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    sbjk_d1sk

    DOODLE食事の所作とか綺麗なんだろうけどそれはそれとしてその骨格からしてでかい口をがっぱりと開けてほしいだけの話。119番より先に緊急蘇生を→ピニャータの順番で続いていますが、ピニャータだけでも問題なく読めると思います。ピニャータでこの鯉博の友愛拗らせ具合を説明しています。単体で読みづらく書いてしまい申し訳ございません。
    手塩にかける「リー、買ってきたよ!」
    「はい、よくできました」
     龍門の街、賑わう真昼間。これだけ明るく大通りに面していればマフィアだのヤクザだののトラブルに巻き込まれる確率は限りなく低い――無い、とは決して言いきれなかった――と思われる。ちらりと周りのテラス席に座る他の人間を観察してみるが、地元客がほとんど、友人関係六割、家族連れ三割、恋人関係一割といったところだろう。視線を目の前の人、ロドスのドクターと呼ばれる、しかし今は探偵事務所の子どもたちと変わりない無邪気さで笑う人に戻す。お気に入りの白地に橙色がアクセントの大きなパーカー、黒いスラックス、華奢な下肢のラインを際立たせる黒光りした無骨なブーツはアンバランスに見えるのに、ご機嫌な鼻歌を奏でるたびに踵を鳴らす姿が可愛らしい。
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    mizuyasorasora

    DONE蘇州探索&オープニング画面で「ああこの世界は一度燃えたんだな」と思って衝動的に書いた水都百景録二次創作です。その後の探索で絵巻の中で放火が相次いだことが発覚しましたが自分の感情の供養にupします。一度目の世界の焼失における李白と杜甫の消滅。
    火事の描写とファンタジーレベルですが人体が燃える描写があります。
    天の裂け目より来たる火がその大火は比喩ではなく天から降ってきたとしかいいようのないものだった。
     江南では珍しく晴れ渡った空に雨の代わりに降ってきた火は、脈絡も何もなく建物や人間に燃え移り、人々を阿鼻叫喚に陥れた。
     消火部隊は間に合わず、水にさえ火が燃え広がっていく。
     自分の住んでいる住宅の同居人を被害が少ないらしい避難所に移動させた杜甫は、もつれる足を叱咤しながら全力で走っていた。
     手遅れでなければいい、そう思いながら疾走していたその最中、
    「おお子美殿、そんなに急いでどこにいく?」
     燻る炎の点在する繁華街の中、探していた当の人物からかけられたいつも通りの声に驚いて蹴躓いたのだった。
     途端にあはははは、と笑いながら差し伸べられた手に、こちらの気も知らないで、とキッと睨みつける。
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