石田三成
yoshiteruxx
PAST【更新終了】【旧作・豊臣】pixivにまとめたかもしれないしまとめてないかもしれないあたりの豊臣系過去絵1…石田三成
2…五大老五奉行
3、4…五大老
5…羽柴秀吉
6…豊臣秀頼
7…羽柴姉弟
8~16…賤ヶ岳七本槍
17…寧々
18~…武断派七将 19
ふじのすけ
DOODLE無双OROCHI2をプレイしてたら描きたくなったもふもふ頭の三成🎨あと中国ドラマのコクジュ夫人に出てるウィリアム・チャンのオープニングの下向いてる姿が格好良くてそれをちょっとイメージして目閉じてます。
隅幸(すみゆき)
DOODLE『戦国無双Chronicle 2nd』発売11周年おめでとうございます!!!(2023年9月13日)歴戦の勇士ちゃんと三成殿らくがき。(三主?)
『託された茶器』で歴戦の勇士ちゃんが三成殿を担いで逃げ切る選択肢(三成殿生存ルート)は何処ですか…???(震え声)(まだ言ってる)
隅幸(すみゆき)
DOODLE発売9周年(2023年3月20日)という事でDLCも楽しいよ!っていう落書き。バスローブ三成殿と天下の色男決定戦の真田兄弟(台詞バレ)落書き。(バスローブ三成殿の太ももチラリは趣味ですs)
(信之がDLCや流浪演武でブラコン発揮してるのは本編の反動だと思ってる) 2
隅幸(すみゆき)
DOODLE3月7日は戦国無双の三成の中の人(竹本さん)のお誕生日+三月七日(三・七)は三成と読めない事も無い=戦国無双の三成の日(勝手に言ってる)と言う事で(?)何やらドヤ顔の三成殿らくがき。
凪子 nagiko_fsm
DONEさこみつ俳優パロまとめ戸惑う狐と余裕な狼 それなりの高校を出て、順当に大学を出て、将来はそこそこの企業に勤められればいい。
石田三成は幼い頃から全く夢のない将来像を語る子どもだった。
三成を育ててくれた実業家の養父母は、三成の整った容姿を見ては勿体ないと何度も漏らしていた。
一方、三成とともに育った加藤清正は小学生の頃からモデルとして活動し、福島正則は高校生で俳優デビューした。清正はスラリと背が高く、硬派な性格が女性に受けている。正則にくる仕事はもっぱらヤンキー高校生役ばかりだったが、徐々に役の幅を広げていた。
三成が大学二年生の頃、養父の秀吉はとある芸能事務所を買収した。いや、買収したというより運営資金が尽きた知り合いの社長に泣きつかれたというのが正しい。
52819石田三成は幼い頃から全く夢のない将来像を語る子どもだった。
三成を育ててくれた実業家の養父母は、三成の整った容姿を見ては勿体ないと何度も漏らしていた。
一方、三成とともに育った加藤清正は小学生の頃からモデルとして活動し、福島正則は高校生で俳優デビューした。清正はスラリと背が高く、硬派な性格が女性に受けている。正則にくる仕事はもっぱらヤンキー高校生役ばかりだったが、徐々に役の幅を広げていた。
三成が大学二年生の頃、養父の秀吉はとある芸能事務所を買収した。いや、買収したというより運営資金が尽きた知り合いの社長に泣きつかれたというのが正しい。
隅幸(すみゆき)
DOODLEうさぎ年という事で、うさ義トリオ(うさ義戦士)と真田ゆきむラビット落書き。(新年早々に何を描いているのだ、私は…)(時代背景とか気にしないで下さい)(めでたいのは投稿者の脳ミソ)隅幸(すみゆき)
DOODLE無双OROCHI3Ultimate発売3周年おめでとうございます!!!(2022年12月19日)チャイナ服(無印の特典衣装)の三成殿が髪を括ってるのが可愛い!!!って言いたい&肉まん落書きと、3Uの陸遜のボーナスボイスについての落書き。(※台詞バレ) 2
隅幸(すみゆき)
DOODLE『戦国無双3』発売13周年おめでとうございます!!!(2022年12月3日)という事で無双3の綾様(戦国無双の女性キャラの中で最推し)&もふ成(三成)殿らくがき。
今では見慣れて可愛いもふ成殿だけど当時は衝撃のもふ成殿だった…。 2
凪子 nagiko_fsm
DONE【みつさこホストパロ】ホストの左近と会社員三成。さこみつに見えなくもないけどみつさこ。【みつさこホストパロ】No.1ホストは生真面目青年がお好きNo.1ホストは生真面目青年がお好き
いわゆるラブホテルのベッドに押し倒されながら、三成は途方に暮れていた。
「あの……」
「ん? どうしました?」
覆い被さっている相手は、立派な体格に少し強面の男前。
「もしかして、初めてですか?」
「…………いや、女性とは、少し」
頼り無さげな三成の返事を聞いて、彼はニヤッと笑った。
二人が出会ったのは約三時間ほど前のことだ。
会社の接待で料亭で食事をし、相手方の希望で二次会に訪れた店はまさかのホストクラブだった。ホストクラブは男性のみは禁止という店がほとんどなのだが、ここは男女問わず入店可能だ。
そこで、相手のお偉方のお気に入りとしてテーブルに呼ばれたのが彼だったわけだ。
7344いわゆるラブホテルのベッドに押し倒されながら、三成は途方に暮れていた。
「あの……」
「ん? どうしました?」
覆い被さっている相手は、立派な体格に少し強面の男前。
「もしかして、初めてですか?」
「…………いや、女性とは、少し」
頼り無さげな三成の返事を聞いて、彼はニヤッと笑った。
二人が出会ったのは約三時間ほど前のことだ。
会社の接待で料亭で食事をし、相手方の希望で二次会に訪れた店はまさかのホストクラブだった。ホストクラブは男性のみは禁止という店がほとんどなのだが、ここは男女問わず入店可能だ。
そこで、相手のお偉方のお気に入りとしてテーブルに呼ばれたのが彼だったわけだ。
隅幸(すみゆき)
DOODLEいい風呂の日(11月26日)の落書き。推しが公式に脱いで褌姿(幸村)やバスタオル姿(三成)を見せてくれる無双スターズのお風呂ありがとう本当にありがとう…。(っていう落書き。)(三成殿は『脱ぐと凄い』のも公式…)はねた
TRAINING新邪馬台国御一行さまに夢を見ています。あいかわらずあたりまえのようにクコみつがカルデアにいます。
ある日の光景 食堂は賑わっていた。
かちゃかちゃという皿やスプーンの触れあう音、ひとびとの笑い声、鼻をくすぐる香辛料の匂い。
なごやかな空気のなか、エミヤは厨房でひとり皿を拭いていた。
昼をすこし過ぎた頃合い、ようやく注文も一段落したところだった。
昨日マスターとローマの屈強な一団が微小特異点で小山ほどもある巨大な牛をしとめてきた。ゆえにきょうのA定食はぶあついステーキ、B定食のビーフシチューともども瞬く間にはけてしまって、ありがたいことにいま冷蔵庫は空っぽとなっていた。
焼けた肉の香ばしい匂いがまだあたりに漂っている。厨房越しにみなの満足げな顔をながめ、よいことだとつられて笑みを浮かべかけたところで、おやとエミヤは首をかしげた。
2348かちゃかちゃという皿やスプーンの触れあう音、ひとびとの笑い声、鼻をくすぐる香辛料の匂い。
なごやかな空気のなか、エミヤは厨房でひとり皿を拭いていた。
昼をすこし過ぎた頃合い、ようやく注文も一段落したところだった。
昨日マスターとローマの屈強な一団が微小特異点で小山ほどもある巨大な牛をしとめてきた。ゆえにきょうのA定食はぶあついステーキ、B定食のビーフシチューともども瞬く間にはけてしまって、ありがたいことにいま冷蔵庫は空っぽとなっていた。
焼けた肉の香ばしい匂いがまだあたりに漂っている。厨房越しにみなの満足げな顔をながめ、よいことだとつられて笑みを浮かべかけたところで、おやとエミヤは首をかしげた。
はねた
DOODLEⅡ世とみつなりってにてるよね、という話をかきました。同細胞生物「駒はたいそう困っております」
和装の少女はそう言い、ふうとちいさく肩を落とした。ちんまりとしたその風情はまさに東国一の美少女の名にふさわしい。
食堂の一隅、テーブルを囲むひとびとはみな少女を心配そうにみつめている。
本来ならマスターの勉強会の時間、どうやら飛び入りのお悩み相談がはじまったらしいと、孔明もまた吐息とともに席に着く。未熟な自分をどうにかしたいというマスターに請われ、週に1度勉強会を開いているのだけれども、近頃はこうして邪魔がはいることも多くなった。
学問を蔑ろにする者どもめ、と内心悪態をつく孔明にはけれども気づかないように、駒姫はふたたび口を開いた。
「駒はみなさまと楽しく過ごしたいのですけれども、どうやら利休さまはお考えが違うようなのです。とりわけ石田三成さまにご執心のご様子、石田さまの怯えるお姿が見たいとあちこちに罠を仕掛けるものですから、最近では駒でいるときでさえ石田様に逃げられるようになってしまいました」
1682和装の少女はそう言い、ふうとちいさく肩を落とした。ちんまりとしたその風情はまさに東国一の美少女の名にふさわしい。
食堂の一隅、テーブルを囲むひとびとはみな少女を心配そうにみつめている。
本来ならマスターの勉強会の時間、どうやら飛び入りのお悩み相談がはじまったらしいと、孔明もまた吐息とともに席に着く。未熟な自分をどうにかしたいというマスターに請われ、週に1度勉強会を開いているのだけれども、近頃はこうして邪魔がはいることも多くなった。
学問を蔑ろにする者どもめ、と内心悪態をつく孔明にはけれども気づかないように、駒姫はふたたび口を開いた。
「駒はみなさまと楽しく過ごしたいのですけれども、どうやら利休さまはお考えが違うようなのです。とりわけ石田三成さまにご執心のご様子、石田さまの怯えるお姿が見たいとあちこちに罠を仕掛けるものですから、最近では駒でいるときでさえ石田様に逃げられるようになってしまいました」
はねた
TRAINING前回と前々回のクコみつの続き、Rをつけるほどかわかりませんがちょっとその手の描写がなくもないので苦手な方はお気をつけください。前回前々回のガヤガヤ感はあまりありません。 2924
はねた
DOODLE前回の続き。クコチヒコさんと三成さんの可能性について考えています。
清少納言さんの秘密はなんだかもしかしたら史実らしくて、三成さんの逸話と親和性高いなとつなげてみました。
のちのこころにくらぶれば 食堂は混みあっていた。
なかには召喚されて三日のうちに見知ったものもちらほらとある。そのうちのひとり、槍を携えた武人に三成は清少納言のいどころを聞いた。
和漢典籍に通じる才女であれば、おそらくは友誼を結ぶ手立ても知っていよう。
先ほどクコチヒコに友の作法について学んでくると大見得を切った手前、断じて手ぶらでは帰れない。
よし、と三成はおのれを鼓舞するべくこっそり握り拳をかためた。
こちらは終生を戦に明け暮れた身、そもそも文華の道には暗い。平安貴族の風流を学べたならおそらくは今後の役にも立つ。なるほどカルデアも捨てたものではないなと、そんなことを考えつつ三成は教えられた方角へと足をすすめた。
食堂のなかほど、とりわけ賑やかなところがある。
5885なかには召喚されて三日のうちに見知ったものもちらほらとある。そのうちのひとり、槍を携えた武人に三成は清少納言のいどころを聞いた。
和漢典籍に通じる才女であれば、おそらくは友誼を結ぶ手立ても知っていよう。
先ほどクコチヒコに友の作法について学んでくると大見得を切った手前、断じて手ぶらでは帰れない。
よし、と三成はおのれを鼓舞するべくこっそり握り拳をかためた。
こちらは終生を戦に明け暮れた身、そもそも文華の道には暗い。平安貴族の風流を学べたならおそらくは今後の役にも立つ。なるほどカルデアも捨てたものではないなと、そんなことを考えつつ三成は教えられた方角へと足をすすめた。
食堂のなかほど、とりわけ賑やかなところがある。
はねた
DOODLEクコチヒコと三成が気になります。ふたりがカルデアに呼ばれていたら、というむにゃむにゃ時空を書きました。ちょっとクコみつ気味。
あいみての 床は掃ききよめられて塵ひとつない。
廊下はしんとしていた。白く光沢のある壁が両側にずらりとのびている。窓はなくて、そのかわり光も温度も一定に保たれている。
ひとの手によって整えられたそれらは三成にとって好ましいものだった。
カルデアに喚ばれてはや三日が過ぎた。
新邪馬台国とかいうかつての戦の記憶は頭の隅にたたまれたまま、この三日というもの茶々だの森だのはては利休だの、生前見知ったものたちにあちらこちらと引きまわされつづけた。親身といえば聞こえはいいが結局は酒の肴で、もとよりひと付きあいは得手でもないから酒宴ばかりでは気が滅入る。ようやくのこと抜けだして、どうにかひと心地ついたところだった。
休憩するべくあてがわれた自室に向かうところで、ふいと目につくものがある。
3321廊下はしんとしていた。白く光沢のある壁が両側にずらりとのびている。窓はなくて、そのかわり光も温度も一定に保たれている。
ひとの手によって整えられたそれらは三成にとって好ましいものだった。
カルデアに喚ばれてはや三日が過ぎた。
新邪馬台国とかいうかつての戦の記憶は頭の隅にたたまれたまま、この三日というもの茶々だの森だのはては利休だの、生前見知ったものたちにあちらこちらと引きまわされつづけた。親身といえば聞こえはいいが結局は酒の肴で、もとよりひと付きあいは得手でもないから酒宴ばかりでは気が滅入る。ようやくのこと抜けだして、どうにかひと心地ついたところだった。
休憩するべくあてがわれた自室に向かうところで、ふいと目につくものがある。
凪子 nagiko_fsm
DONE【さこみつ】主従で水浴び蒸し暑い夏の日に琵琶湖で湖水浴
【さこみつ】主従で水浴び 昨日一日降り続いた雨は、今日の夜明け前にようやく上がった。久しぶりの本格的な雨に田畑は潤い、三成は「慈雨であったな」と微笑んでいた。
今朝までは。
朝餉を終え登城する道すがら、三成はまず城の周囲の林から盛大に響く蝉の声の洗礼を浴びた。
登城して執務に取りかかれば、今度は次第に高くなる太陽に悩まされることとなる。
昨日とは打って変わって雲ひとつない青空から照りつける夏の日差しと、それに加えて雨で濡れた地面から立ち上る湿気。
不快指数はうなぎ上りで上昇中だ。
いつも涼しい顔で顔色一つ変えずに執務に集中している三成だが、昼餉を終えて午後の仕事に取り掛かる頃にはもううんざりしていた。
八つ時(午後二時)、いつもより早い時間に左近が顔を出す。
2731今朝までは。
朝餉を終え登城する道すがら、三成はまず城の周囲の林から盛大に響く蝉の声の洗礼を浴びた。
登城して執務に取りかかれば、今度は次第に高くなる太陽に悩まされることとなる。
昨日とは打って変わって雲ひとつない青空から照りつける夏の日差しと、それに加えて雨で濡れた地面から立ち上る湿気。
不快指数はうなぎ上りで上昇中だ。
いつも涼しい顔で顔色一つ変えずに執務に集中している三成だが、昼餉を終えて午後の仕事に取り掛かる頃にはもううんざりしていた。
八つ時(午後二時)、いつもより早い時間に左近が顔を出す。
隅幸(すみゆき)
DOODLE『戦国無双2』発売16周年おめでとう!(2022年2月24日)=義トリオ結成16周年おめでとう!だと勝手に思ってる(*`・ω・´)戦国無双5ではあくまでお休みであって解散じゃない…と…思って…る(((`;ω;´)))
凪子 nagiko_fsm
DONE【さこ+みつ】ぬいさこん無双ぬいぐるみ作ってて思いついた話
ぬいぐるみの左近と小学生殿の出会い
【さこ+みつ】ぬいさこん 朝、登校前に見た天気予報では夜には雪になるかもしれないと言っていた。そんな、今シーズン一番の寒さを記録した冬の日。
小学二年生の三成は、いつもの通学路を外れて大きく遠回りして帰っていた。時折、家に帰りたくない日はこうやって遠回りする。
昼過ぎから降り出した雨は、下校時刻に合わせるようにみぞれ混じりになっていた。三成は傘をさしてうつむきかげんにとぼとぼと歩いていく。
遠回りしたところで、いつかは家にはついてしまう。あと5分くらいだろうか。
気が重くなった三成の視線の端に、不意に動くものが入ってきた。気になって顔を上げると、目に写ったのはゴミ捨て場と、そこに群がる数羽のカラス。
ゴミ出しルールを破って出された生ゴミでも漁っているのだろう。そう考えつつ三成が歩いていくと、近付いてきた人間を警戒してかカラスが飛び立つ。その羽音につられるように何気なくカラスがいた場所をちらりと見て、三成は足を止めた。
2753小学二年生の三成は、いつもの通学路を外れて大きく遠回りして帰っていた。時折、家に帰りたくない日はこうやって遠回りする。
昼過ぎから降り出した雨は、下校時刻に合わせるようにみぞれ混じりになっていた。三成は傘をさしてうつむきかげんにとぼとぼと歩いていく。
遠回りしたところで、いつかは家にはついてしまう。あと5分くらいだろうか。
気が重くなった三成の視線の端に、不意に動くものが入ってきた。気になって顔を上げると、目に写ったのはゴミ捨て場と、そこに群がる数羽のカラス。
ゴミ出しルールを破って出された生ゴミでも漁っているのだろう。そう考えつつ三成が歩いていくと、近付いてきた人間を警戒してかカラスが飛び立つ。その羽音につられるように何気なくカラスがいた場所をちらりと見て、三成は足を止めた。
凪子 nagiko_fsm
MAIKING【さこみつ】クロツルバミノヨル支部に出してるさこみつ現パロ怪盗×刑事の続き。さこみつだけど左近の元カレが伏犠で、今回は元カレ登場。でもさこみつ。
前の話はこれ
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15203899#3
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16302322#3
クロツルバミノヨル 今夜も厄介な案件に頭を抱えつつ、なんとか残業を終えて帰路につく三成。寒い真冬の帰り道に、いつものように足が向いたのは左近が営む小料理屋だ。
ほかほかの白いご飯と、優しい味の手作り惣菜と、熱い味噌汁で身体を温めたい。
時刻はもうラストオーダーの九時半をとうに過ぎているのだが、疲れた頭にはそんなことは全く無い。店の前まで来て暖簾が仕舞われているのを見て初めてそのことに気付いた三成は、軽くため息を漏らした。
「左近の……味噌汁が……」
しかし、暖簾は出ていないものの店にはまだ明かりが灯っている。入り口の引き戸に手をかけると、鍵はかかっていない。そのまま戸を開ければ、中には一人だけ先客がいた。
左近はその先客の隣に腰掛けて、ゆったりと二人で酒を傾けているらしかった。
3331ほかほかの白いご飯と、優しい味の手作り惣菜と、熱い味噌汁で身体を温めたい。
時刻はもうラストオーダーの九時半をとうに過ぎているのだが、疲れた頭にはそんなことは全く無い。店の前まで来て暖簾が仕舞われているのを見て初めてそのことに気付いた三成は、軽くため息を漏らした。
「左近の……味噌汁が……」
しかし、暖簾は出ていないものの店にはまだ明かりが灯っている。入り口の引き戸に手をかけると、鍵はかかっていない。そのまま戸を開ければ、中には一人だけ先客がいた。
左近はその先客の隣に腰掛けて、ゆったりと二人で酒を傾けているらしかった。
凪子 nagiko_fsm
DONE【さこみつ】冬は湯たんぽ殿のために湯たんぽを用意する左近の話。冬のある日の佐和山主従。
【さこみつ】冬は湯たんぽ 日暮れの早い冬の夜。
日中ずっと降っていた雪は止み、澄み切った空には真ん丸な月が昇っていた。降り積もった雪が世界を白く染め、その反射で外は存外に明るく見える。
石田家筆頭家老の島左近は、その日に主から言い遣っていた仕事を全て終えると、燭台を手に三成の屋敷の廊下を歩いていた。もう一方の手には、布を巻いた大きな陶製の容器を抱えている。空気は突き刺さるように冷たく、吐く息は白い。
主のいない暗い部屋の前にたどり着くと、左近は襖を開けて中に入る。
部屋の隅にある灯明皿に燭台から火を移すと、同じく火鉢にも火を移してから燭台の火を消す。
火鉢に置かれた炭が赤々と燃え始めると、周囲がほんのりと暖かくなる。左近は部屋の隅に畳んであった布団を持ってくると、火鉢の近くに敷いた。
2264日中ずっと降っていた雪は止み、澄み切った空には真ん丸な月が昇っていた。降り積もった雪が世界を白く染め、その反射で外は存外に明るく見える。
石田家筆頭家老の島左近は、その日に主から言い遣っていた仕事を全て終えると、燭台を手に三成の屋敷の廊下を歩いていた。もう一方の手には、布を巻いた大きな陶製の容器を抱えている。空気は突き刺さるように冷たく、吐く息は白い。
主のいない暗い部屋の前にたどり着くと、左近は襖を開けて中に入る。
部屋の隅にある灯明皿に燭台から火を移すと、同じく火鉢にも火を移してから燭台の火を消す。
火鉢に置かれた炭が赤々と燃え始めると、周囲がほんのりと暖かくなる。左近は部屋の隅に畳んであった布団を持ってくると、火鉢の近くに敷いた。
凪子 nagiko_fsm
DONE【さこみつ現パロ】もう一度君と(改訂版)ピクシブにあるやつの三人称視点バージョン
本にしたものにはこれの後日編が少し入ってます
【さこみつ現パロ】もう一度君と(改訂版)「俺には前世の記憶があるのだ」
などということを真面目な顔をして言えば、頭がおかしいと思われるだろうから口にしたことはないが。
石田光也には前世の記憶がある。同じ読みの石田三成という名前の戦国武将だった前世の彼は、関ケ原の戦で徳川家康に負け、捕縛された上で斬首された。謂わば歴史の負け組だ。
しかし、光也にとってそんなことは今やどうでもいいことだ。己の信念のもとにやるべきことをやった。そのことに悔いはない。
だが、たった一つだけ心残りがある。それは、三成が当時の禄の半分を与えて招いた同志であり、想いを通わせ合った半身でもある島左近のことだ。
前世の記憶が蘇ったのが小学三年生の頃。それから、もしかしたら同じように転生しているかもしれない愛しい左近を、光也はずっと探し続けていた。
15250などということを真面目な顔をして言えば、頭がおかしいと思われるだろうから口にしたことはないが。
石田光也には前世の記憶がある。同じ読みの石田三成という名前の戦国武将だった前世の彼は、関ケ原の戦で徳川家康に負け、捕縛された上で斬首された。謂わば歴史の負け組だ。
しかし、光也にとってそんなことは今やどうでもいいことだ。己の信念のもとにやるべきことをやった。そのことに悔いはない。
だが、たった一つだけ心残りがある。それは、三成が当時の禄の半分を与えて招いた同志であり、想いを通わせ合った半身でもある島左近のことだ。
前世の記憶が蘇ったのが小学三年生の頃。それから、もしかしたら同じように転生しているかもしれない愛しい左近を、光也はずっと探し続けていた。