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    巨人

    よあけな

    TRAINING2023/8/6 谷ブチョ(受)の話を書こうと思ったらKに憧れる谷ブチョの話になりました。性描写無し。也(人先生)←谷、後半に「神」と某巨人の話。
    秀才 たくましい大胸筋、その真ん中あたりをめがけて人差し指を奴につきつけた。鉄筋のように硬いだろうと思っていた筋肉の層は意外にも柔らかかった。黒須一也の第一印象は何故かそれになってしまった。

     スーパードクターK・西城KAZUYA、その『写し』。
     親父から、高品院長から話を聞く度に「そんなことはあり得ない」と思いつつ、まるで特撮ヒーローのようだと心を躍らせている自分が居た。現在「K」を襲名している神代一人──彼は「表」には滅多に出てこないが、西城KAZUYAと同じく、この業界では名の知れた人物であった。
     地頭が良いのねぇ章さん。医大に入った際ご近所の婦人にそう言われた。冗談じゃ無い、オレ達「普通」の人間がどれだけ苦労して医学の道を歩もうとしているか、天才ではない、秀才の頭だ、凡才の頭だ、ひたすら努力を重ねなければ天才には遠く及ばない、それをわかっちゃいない、地頭がいい、なんて言葉だけで片付けようとするんじゃない。飛び出てしまいそうな言葉をグッと飲み込んだのを思い出した。
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