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    友愛

    肝缶ω

    DONEテーマは「ロナ戦に半田は出ないのか」です。

    友愛かもしれないし、片想いかもしれないし、付き合ってるかもしれないし、そうでないかもしれない。

    諸々捏造。

    23.12.27 一部修正しました。
    かくしごと ある夜のことだ。
     ソファに仰向けになって足を組み、ロナ戦の新刊を読んでいたドラ公が「ん?」と声を上げた。おそらく独り言ではないであろう声の大きさに、意識が通販サイトからそちらに移る。
    「ねぇロナルド君、この超大型スラミドロで下水道がいっぱいになっちゃった時って、半田君もいたよね?」
     パソコンの画面からドラ公の方に視線を移せば、ドラ公が起き上がる。
    「だからなんだってんだよ」

     ドラ公の言う通り、ロナ戦の新刊のエピソードのそのシーンでは、現実には確かに半田がその場にいた。ギルド組とは別に、吸対として動いていたところを途中合流したのだ。
     大量のスラミドロが一体どこから湧いて出てきているのか。ロナ戦のストーリー上では、俺が排水溝からはみ出ていたスラミドロからヒントを得て、下水道に潜った流れになっているが、実際には、俺がそれに気付くのとほぼ同時に「下水道内から巨大な下等吸血鬼の気配がする」と半田が気付いた。それが確信になり、下水道に潜ったのだ。
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    ラピスカッター

    DOODLEダフカネ
    6️⃣が1️⃣構い出した頃に、3️⃣がモブの話ばかりして、拗ねてしまう5️⃣話

    文章慣れてないので読みづらいかもしれません🙏

    カプというより、ヒカリ3人の友愛が強いが故の嫉妬感が強い。普段は3️⃣が感情出しがちな分、まだ落ち着からけど、1人になると人一倍拗ねやすくなりそうな気がする。
    君が寂しがるから1人が寂しいとかそういうのじゃない。
    キスしたいとか、その先もしたいとかそういう恋のような気持ちじゃない。
    ただ、ひとりにしないで欲しい。


    人より少し鈍臭くて、臆病でその癖少しでも強く出てもいいとわかると調子に乗ってあとで痛い目を見る。
    そんなカネダを僕は14年間ずっと一緒にいる。
    もう1人の幼馴染が兄のように引っ張ってくれる存在だとすれば、カネダはそれとは逆に鈍臭さゆえに目を離せない、一緒にいてあげないとなと思う弟のような幼馴染だった。

    生まれた時からずっと一緒で、お互いこの2人のことを何でも知っていてそれでいて自分たちの関係に他の子達が入ってくることも、負けることはないと思っている。

    だから、こんなことで拗ねることなんて今までなかった。タミヤくんがニコに構いだし、自分以上に嫉妬しているカネダを見てどこか気持ちは落ち着いていた。
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    ニッカ

    DONEiski 潔カイ 
    お前たちすれ違ってくれ〜!と思いを込め過ぎた。nsが凄いいい奴です。kisとnsは本作では友愛の域。保管用で掲載します。
    君の言葉を聞かせておくれ「そろそろ結婚について考えているんだがどう思う?世一」
    「は?お前結婚すんの?マジ?誰と?」
    「は?」

    怒涛の如く過ぎたリーグ戦が終わり、外には粉雪がちらつく。シーズンオフとなり甘い余暇を過ごしていた最中、その事件は起きた。柔らかい雰囲気で包まれていたピロートークに突然ヒビが入った。
    ブルーロックプロジェクトが完遂され、彼――潔世一がドイツの名門クラブに所属することになり、クラブのエースストライカーであり、世一の唯一無二の好敵手――彼には他にも糸師凛だったり凪誠士郎だったりまァ沢山いるのだが――とも言えるカイザーとかれこれ約5年ほど切磋琢磨し技術を高め合ってきた。
    そして世一とカイザーはブルーロックプロジェクト直後から同棲を始めた間柄でもある。つまりは『恋人』と言うことで、つい先ほどまで互いの熱を分け合い身体を重ねていたというのに一体全体どう言うことなのだろうか。いや、自分達以外にここに『結婚する』該当者がいるとでも思ってるのか?カイザーは世一の言葉を脳内で一周させグルグルと考えを巡らせた後、もしかしたら――まるで友達の結婚報告を聞いたような表情をしているが――そういう焦らしなのかも知れない、と結論し、口を開く。が、一歩早いのが彼、潔世一だった。
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    sbjk_d1sk

    DOODLE食事の所作とか綺麗なんだろうけどそれはそれとしてその骨格からしてでかい口をがっぱりと開けてほしいだけの話。119番より先に緊急蘇生を→ピニャータの順番で続いていますが、ピニャータだけでも問題なく読めると思います。ピニャータでこの鯉博の友愛拗らせ具合を説明しています。単体で読みづらく書いてしまい申し訳ございません。
    手塩にかける「リー、買ってきたよ!」
    「はい、よくできました」
     龍門の街、賑わう真昼間。これだけ明るく大通りに面していればマフィアだのヤクザだののトラブルに巻き込まれる確率は限りなく低い――無い、とは決して言いきれなかった――と思われる。ちらりと周りのテラス席に座る他の人間を観察してみるが、地元客がほとんど、友人関係六割、家族連れ三割、恋人関係一割といったところだろう。視線を目の前の人、ロドスのドクターと呼ばれる、しかし今は探偵事務所の子どもたちと変わりない無邪気さで笑う人に戻す。お気に入りの白地に橙色がアクセントの大きなパーカー、黒いスラックス、華奢な下肢のラインを際立たせる黒光りした無骨なブーツはアンバランスに見えるのに、ご機嫌な鼻歌を奏でるたびに踵を鳴らす姿が可愛らしい。
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    sbjk_d1sk

    CAN’T MAKE友愛の期間を煮詰めすぎている鯉博、ネタ消化話。タイトルに意味はないです。
    ピニャータ 弊ロドスのドクターはドクターの時は中性的な口調、プライベートの時はやや女性よりの口調になります。以前のふせったーに投げた無駄に長い話の続きみたいなものですが、読まなくても問題ないと思います、多分。




     黒はすべての色を混ぜた色なのだという。なにものにもなれない色が本来は何色でもあり、かつてなんだったかはもう誰にもわからない、というのは面白くもあり、自分のようだとドクターは親近感のようなものを感じている。ドクターであることを望んで、少なくともロドスが掲げるなにもかもが終わるまではドクター以外にはなれないだろう。かつての自分もドクターであったのは確かだが、それ以外のかつてはなにも知らない。透明なドクターは、黒く塗りつぶされた過去への扉を抱いている。しかし悪い気分ではない。どうやら散々で、あまり良いとは言えなかった人格を持っていたらしい過去と決別できるというのは、新たな人生を歩むことができるということだ。後ろ髪を引かれる思いがないかと問われればもちろん嘘になるが、その罪の意識にどっぷり囚われる必要はないのだと、あなたはあなたなのだと言ってくれた彼がいる。故に、彼と過ごす日々のうちはドクターではない人間であることを、鏡に映るひとりを許してあげようと思った。
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