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    俳優

    ゆるはら

    REHABILI今日のぶぜさに ※一口団子と俳優ネタある ※やまとかおちとかいみはない「豊前さん、わたしに可愛く愛してるよって言ってみてもらえませんか」
    一瞬だけ目を見開いて、彼はおう、と頷いた。
    「よくわっかんねーけど、いいぜ。『愛してる』」
    「だめ。もっと可愛く」
    「んあ?」
    「かわいく!すていじに立つみたいに!」
    急かすと、少し迷った後で、彼はにこおっと笑って篭手切くんみたいに言った。
    「『愛してますよっ、主!』…………これで、いいか?」
    「ありがとう大好き!」
    満足したわたしはそのまま頭を下げて立ち去ろうとして、動けないことに気づく。
    ――あれ?いつのまに壁際にいたんだろう?
    「んじゃ、今度は俺の言うこともきーてもらわねーとな。主?かわいーく、『愛してる』って言ってくれちゃ」
    思わずキョトンとした。
    「…………わたしでいいの?」
    「おう。あんたじゃなきゃ乗れねーからな」
    よくわからなかったけどわたしは精いっぱいぶりっこした。
    「『愛してるよっ』………これで、い、んん~~!!?」
    急にがばっと覆いかぶされて引きはがそうとする。
    「豊前さん重い!重いよ」
    「あんたが可愛いこと言うのが悪い。ほーと…………甘いけね」
    ――今舐めたのお団子じゃなくて私のほっぺだよ豊前さん 501

    MandM_raka

    REHABILI1年ぶり位に俳優パロのアサ。ハロウィンの話。街中のショーウィンドウや店内の装飾が浮かれたように派手になっていて、オレンジと紫を主体にした様々なロゴが目に飛び込んでくる。
     今日はハロウィンだ。僕には余り興味は無いけど、こういうイベントは恋人同士でいちゃつくかこつけになる点では興味があると言ってもいい。
     イベント自体には然程興味がなかったとしても、その先にある楽しみはみんな好きだろ?僕だって例に漏れずにそういう事。
     でもそれって恋人が居ないと全く意味がないって言うのも理解して欲しい。いや、僕は飛び切り最高な恋人が居るんだけど、あくまでも居ないというのはその恋人が国内に居ないって事だ。
     お互いに余り休みは合わないからこういったイベントで会えないのはいつもの事ではあるけど、何となく今日の僕は寂しさを感じていた。
     浮かれている街中の雰囲気に感化されてしまったのかもしれない。しかもその上、今日の僕は珍しく一日完全にオフ。
     寒くなってきたから余計に寂しくなっただけかもしれない。国外に仕事に行っている彼──サリエリとはもう一か月位会っていないのかな。
     どうやらロケが長引いているらしくて、本来なら帰ってきていた筈の予定はもう先週の事 4494

    nicola731

    MOURNINGドキドキ! 地獄の結婚生活!

    一次創作の書かない部分です。
    『大人気連載!「あの人は今【第十八回】」~消えた天才俳優~』
    https://note.com/nicola731/n/n35617ae3936d

    二人の前世的な
    『悼む色は赤「明くる朝には皆死体【後編】」』
    https://note.com/nicola731/n/n2be8702043d6
    願わくは、落雷か隕石がこの男の頭を撃ち抜き死に至らしめますように。私は毎日そう思っている。

     人間の皮を被ったクソが結婚指輪を買ってきた。嵌めたくなかったので彼奴が仕事へ行っている間に左手の薬指を包丁で四苦八苦しながらどうにか切り落とし、ついでに両手首を切った。血行の流れを良くするために熱い風呂を湧かして浸かる。これで死ねると思った。
     目が覚めたら生きていた。見慣れてしまった寝室の天井が見えた。点滴を繋がれていて、口に薬剤兼栄養剤を流し込むカテーテルを突っ込まれていて、傍らに男が座っていた。男は私を見下ろしている。慈愛に満ちた優しいばかりの眼差しを向けてくる。頭がぼんやりしていても私は彼を睨みつけるのを忘れない。
     男はいつものように私の激情をさらりと流す。
    「結婚指輪って、別に右手でも良いんじゃなかったかな。馬鹿だねお前。だからって其処までしなくても良かったのに。本当に馬鹿で愚かで可愛い」
     含み笑いが聞こえて、男の両手が無遠慮に私の顔を撫でた。輪郭を確かめ、カテーテルの調子を確かめて、口の中に指を突っ込んできた。体がきちんと動かないせいで抵抗出来ない。ぐにぐにと好き勝手に舌を弄 1993