肥前
kusekke_ura
DONE🌸ひぜむつ🌸雨の上がった翌日、本丸二階の審神者の部屋で近侍として働いていた肥前が外から聞こえてきた陸奥守の声に窓から中庭を見下ろせば、そこには散った桜の花びらで❤️が描かれていた。的な余話。
kusekke_ura
DONEいずむつつめつめ①ワンドロお題・甘いものは
②バレンタインに貰ったこぶたの着ぐるみを着たちびむつ
③ヴァンパイアぱろ土佐組
ラブリンハンター陸奥
愛犬肥前くん
林檎型時限爆弾提供南海先生
④わんわん物語のスパゲティちゅー寸前のいずむつ 4
Norskskogkatta
PAST主肥/さにひぜ(男審神者×肥前)主刀でうさぎのぬいぐるみに嫉妬する刀
おじさん審神者がうさぎのぬいぐるみに向かって好きっていってるのを目撃した肥前とうとう買ってしまった。刀剣男士をイメージして作られているといううさぎのぬいぐるみの、恋仲と同じ濃茶色に鮮やかな赤色が入った毛並みのものが手の中にある。
「ううん、この年で買うにはいささか可愛すぎるが……」
どうして手にしたかというと、恋仲になってからきちんと好意を伝えることが気恥ずかしくておろそかになっていやしないか不安になったのだ。親子ほども年が離れて見える彼に好きだというのがどうしてもためらわれてしまって、それではいけないとその練習のために買った。
「いつまでもうだうだしてても仕方ない」
意を決してうさぎに向かって好きだよという傍から見れば恥ずかしい練習をしていると、がたんと背後で音がした。振り返ると目を見開いた肥前くんがいた。
「……邪魔したな」
「ま、待っておくれ!」
肥前くんに見られてしまった。くるっと回れ右して去って行こうとする赤いパーカーの腕をとっさに掴んで引き寄せようとした。けれども彼の脚はその場に根が張ったようにピクリとも動かない。
「なんだよ。人斬りの刀には飽きたんだろ。その畜生とよろしくやってれば良い」
「うっ……いや、でもこれはちがうんだよ」
「何が違うってん 1061