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    流星群

    akira_luce

    DONE七夕の時にあげた丹穹。

    星核の力を使い果たし機能を停止(眠りについた)した穹。そんな穹を救うために丹恒は数多の星に足を運び彼を救う方法を探した。
    しかしどれだけ経っても救う手立ては見つからない。時間の流れは残酷で、丹恒の記憶の中から少しづつ穹の声がこぼれ落ちていく。
    遂に穹の声が思い出せなくなった頃、ある星で条件が整った特別な日に願い事をすると願いが叶うという伝承を聞いた丹恒は、その星の人々から笹を譲り受け目覚めぬ穹の傍に飾ることにした。その日が来るまで短冊に願いを込めていく丹恒。
    そしてその日は来た。流星群とその星では百年ぶりの晴天の七夕。星々の逢瀬が叶う日。

    ───声が聞きたい。名前を呼んで欲しい。目覚めて欲しい。……叶うなら、また一緒に旅をしたい。

    ささやかな祈りのような願いを胸に秘めた丹恒の瞳から涙がこぼれ、穹の頬の落ちる。
    その時、穹の瞼が震えゆっくりと開かれていくのを丹恒は見た。
    一番星のように煌めく金色が丹恒を見つめると、丹恒の瞳から涙が溢れる。
    それは悲しみからではなく大切な人に再び逢えたことへの喜びの涙だった。
    「丹恒」と名前を呼ぶ声が心に染み込んでいく。温かく、懐かしく、愛おしい声…。


    ずっと聞こえなかった記憶の中の声も、今は鮮明に聴こえる。
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    kanda__712__

    DOODLEシュウとミスタがニケツして流星群を見に行くだけの話。さらっと学生パロ、シュウママが発言だけですが登場してます。捏造。

    ※現在ニケツは基本的に道路交通法57条2項に基づき法令違反になるはずなのでやめましょう。フィクションなので許されてるだけです。


    二次創作かつ全てが捏造になりますのでご理解の上読んで頂きますようお願い致します。
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    深夜0時、普段なら寝る支度もし始めてる最中にピコンとメッセージを受信する。……こんな時間に連絡をしてくる人は限られているし、恐らくミスタだろう。夏課題にでもわからないことがあったのだろうか。メッセージ画面を開けば


    「シュウ!今外見れる?」


    珍しい、外を見ろだなんて。いつものミスタであれば用件を最初に送ってくるのにな。少し不思議に思いつつも、がらりと手近い硝子戸を開ければそこには悪戯っ子のように無邪気に笑みを携えたミスタが立っていた。


    「ぇ、え、ミスタ!?なんで……、今何時だと……!?」


    普通なら補導されてもおかしくない時間帯なのに、傍らに存在した自転車とその笑みが時間感覚を攫っていく。僕だけが時の輪から弾き出されたみたいだ。そんな混乱もミスタには伝わっていないのか、あっけらかんと
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