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    会議

    TSKR_____

    MENUサンプルA5/200~300円予定(仮)
    東ソ06

    天使の奏斗は人間を救うことや会議に飽き飽きしていた。
    ある日天界を抜け出し地上におりると黒い毛玉とぶつかる。話を聞けば仕事をしない悪魔の主人のために、悪いことをしようとしている悪魔だった。
    おもしろそうな話に奏斗はその「悪いこと」を手伝いたいと申し出る。
    白いもこもこの天使と黒い悪魔とのドタコメディ!
    さあ、一緒悪いこと!
    悪いこと、って何?天使界は忙しい。訳じゃない。
    僕は風楽奏斗。どこから見ても天使だ。羽もあるし、輪っかもある。
    ないのはそうね、やる気だけ。
    僕がポケットから奇跡を出すのなんて容易いし、仔猫を拾って泣く少年に「神の御加護を」なんて言ったりしてた。まだスペシャルキュートなエンジェル時代。
    でも大人になって与えられる仕事も増えて、惰性で人間を見守って雲の角度やら奇跡の話をするのも正直飽き飽きしているのだ。
    「あ。いたいた。奏斗〜、さっき先輩に探されてたよ。行った方いいかも」
    同じ天使であり僕が一番可愛がっているセラフがこっそり教えてくれる。
    頭が良くて優しくてなんでも出来て、僕が信頼する友達。真面目に働かずに遊んだり出来るのはセラフのおかげでもある。
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    オールトの沈没船

    DONE文三木
    『それは、きっと。』

    先輩後輩以上、恋人未満。
    優しい文次郎と、満更でもない三木ヱ門のお話。

    rkrn43巻・予算会議〜の段を読んで見えた幻覚。
    それは、きっと。
    あと、少し。
    文三木『それは、きっと。』 それは、きっと。
     
     新学期を迎えた忍術学園における特大イベントのひとつである予算会議が始まる、数日前の事だった。
     かくかくしかじかで夏休みが消し飛んだ私たち四年生が、各々のやるべきことを終えて、ヒマを潰していた頃。夏の終わりとはいえ、茹るような暑さに汗を流す日々。
     夏休みを減らされた二年生から順に学園へと戻り始めて、しばらくの間静かだった長屋が賑やかな声に包まれていく、そんな時のこと。

     私はその瞬間、ぼうっとしていた。
     四年生の長屋の傍で、四年い組の綾部喜八郎が我武者羅に穴を掘りまくる音。同じく四年い組の平滝夜叉丸が喧しい舞を繰り広げる音。それから、そんなふたりを見守るかのように縁側へ腰かけた、四年は組の斎藤タカ丸さんが縁側で茶を啜る音。そんな音が幾多にも重なり合って耳へ届くものだから、何だか悔しいけれど、存外心地よくって。諸事情で睡眠時間を削っていた私の眠気を誘うには十分だったのだ。
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    あびじごく

    DONEなつさんへ献上品。なつさんの「あにげん」の呟きを書かせて頂きました😭
    なつさん、ありがとうございました🙇

    ①9号討伐第一部隊会議の鳴海とキコル
    ②鳴海と母
    ③四ノ宮ヒカリの懐妊と緒方(ほんのり緒方→ヒカリ描写あり)
    オキシトシンⅠ 兄と妹

    怪獣討伐において、作戦会議などはあってないようなものである。
    そもそも、怪獣の出現自体が予測できないのだから、長時間のブリーフィングのしようがない。大体の討伐は、時間との勝負でもある。即断即決で隊長がその場その場で柔軟に対応して討伐を繰り返すのが、人間に出来得る最善策であった。
    特に、隊長自身が前線で活躍する第一部隊に於いては、隊長の現着の早さに重きを置くため、移動のヘリや軍用車内での簡易なブリーフィングが主で、わざわざ会議室で資料を見ながらの作戦会議などどの小隊長も未経験である。
    その日、作戦会議として部隊全員が集められた会議室は、ある種、異様な空気に包まれていた。
    それもそうだろう。9号討伐は、前部隊長を殉職させる程の脅威であり、第一部隊こそがその悔恨を晴らすのが当然だという機運があった。その旗印となる、最後の弟子と実子を抱えるのだから我々こそが……という雰囲気が、重々しく、そして強い幹を成すように凝然とそこにあった。
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