。此方の仕事を理解して弁えた態度で饗しを受ける、一人の客として振る舞う様子。行儀よくしようとしている風でも、慣れない旅先の土地で気を遣って張り詰めている風でもない。旅慣れているのかとも考えたが、最大の根拠になったのは、食堂で海鮮料理を食べた彼女の食後の後始末だった。
子供を含めた四人の席、否や食堂全体で見ても、彼女の使った皿は一目で分かるほど他のどれとも違っていた。大抵の場合、そのままになっているか避けられている事が多いかいしきの笹の葉で、魚の頭や鰭や骨を被ってあった。綺麗に食べ終わった状態にしてはあまりに整いすぎている。此処に座っていた彼女達が東京から泊まりに来た高校生の予約客だと分かった上で、長く仲居として勤めている年輩の女性が『今時の若い子なのに珍しいわね』と、下膳を手伝ってくれた際に呟いていたのを聞き逃す事は勿論出来なかった。
tea
PROGRESS京極くん、舞台の上でバレエしてるとこ観たくてラフ描いてみたけどバレエではなくなった。技術ないのにポーズつけた絵描いちゃって、自分恥ずかし…ってならなければ、このまま掘り進めたいね!