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    水曜日

    namidabara

    PROGRESS6/6 進捗
    20日目/ 6/3の続き!尾の告白に対する月の返答。結局たたなかったと似たような流れになってしまいましたが、こっちの方が先です。結局~はパクリなので…(誤解を招く発言)
    追加パート書き始めてしまった……。水曜日までに終わらせたい!
    尾月原稿「……お前、営業なのにプレゼン下手くそだな」
    あまりにも拙く、しどろもどろなそれらの言葉が耳から潜り込み、食道を伝って落ちて、そうして腹の奥底にすとりすとりと降り積もっていくような感覚がした。いつもの無数の膜を重ねた言葉ではない、剥き出しの言葉の漣。それらはどこか、幼い子供が一生懸命に紡ぐその響きに似ていた。
    「……自分に価値があって、売り込むことになるなんて想定してなかったので。完全な資料不足ですな」」
    「営業成績一位取ったこともある奴が、聞いて呆れるな」
    「アンタも同じようなもんでしょう」
    自分に、誰かに乞われるような価値があるかと問われれば、多分月島も同じように否と答えるだろう。その上で長所を上げて売り込めなんて言われたら途方に暮れるだろう。欠陥部分は慣れたように指摘し並べ立てられるが、逆をするのは酷く難しい。何よりも、自分にそれだけの価値があると声高々に宣言しているようで恥ずかしくて堪らないのだ。
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    かほる(輝海)

    DONEシティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作以上の関係

    ワードパレット
    13.水星
    目線/薬/水曜日
    今日、水曜日はドラッグストアの特売日。あたしはチラシの隅々にまで目線を走らせ、買うものをピックアップしていった。消毒薬、ガーゼ、包帯、綿球、絆創膏……。あってもあっても、足りやしない。だから、安いときにまとめて買いだめをしなきゃ。使用期限なんて気にしない。だって、ほとんど使い切っちゃうもの。
     目星をつけたものをメモして、チラシを畳もうとしたら、ある商品にあたしの目が釘付けとなった。
    「ロー、ション……? 潤いを、補う……?」
     使ったことが、ないわけじゃない。獠がどこかから仕入れてきて、お風呂場で使ったの。……後の掃除がとっても大変だったから、使用禁止にしたけれどね。
     確かにあれはぬるぬるしているけれど、潤いとは少し違う気がする。獠の使い方は、正しい使い方とは違うのかしら……?
    「おまぁにはいらねぇだろ? いっつもシーツがお漏らししたみたいに……ぐへぁ!」
     いきなり背後霊のように現れた同居人を、あたしは黙ってハンマーで叩き潰した。結局その後も、ローションの正しい使い方はわからず仕舞いだった。

       了 461