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    入れ替わり

    Psich_y

    PROGRESS2024/2/11カヴェアルwebオンリー「Perfect Asymmetry 2」展示。

    遺跡探索中メラと入れ替わりでやってきた学生時代カヴェを持ち帰り甘やかすゼンと、情緒(と性癖)を滅茶苦茶にされている二人のカヴェの心が猛スピードですれ違ったりぶつかったりする話です。
    (未完:進捗展示)

    ※過去カヴェ+現カヴェ×現アル
    ※“メラ←→過去カヴェ”のため、カヴェの隣にメラが不在(重要)
    Won't be spoiler K-1

     カーヴェがこれまで経験してきた人生には、“最悪”と名付けられる出来事が既にいくつもある。そういった事実を鑑みたとしても。今のカーヴェの目の前に広がる光景は、間違いなく新たな最悪として数え上げられそうなものだった。
    「メラックをなくした?!!?」
    「手元にない、というだけだ。約束は三日だった」
    「本当に帰ってくるんだな?」
     妙に秘密主義なところのあるこのかわいくない後輩――アルハイゼンの、錆びついた沈黙に潤滑油をしこたま流し込み、どうしても調査したい遺跡があるらしいということを聞き出したまでは、多分、良かった。だから、問題はその後にある。……いや、“前”というべきか。まあ、前か後かはこの最重要じゃない。重要なのは、問題はそこにはないということだけだから。
    20174

    torimune2_9_

    MOURNING原作世界の炎が並行世界の自分と入れ替わり、その世界のヴィラホと出会う話……だったんですが、プロットの湿度が思いのほか高く、納得できる終わりにできそうになかったので供養。
    本当はこの後炎にこの世界の自分たちが本当はヴィジランテじゃなくてヴィランだってことがバレたり、ナガン先輩が孤児院経営してたり、劣悪な環境にいる子供を助けるためにその親を殺してるヴィラホがいたり……と色々ある予定でした。
    知らない世界のよく知る貴方「エンデヴァーさん!」
    眩い光に包まれる中、最後に聞こえたのは自分の名を必死に叫ぶ恋人の声だった。



    一瞬の浮遊感の後、地に足のつく感覚に目を開ける。
    ぐわんぐわんと視界が揺れる。麻酔が抜けた頃のような倦怠感と頭の鈍痛に眉を顰めながら瞬きを繰り返し、ようやく焦点が定まったかと思えば、目に映ったのは見知らぬコンクリートの壁だった。
    「――ッ、は」
    個性事故かと反射的に臨戦態勢を取る。ホークス、と呟いた声に返事はなかった。直前までともに居たホークスがいないということは、巻き込まれたのはエンデヴァー一人と考えていいはずだ。
    (……ここはどこだ?俺は家にいたはず)
    改めて周囲を見渡せば、そこはビル群に囲まれた、日の差し込まない路地裏のようだった。
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