刀さに
夕月葵(または凌霄花)
未画完兼さに。年齢制限前提の話ですが、途中まで。
弊本丸設定を元に書き込んではいますが、もし設定やネタ被りなどありましたら教えてやってくださると有難いです(あるあるネタだとは思いますが)。
※でろ甘な兼さん注意。
解釈違い等ありましたらすみません。
2025.0627up
2025.0701修正
現在、再度修正中 8969
りん丸@創作と企画
涂鸦※顔有り創作男性(に近い無性)審神者 ※刀剣男士はいない自分の脳内に住まわす半分アバターで半分創作審神者 刀さにする予定はないですが日記みたいにポイピクで創作するかもです
※描いている人は男女恋愛夢創作と刀さに♀がとても苦手なのでご了承ください
pass:yes 3
turu_ko18
完毕宗さにで使う審神者ちゃんの資料やお互いの関係性、夏服等夢垢で掲載していたもののまとめです。たぶんこれを見れば大抵わかります(ホンマか?)後半謎のケモ化(あざらし)があります。 16透子(ツ)
涂鸦※なんでも許せる人向け※n番煎じ
神隠しにあった審神者の話(髭さに)※「神隠し」を求めて読むと拍子抜けすると思います
演練会場の隅に年季の入った東屋風の茶屋があり、そこは刀剣男士たちに指示を出した審神者が一試合終わるまで待機する場所にもなっていた。
緋もうせんの敷かれた長椅子に腰かけ、お茶を啜り花見団子を食べる。
巨大モニターを眺めながら話すことはやはり刀剣男士にまつわるものが多かった。
実装される新刀剣男士、次の極、走ったところで時間が足りなくなるイベントの愚痴、そして――審神者は少しだけ耳をそばだてた。
後ろの席の審神者たちが口々にとある出来事について話している。
「あの審神者、やっぱり神隠しに遭ったんだって」
はばかるような響きではあったもののその声は妙に弾んでいた。取り囲むようにして座っていた審神者たちが同調するように声をあげた。
6853演練会場の隅に年季の入った東屋風の茶屋があり、そこは刀剣男士たちに指示を出した審神者が一試合終わるまで待機する場所にもなっていた。
緋もうせんの敷かれた長椅子に腰かけ、お茶を啜り花見団子を食べる。
巨大モニターを眺めながら話すことはやはり刀剣男士にまつわるものが多かった。
実装される新刀剣男士、次の極、走ったところで時間が足りなくなるイベントの愚痴、そして――審神者は少しだけ耳をそばだてた。
後ろの席の審神者たちが口々にとある出来事について話している。
「あの審神者、やっぱり神隠しに遭ったんだって」
はばかるような響きではあったもののその声は妙に弾んでいた。取り囲むようにして座っていた審神者たちが同調するように声をあげた。
うきこ
完毕クリスチャン審神者くんが酔い潰れた長谷部を介抱する話です。・創作審神者(名前あり)ががっつり出ます
・宗教表現多め
さやけき歌が響く夜 どさり、と重い音がした。丁寧におろそうとしたのに、手元が狂ってしまった。長谷部は手足を投げ出したまま、畳の上に転がっている。
「ごめん!痛くなかった!?」
審神者──内村光一は、慌てて長谷部のそばに跪き、そっとその頭に触れる。痛くなかっただろうか。長谷部の顔を覗き込んで、不安げな表情を浮かべた。
長谷部は朦朧とした眼差しを向ける。
「……大丈夫、です」
はあ、と長谷部の口から熱のこもった吐息が漏れる。重たげに腕を動かすと、自分の額の上に置いた。
話は2時間くらい前に遡る。
その日、本丸ではささやかな宴席が設けられていた。
この本丸の主である光一は敬虔なカトリック信徒だ。日頃から静かな暮らしと慎ましい食卓を好み、「清貧」という言葉を体現するかのような青年だった。
4945「ごめん!痛くなかった!?」
審神者──内村光一は、慌てて長谷部のそばに跪き、そっとその頭に触れる。痛くなかっただろうか。長谷部の顔を覗き込んで、不安げな表情を浮かべた。
長谷部は朦朧とした眼差しを向ける。
「……大丈夫、です」
はあ、と長谷部の口から熱のこもった吐息が漏れる。重たげに腕を動かすと、自分の額の上に置いた。
話は2時間くらい前に遡る。
その日、本丸ではささやかな宴席が設けられていた。
この本丸の主である光一は敬虔なカトリック信徒だ。日頃から静かな暮らしと慎ましい食卓を好み、「清貧」という言葉を体現するかのような青年だった。
peperocka
进步刀さにのためワンクッション。南海先生で刀さに(未満かもしれないが)、書けるか!?と思いながら書き始めたけど、なんかいけるきがしてきた。
まだ続くけど一旦上げたくなったので。
完成したら支部に上げます。 1790
turu_ko18
完毕宗さに⚠️審神者顔あり⚠️肌色注意⚠️最中ではないですが事後の話なのでR15にします‼️15歳未満の閲覧を禁止します❌
当アカウントは無自覚煽りが大好きです
パスワード:15歳以上ですか?→yes/no 3
透子(ツ)
涂鸦※なんでも許せる人向け※n番煎じ
耳と尻尾の話(膝さに)普段であれば涼やかな瞳がいまは少しばかりの剣呑を含んで審神者を見ていた。
彼女の視線の先にあるもの――それは膝丸の頭痛の種でもあるのだが、今日が暦の上で二月二十二日だと知っていればこの事態も回避できたのかもしれない。
審神者の力で膝丸の頭部に耳が生えた。
それも猫の耳だ。
毛並みはなめらかで、名前のとおり薄緑色のけむる春の陽気をうつしとったような淡い色をしていた。
そんなところまで逸話のとおりにならなくても。
膝丸はそう思ったが彼女の目を楽しませているのならほんの少しだけいまのこの状況も慰められた。
頭部の異変に気付いたのは寝巻きから内番着へと着替えているときだった。
今日も兄者は自由な寝姿で膝丸の布団に両足を侵犯していた。無理に起こそうものなら次の瞬間なにが起きるか分からない。
3746彼女の視線の先にあるもの――それは膝丸の頭痛の種でもあるのだが、今日が暦の上で二月二十二日だと知っていればこの事態も回避できたのかもしれない。
審神者の力で膝丸の頭部に耳が生えた。
それも猫の耳だ。
毛並みはなめらかで、名前のとおり薄緑色のけむる春の陽気をうつしとったような淡い色をしていた。
そんなところまで逸話のとおりにならなくても。
膝丸はそう思ったが彼女の目を楽しませているのならほんの少しだけいまのこの状況も慰められた。
頭部の異変に気付いたのは寝巻きから内番着へと着替えているときだった。
今日も兄者は自由な寝姿で膝丸の布団に両足を侵犯していた。無理に起こそうものなら次の瞬間なにが起きるか分からない。
透子(ツ)
涂鸦※なんでも許せる人向け※n番煎じ
猫耳の話(髭さに)「これ」と渡された獣の耳を認める前に主はそれを髭切の頭に装着した。
かすかな圧迫感と重みが頭にかかり、しかし挿した張本人である主は満足したのか髭切のちょうど真上を見ながらしきりにうなずいている。
仕事中の乱心なら部下として注進も否めないがいまは彼女の私室でくつろいでいるときだった。
これは恋人同士のやり取りとして素直に受け入れたほうがいいのだろう。
「猫の耳かい?」
「うん。万屋で売ってた」
額の横に指を持っていき逆さにして三角を作っている。どうやらそれで猫の耳を模しているつもりらしい。
「本当はね刀猫男士のアクスタも売っていてね。でも何体買えばいいのか分からなくなっちゃって」
妥協して猫の耳を買って来たと話は続いた。
902かすかな圧迫感と重みが頭にかかり、しかし挿した張本人である主は満足したのか髭切のちょうど真上を見ながらしきりにうなずいている。
仕事中の乱心なら部下として注進も否めないがいまは彼女の私室でくつろいでいるときだった。
これは恋人同士のやり取りとして素直に受け入れたほうがいいのだろう。
「猫の耳かい?」
「うん。万屋で売ってた」
額の横に指を持っていき逆さにして三角を作っている。どうやらそれで猫の耳を模しているつもりらしい。
「本当はね刀猫男士のアクスタも売っていてね。でも何体買えばいいのか分からなくなっちゃって」
妥協して猫の耳を買って来たと話は続いた。
夕焼(ゆうや)
完毕第二一回【穀雨】『移ろう熱を分かつ』
雲さに
※捏造あり
参加させていただきます
ありがとうございます
#刀さにお題_四季折々
#刀さにお題_四季折々_穀雨
移ろう熱を分かつ「そんな、謝らないでください、大丈夫ですから」
手入れ部屋の中から審神者の慌てたような、困ったような声が廊下まで聞こえた。
五月雨江はその手入れ部屋の前で足を止めた。先程まで出陣していた部隊の誰かが中にいると思ったからだ。自分は手入れの必要は無く済んだが、数振りが待機していた刀に支えられて手入れ部屋へ入っていったところまでは見ていた。その中に主を困らせるような刀はいただろうか、といささか気になった。
「失礼します。頭、どうかなさいましたか」
部屋の外まで聞こえた声からそのまま困った様子の審神者と、その前には畳に額をめり込ませる勢いで、見慣れた桃色の頭が下げられている。
「雲さん?」
「ほっ、ほら! 五月雨さんが来ましたよ、だから頭を上げてください、ね?」
7409手入れ部屋の中から審神者の慌てたような、困ったような声が廊下まで聞こえた。
五月雨江はその手入れ部屋の前で足を止めた。先程まで出陣していた部隊の誰かが中にいると思ったからだ。自分は手入れの必要は無く済んだが、数振りが待機していた刀に支えられて手入れ部屋へ入っていったところまでは見ていた。その中に主を困らせるような刀はいただろうか、といささか気になった。
「失礼します。頭、どうかなさいましたか」
部屋の外まで聞こえた声からそのまま困った様子の審神者と、その前には畳に額をめり込ませる勢いで、見慣れた桃色の頭が下げられている。
「雲さん?」
「ほっ、ほら! 五月雨さんが来ましたよ、だから頭を上げてください、ね?」