雫　犬飼は大量の荷物を抱えながら、プレハブをでてくるときに傘を持ってこなかったことを後悔し、肩を落としていた。今日の降水確率は低かったはずだが、予報ははずれたようだ。行きは薄く雲がかかっているくらいだったが、スーパーで色々と備品を買い込んでいるうちに本格的に降ってきていたらしい。
　もう少しよわくなるまで待つか、三人のだれかに傘を持ってきてもらうよう連絡するか考えてみたが、前者はいつになるかわからないし、後者は外出許可の問題もあるがそれ以前にこんなことで来てもらうのも申し訳ないので、どちらも選択肢として除外することにした。
　小雨ならまだよかったものの、この雨の中を歩いて帰るには恐らく下着までびちょびちょになることを覚悟しなければならない。さらに荷物のことも考えるとかなり憂鬱ではあったが、犬飼には溜まっている仕事が山のように待っている。

《心病難伊》 04再一次核對手機上私訊所給的地址確認無誤，伊得站在一處高檔公寓的密碼門前嘆了口氣。

那天發出了「需要談談」的訊息後，Ki_tsune很快便傳來了回覆，對方也沒有避事，直接就是開門見山地跟伊得表示了想要邀請他合作的意願，至於當天的照片……他傳來了當時的錄影。

影片中充斥住羞人的水聲跟肉體激烈碰撞的啪啪聲響，伊得毫無防備地打開影片時人還在公車站，幸好他反應夠快，不出三秒就把影片給關靜音了，旁邊一同侯車的老大爺掏了掏耳朵，然後給伊得說教了一番。

大概就是年輕人再怎麼急色也不要在大街上看這種有傷風化的影片芸芸。

正好公車靠站，伊得慌張地朝大爺點點頭便蹬蹬蹬地跑上了車，直至在車尾的排座上坐好、抱住背包把頭像鴕鳥一般埋進去後才緩緩地吁出那口從打開影片看到第一幕後便憋著的空氣。

「ユーちゃんの家ってどんな感じなの？」

「なんだ、いきなり」

「ユーちゃんって、いつも長期休みの時は家帰ってるけどあんまり家族エピソード聞いてないなーって。あと単純にユーちゃんが家でどんなふうに過ごしてるか気になる」

「……、ぼーっとしてたら、いつの間にか休みが終わっている」

「わあ、結構そういう、ダラダラな感じ？親近感湧いちゃう」

「おまえじゃあるまいし」
「ひどい！」

「ワタシも家族も普段から過度に干渉するタイプではないってだけだ。
それに、ここでの出来事のほうが毎度印象強すぎて、相対的に家の記憶が薄……、？なんだ｣

「いーやあ？へえ～～ってなっただけ。
それならさ、今度の休み、最初の1日はどっか遊びに行こうよ。