Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    先生

    Si__Vales_Valeo

    DONEOVER THE SAME SKY最高でした運営様先生ありがとうございました。ポカぐだ♀ です。

    前にテさんがマスターを闇夜から立ち昇る太陽になぞらえる話を書いてたので、うれしかったです。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20228698

    オマエまだ脱稿してないだろって?それはそう!
    でもあと脱稿前の最終校閲だけだから!
    がんばる!
    ポカぐだ♀ / ほのぼの / OVER THE SAME SKY闇夜を裂く明るい髪のあとをゆく。

    いつもならば途切れることのない車列は見る影もなく、街は静まり返っていた。カランコロンと、二人分の足音が奏でる小気味良い音だけが響いていた。

    夜が一番深くなる時刻。マスターが言うには、この季節ではこの時間が一番過ごしやすいらしい。
    なるほどたしかに昼の焼け付くような暑さは影を潜め、肌を撫でる風も、湿り気はあるがマシなものだ。じっとりと纏わりつくような不快さはない。空からも足元からも炙り上げられ、立っているだけで汗をかく日中とは大違いであった。

    オレの国も夏は高温高湿であるため慣れてはいるが、好きかと問われれば否である。不快であることに変わりはない。
    空調が効いた部屋で冷たい麦酒でも飲みつつ、陽炎立つ窓の外の景色を眺めているほうがいいに決まっている。
    2867

    anri_maho

    PROGRESS7/13『長銃を置いて食事でも 星願2025』で発行予定の旦那様に溺愛される系ブラネロ♀です。
    ボスは北の将軍様。ネロ♀ちゃんは厨房令嬢です。
    友情出演は晶ちゃん(侍女)、クックロビン(執事)、カナリア(メイド)、双子先生(軍人)ファウスト先生(貴族)です。
    アンケートご協力いただけると嬉しいです!よろしくお願いします🙇‍♀️
    厨房令嬢と強面旦那様(仮) 鈴虫が夜の演奏会を開いている。そして、己の腹の虫も大演奏会を開いている。ベッドに寝ころんだ幼いネロは、グルーグレーのくまのぬいぐるみを抱き込み、小さな身体を丸めた。
    「おなか、すいた……」
     窓掃除ができなければご飯は抜き。洗濯物を落としたらご飯は抜き。野良猫に触ったらご飯は抜き。
     これまでは厨房のスタッフたちがこっそりまかない飯を振舞ってくれていたのだが、それもついに見つかり大多数の使用人がクビになった。
     そしてネロはついに丸一日、なにも口にしていない。眠れば空腹も気にならないと思ったのに、空腹すぎて眠れない。
    「……おなか、すいた」
     このまま死んじゃうのかな。ネロは泣きたくなるのをぐっと我慢した。もうこの子に頼るしかないと、手の中のくまを見つめる。
    13265