Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    番犬

    fuji_u2dch

    MEMOCharles、Charles!血濡れた一族、国の番犬!

    ——ああ、割れた鐘は、二度とその音を鳴らされない。

    彼らの作品としてまず最初に考えた結果性癖の福袋みたいな設定になりすぎてお蔵入りした「一族シリーズ」について。なお藤浪の初期の作品は大抵ここから着想を得ています。
    「一族シリーズ」メモ『とある一族の話』

    シャルル、と名付けられたその青い瞳の少年は、国が有する優秀な技術者である二人の両親の元に生まれました。

    機械工学を専攻し国のマザーコンピュータの開発にすら関わった父親と、国の諜報機関の第一線で働く母親の間に生まれた彼は、類稀なる頭脳を持った明晰な子供でした。
    乾いた大地に雨が染み込むように、父親からは機械に関する知識を、母親からは諜報のイロハの手ほどきを受けて育った少年は、国が欲する「人材」として育っていきました。
    彼は優秀でした。彼の父親も母親も彼を慈しみ、愛を持って彼を育てました。彼はそれを良く享受しながら、優秀なる人材へと育ちました。
    少年はいつか自分もお国のため、国民のために働くのだと理解していました。そこに疑問などはありません。痛いのも苦しいのも嫌いですが、そういうものなのだと受け入れておりました。大きくなったら、父と母のようになるのだと、信じていたのです。
    1363

    HakuKamijyo

    DONE444の時の病引、番犬に連れられて散髪するの巻。
    拙宅引は444時マジ病み1000%なので髪の毛伸びてたりメンタルを壊している。

    空にいるときに邪魔にならないようにとか言われて短くされる。
    切ってちゃんと人の顔を見るようになるトリガーと、はじめてトリガーの顔を見た番犬。
    という落書きのラフだけあってこっちが先にできたが勢いだけで書いて今日読み直してなどない(くそ
    散髪 懲罰部隊にやって来た『新入り』の顔を二度と見ることなどないだろうと、作戦初日に罪人共の賭けに乗った。
     偶然にも他の囚人たちと違い、連行される男の姿を一目見た優位性があったのだ。
    俯き、丸まった背のまま歩みを進める姿は生きるという意思を手放した、今にも絞首台に歩み出しそうな。まさに生きる屍のようだと感じたからだ。
     しかし空での彼は、指示も出さないうちから敵性航空機の背後を取り、丸腰状態でも臆することなく追尾し、攻撃の許可を出せばどの囚人よりも的確な働きを見せてのけ、『新入り』は罪線の数に違うことなく敵を葬り去り陸の牢へ帰還した。
     結果、バンドッグの財布の中身は囚人たちの懐へと消えた。
    トリガーと呼ばれた、その『新入り』はバンドッグの記憶にしかと刻まれることになった。
    2087