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    特盛

    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ第15話「翼の行方」TEXT版
    ドラゴンと化したマレフィセントは、フィリップ王子に斃された。見守っていたディアヴァルは……。

    ※クロウリー学園長の過去話(捏造200%)連載、ついに第一部完結!
    このパートのインスパイア元は映画「マレフィセント」ですが11話の最後あたりから独自の世界線へ入っているため捏造特盛。ツイステ要素も取り込んでいます。何でも許せる人向け。
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第⑮話「翼の行方」 上空のディアヴァルに気づくこともなく、フィリップ王子は剣を引き抜き灰となったいばらを踏んでドラゴンへと歩み寄った。
     ドラゴンの片腕には、いまだローズが大切に抱えられ、何も知らぬまま眠っている。あれだけの激闘を経て、なお、ローズには傷ひとつついては居なかった。
     フィリップ王子はゆっくりとドラゴンの腕を外し、ローズを抱きしめるとそっと優しく、ついばむようにキスをした。
     と、ローズのまぶたが震え、目が開いた。
     フィリップ王子の青い瞳と、ローズのすみれ色の瞳が見つめ合う。
    「夢を見ているのかしら……?」
    「夢じゃないさ。君を迎えに来た」
     ローズの頬が薔薇色に染まる。
     二人は強く抱き合った。
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ14話「決戦」TEXT版
    魔力が暴走しドラゴンへと化身したマレフィセント。魔法の武具を手に入れたフィリップ王子。二人の激突が迫る。

    ※クロウリー学園長の過去話(捏造200%)連載中。このパートのインスパイア元は映画「マレフィセント」ですが独自の世界線へ入ったため捏造特盛。ツイステ要素あり。何でも許せる人向け。
    ※第一話と被る内容あり。矛盾も発生しているので統合版で要調整です。
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第⑭話「決戦」 フィリップ王子と三人の妖精たちが城の前に駆けつけた時、城の人々は既にみな眠りに落ちていたが、ドラゴンと化したマレフィセントはなお咆哮を上げ魔力を解き放ち続けていた。
     毒々しい黄緑の霧が城門から吹き出し、爆風の余波に乗って吹き付けてくる。が、王子が美徳の盾を掲げると霧は盾に跳ね返されて消えていった。
     フォーナが目に涙をためてつぶやく。
    「マレフィセント……。なんてことなの、あんなに魔力を使ったら死んでしまうわ……」
    「もう遅いわ……。あれじゃもう元には戻れない……。王子、せめて彼女を止めてあげて下さい」
     と、メリーウェザーが言った。
    「そんな! もう望みは無いというの!?」
     とフォーナが言い返す。
     その時、皆の前に飛び出した小さな影があった。
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ13話「真実の剣」TEXT版
    フィリップ王子とマレフィセントが城門の前で対峙する少し前に時は遡る。森の中、マレフィセントが去った後、三妖精と王子は……。

    ※クロウリー学園長の過去話(捏造200%)連載中。このパートのインスパイア元は映画「マレフィセント」ですが前回から独自の世界線へ入っているため捏造特盛です。何でも許せる人向け。この回はディアヴァル(後のクロウリー学園長)は出番なし。
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第⑬話「真実の剣」 三人の妖精たちは、ここからどうしたものかと思案していた。
    「王子さまをローズに合わせるのは良いのだけれど、そのローズがどこにいるのやら……」
     と、メリーウェザーがぼやく。
    「そうよね、困ったわ……」とフォーナ。
     そこで、それまで考え込んでいたフローラが口を開いた。
    「真実の泉! あそこならきっとローズの居場所がわかるわ。行きましょう!」
    「そうだわ、泉があった!」「行きましょう!」フローラとメリーウェザーも同意する。
     三妖精は、フィリップ王子を妖精の森の奥にある泉へと導いた。そして、王子に心の底からローズのことを念じながら泉の中を覗くようにうながした。
     すると、水面がゆらめき、微かな光を放ち始めた。暗い森の中で泉だけが輝き、あたりをほのかな光で照らし出す。
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ12話「茨の魔女の嘆き」TEXT版
    フィリップ王子が呪いを解く鍵だという三妖精。だがマレフィセントは「人間の男に真実の愛などない」と言い捨ててその場を立ち去るのだった。

    ※クロウリー学園長の過去話(捏造200%)連載中。このパートのインスパイア元は映画「マレフィセント」ですが今回から独自路線へ。映画ネタバレ極小捏造特盛。ディアヴァル=後のクロウリー。ツイステ要素あり。何でも許せる人向け。
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第⑫話「茨の魔女の嘆き」 マレフィセントは、ローズを探してさまよい続けていた。
     もうすぐ日が沈んでしまう。ローズは無事なのだろうか?
     沈みゆく太陽の最後の光が荒野ムーアのヒースを燃え立たせ、森の木々の梢を照らしたとき、マレフィセントは異様な感覚に襲われ、胸を押さえてよろめきその場に膝をついた。
     これは何……? まさか……、呪いが働いている?
     マレフィセントは、弾かれたように顔を上げ、夕日を仰いだ。
     落日は今まさに地平線へと消えようとしている。
    「ロオオオオオオオオオオズ!! どこなの?」
     声は虚しく荒野に響き、消えていった。
     夕闇と共に、ひしひしと恐れと不安が押し寄せてくる。
     ローズは? 彼女は無事なのか?
     彼女は立ち上がり、恐ろしい気配のくる方へと走りだした。
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ第8話「綻び」TEXT版
    マレフィセントはローズ・ブライアことオーロラ姫の呪いを解こうとしたが失敗し、激しい後悔にさいなまれていた。だがそんなことを知らないローズは……。

    ※クロウリー学園長の過去話(捏造200%)連載中。このパートのインスパイア元は映画「マレフィセント」。今回も映画ネタバレ特盛(この辺は原則映画のストーリーに沿うので)&捏造もあるので何でも許せる人だけでお願いします。
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第8話「綻び」 マレフィセントが後悔に胸を苛まれている頃、何も知らないローズはいつもどおりの森の生活を楽しんでいた。
     もうすぐ十六歳の誕生日、というある日、彼女は森の中で一人の青年と出会った。青年は見目麗しく、礼儀正しく、美しい衣装をまとっていた。
     彼は、「すみません、道に迷ってしまって。城へはどちらに行けばいいですか?」と尋ねた。たったそれだけの会話なのに、ローズの胸は何故かドキドキし、顔がほてるのを感じた。なんだろう、この不思議な感じは。この人ともっと話していたい、側にいたい、と感じる……。
     どうやら青年も同じ気持ちだったらしく、用事を済ませたら必ずまた寄るから、と言いおいて去っていったのだった。
     それから数日の間、ローズは毎朝のように目覚めるとすぐに、彼がまたやってこないかと考えてあの場所へとでかけ、日暮れにはがっかりして家に戻るのだった。
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ第7話「森の乙女」TEXT版
    大鴉のディアヴァルの回想。三妖精に育児能力がないと知ったマレフィセントはディアヴァルに姫の世話をさせる。やがて姫は美しい乙女に成長する…。

    ※クロウリー学園長の過去話(捏造200%)連載中。このパートのインスパイア元は映画「マレフィセント」。今回も映画ネタバレ特盛(この辺は原則映画のストーリーに沿うので)。改変捏造もあるので何でも許せる人だけでお願いします。
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第7話「森の乙女」 大鴉おおがらすのディアヴァルの回想。仮の名をローズ・ブライアと名付けられたオーロラ姫は美しい乙女へと成長していったのだが…。


     三人の良き妖精たちとマレフィセントとディアヴァル(主にディアヴァル!)に守られて、赤子は美しい乙女へと成長した。
     不思議と森の動物にもなつかれる娘で、普段なら人間は敵とみなすような猛獣でも、彼女の前ではおとなしくこうべを垂れ、耳の後ろを掻いてもらうのだった。
     そんなローズの様子を見ていたマレフィセントは、ある日、戯れに彼女の前に姿を表してみた。すると、ローズは顔を輝かせ、貴女を知っているわ、と言ったのだ。マレフィセントは内心すこしばかり動揺したが、表向きは片眉を上げて見せただけだった。
    2006

    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ第6話「極光は宵闇を照らす」TEXT版
    大鴉のディアヴァルの回想。王女の誕生を知ったマレフィセントはオーロラ姫に呪いをかけたが……。

    ※クロウリー学園長の過去話(捏造200%)連載中。完走したら多分修正はいるかも。このパートのインスパイア元は映画「マレフィセント」。今回は映画のネタバレ特盛(この辺は原則映画のストーリーに沿うので)。改変捏造もあるので何でも許せる人だけでお願いします。
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第6話「極光は宵闇を照らす」 大鴉おおがらすのディアヴァルの回想。プリンセスの誕生を知ったマレフィセントは姫に呪いをかけたが……。


     城の中、王は落ち着かない様子で部屋の中をあるきまわっていた。
    「マレフィセントめ……。わしの道をことごとく邪魔しおって! 呪いを避ける道は無いものか」
     王は立ち止まって顎髭あごひげをしごき考え込む。と、突然その目に強い光が宿り、顔を上げてぶつぶつとつぶやき出した。
    「……そうだ! 国中の糸車を焼き捨てるのだ! そして姫を隠してしまえば良い……! 隠す……どこへ……? そうだ! あいつらだ! あいつらに責任を取らせよう。同じ妖精のしでかしだ、あいつらに尻拭しりぬぐいしてもらおうじゃないか。誰かある! ここへ三妖精を呼べ!!」
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    NEL90000

    MOURNING『四季折譚』
    待てない矢さんと待てる久の矢久。
    または矢さんの卒業した風雲児で久が四季を送る話。
    もしくは風雲児高校の書きたくても書けなかった話特盛にした話。

    あと、私は受けのために普段ならやらないことを不器用なりにやる攻めが死ぬほど好き。

    矢さんの母と姉と久の母もほんのちょこっとだけ喋る。
    四季折譚  ほんとに矢後さんはよく寝ますねぇ。これ以上成長するところもないでしょうに。
      今日、高校の入学式だったんですよ。矢後さんは卒業したから知らないでしょうけど、ほんとに大変だったんですからね。あんなに嫌だって言ったのに、卒業式の日に矢後さんがあんなこと言ったせいで僕はめでたく総長の座を頂いてしましました。今どきの転生モノでももう少しまともな環境と役職が与えられるってのに…僕の折角の平穏な日常は、少なくともあと一年は訪れないでしょうね。あーあ。
     それより早く起きてください。季節の行事にやたらとうるさい彼らがご丁寧に桜餅を大量に用意してくれたんです。
      桜餅も、合宿施設に持っていきましたけど、消費し切れる気がしないんですよねぇ。よりにもよって全部粒あんですよ、ありえない…僕が総長になったからにはとりあえずあんこはこしあんが至高だということを周知させるところから始めようと画策してるところです。さぁ、カピカピになる前に桜餅食べちゃいましょう。早く起きてください、矢後さん。
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