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    kisaragikirara

    DOODLE※最終話から二年後、二人で同棲&お付き合いしてます
    いい夫婦の日に合わせて書いたけどぜーんぜん間に合わなかったやつです。
    苺の花言葉は「幸福な家庭」だそうで、相互さんに紅茶の色々教えてもらったのですが上手く活かせずしょんぼり……
    というか全然夫婦とかじゃないかも。そーいうことに興味が出始めた学生カップルみたいになっちゃいました。ミレイユが左かも怪しいです。
    いい夫婦の日(ミレ霧) 冷たい風が強く窓ガラスを叩く昼下がり。霧香は頬杖をついてカタログをぺらぺらと捲る。その横に湯気の立ちのぼる紅茶が置かれた。苺の甘い香りが冬の冷たさと混ざり合う。
    「霧香、そこはあんたにはまだ早いわよ」
    霧香が見ているのは有名なアクセサリー店の結婚指輪特集だった。ベビーピンクの幸せなページにシルバーの輪っかが所狭しと並んでいる。霧香はその中の一つ、小ぶりで細身のものを指さした。
    「これ可愛い」
    「ふうん、なかなかいいデザインじゃない」
     あれから二年の月日が経った。二人にはもう暗殺以外の道なんて残っていないから、まだ相変わらず銃を握る日々が続いている。けれど、霧香は前よりよく笑うようになったし、ミレイユはどこか丸くなった。本棚には世界の名作が分かりやすく書き直された児童書の一角ができ、食器棚には猫の絵が入った皿やマグカップが増えた。
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    ひらい

    DONEバームクーヘンエンドのスタート地点にすら立てなかった鯖の話。Twitterログ。
    ※根底は鯖乙で他人と苺が結婚してる。
    ※鯖→苺はあるのかないのか微妙な雰囲気。

    絶対絵の方が映えるから以下はフリー素材です!
    ・日に照らされている結婚式場を空中(木の影)から眺める鯖
    ・紙袋を持って帰路に着く招待客にすり抜けられながら式場の方を手ぶらで眺めてる鯖
    ・背景は紫陽花(花言葉 無情)合いそう
    ノーマルエンドのなり損ない、或いは既に過ぎ去ったバッドエンド

     時期は六月、場所は結婚式場。世間で言うところのジューンブライドというやつ。
     花嫁の髪は、あの頃の乙女よりも幾分か長いくらいまで、綺麗に伸びていた。
     参列者の中に知り合いはいないように見える。てっきり彼女との交流を絶ったのは自分だけだと思っていたのだが、息子もそうだったのか? あぁいや、交流があるが故に招待しなかった、という可能性の方が高いか。仮にも夫となる人間がいる前でいつものノリで親しくするのは、あまり良いものでは無いのかも知れない。あと、それとは別で、死神の少年とも交流が続いていると聞いていたのだが、そちらも呼ばれてはいないようだ。りんねを呼ばない以上、確実に浮いてしまうからだろうけれど。
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