蛍火
佐伯雛子
MEMOちょっと現パロ志津摩君によからぬ妄想止まらないので呟きます。モブしず?俺しず?なメモです。ちょっと🔞最終はやぎしずです。はい。当たり前ながら公式が最大手なので。18↑yes/no 2772
佐伯雛子
MEMO念願のほたるびを特装版と共に昨日ようやく読めたので呟かせていただきます!!やぎしずも、よどしずも大好きですが…つかはし!塚橋が特にヘキでした🙏年上受け×年下攻め好きオタクが落ちないわけがない二人、そんな二人のハッピーな妄想を昨日からしてるので発散させてください。軽く🔞なのでパスワード付き。18↑yes/no 1303
rinkokonoe
DOODLE笹紅をつけた志津摩君と八木さんのお話。短いです。
笹紅塗ったら似合うだろうなぁと思いながら書きました
蛍火艶夜
玉虫色紅を貰った、似合うからと
使いかけで申し訳ありませんといって手渡されたそれは、湯呑み茶碗の中に入っていて、玉虫色に光り輝いていた
部屋に戻って小さく包まれた風呂敷を広げると、中には小さな湯呑み茶碗に玉虫色の何かが入っているものだった
丁寧に筆と手鏡も添えられている
ああ、これは紅なのだと気がついた
「俺がこんなのつけても、似合わないよなぁ」
それでもなんだか気になって、筆を水で濡らしてくる
そういえば昔母が使っていたことを思い出して
その姿を真似する
水を含ませた筆で玉虫色の端っこをつい、と撫でる
すると中から紅色が急に現れる
「すごい」
何度か筆でなぞってから、手鏡を持って唇に薄くつい、と塗ってゆく
薄紅く色付いた唇は、不思議な色をしていた
822使いかけで申し訳ありませんといって手渡されたそれは、湯呑み茶碗の中に入っていて、玉虫色に光り輝いていた
部屋に戻って小さく包まれた風呂敷を広げると、中には小さな湯呑み茶碗に玉虫色の何かが入っているものだった
丁寧に筆と手鏡も添えられている
ああ、これは紅なのだと気がついた
「俺がこんなのつけても、似合わないよなぁ」
それでもなんだか気になって、筆を水で濡らしてくる
そういえば昔母が使っていたことを思い出して
その姿を真似する
水を含ませた筆で玉虫色の端っこをつい、と撫でる
すると中から紅色が急に現れる
「すごい」
何度か筆でなぞってから、手鏡を持って唇に薄くつい、と塗ってゆく
薄紅く色付いた唇は、不思議な色をしていた
rinkokonoe
DOODLE塚橋現世パロ二人がご飯食べて同じお布団で寝ているだけの短いお話です。
なんでも許してくれる方向け
今日の整備は大変だった、細かいところまできちんと点検を終えて俺は帰路につく
今日は和さんが家に来てくれる日だから、残業だけはしたくなかった
それでも2時間残業になってしまってため息を吐きながら和さんに連絡をする
合鍵を持っている和さんはもう家にいるようで、気をつけて帰ってくるように、と返事が返ってくる
俺は少し嬉しくなってすぐに帰りますと連絡した
それから1時間、電車を乗り継いで家に着いた
鍵を開けようとすると中から鍵が開く音と共に和さんがおかえり、と出迎えてくれた
「ただいま戻りました」
「お帰りなさい、疲れている顔をしているな」
そう言って頬をすり、と撫でる和さんの手のひらの温かさに俺は目を閉じてしまう
ふ、と和さんが笑ったような気がする
1727今日は和さんが家に来てくれる日だから、残業だけはしたくなかった
それでも2時間残業になってしまってため息を吐きながら和さんに連絡をする
合鍵を持っている和さんはもう家にいるようで、気をつけて帰ってくるように、と返事が返ってくる
俺は少し嬉しくなってすぐに帰りますと連絡した
それから1時間、電車を乗り継いで家に着いた
鍵を開けようとすると中から鍵が開く音と共に和さんがおかえり、と出迎えてくれた
「ただいま戻りました」
「お帰りなさい、疲れている顔をしているな」
そう言って頬をすり、と撫でる和さんの手のひらの温かさに俺は目を閉じてしまう
ふ、と和さんが笑ったような気がする
ritsuki_moe
DONE蛍火が示す旅情【2巡目】の展示作品でした。見られなくなっていたので再掲します。
・現パロっぽいタル蛍
・タルタリヤと蛍ちゃんがアルバムみてるだけ。
※かっこいいタルタリヤはいません。※
いろいろ描けていない設定
・タルとは大学で出会った。
・双子の育て親はダイン。
・制服の関係で中学卒業まではスポブラのままで過ごした。
(いつか追ページ出来れば…。) 3
さとうとしお
DOODLE蛍火が示す旅情お4 バターしみしみホットケーキ
漫画再販:https://parabolaa.booth.pm/
ネットプリント:https://twitter.com/_tofu_misoshiru/status/1563163655226916869
拍手してくださると励みになります。:https://wavebox.me/wave/emlvrugnh6rovo37/
penpen91420
DONE蛍火が示す旅情【2巡目】開催おめでとうございます!元々は本のオマケにペーパーでつける予定だったのですが
印刷等が厳しい状況なため展示という形になりました。
故に短いお話です。
現パロ/ディル蛍/付き合ってない
【ディル蛍】夏の日差しが強かったから、「海だーーーーー!!!」
「こら、クレー、まずは準備運動をしような」
「はーい!」
元気よく返事をして準備運動を始めたクレーを、眩しくてつい閉じてしまいそうになる目を頑張って開けて見つめる。今日は、近くに住む小さな友人クレーに誘われ、近所の人達と共に海に来ている。日差しが強い。先に日焼け止めを塗ってくればよかったな、と溜息を吐いて自身の体を見下ろした。少し気合を入れすぎたかもしれない。露出が多い水着を選んだのは、隣で黙々とパラソルを立てている男──ディルックに少しでも意識してもらいたかったから。蛍は近所のお兄さんであるディルックに幼い頃から恋をしている。初恋だ。他の人たちは皆褒めてくれたのに、肝心の彼は「どう?」と聞いてもああ、と一言だけ素っ気ない返事で終わってしまった。幼い頃から知っているからか子供扱いする彼に少しでも女として意識して欲しくて背伸びをしたデザインを選んだというのに、ディルックの表情は何一つ変わらなかった。完敗だ。
1907「こら、クレー、まずは準備運動をしような」
「はーい!」
元気よく返事をして準備運動を始めたクレーを、眩しくてつい閉じてしまいそうになる目を頑張って開けて見つめる。今日は、近くに住む小さな友人クレーに誘われ、近所の人達と共に海に来ている。日差しが強い。先に日焼け止めを塗ってくればよかったな、と溜息を吐いて自身の体を見下ろした。少し気合を入れすぎたかもしれない。露出が多い水着を選んだのは、隣で黙々とパラソルを立てている男──ディルックに少しでも意識してもらいたかったから。蛍は近所のお兄さんであるディルックに幼い頃から恋をしている。初恋だ。他の人たちは皆褒めてくれたのに、肝心の彼は「どう?」と聞いてもああ、と一言だけ素っ気ない返事で終わってしまった。幼い頃から知っているからか子供扱いする彼に少しでも女として意識して欲しくて背伸びをしたデザインを選んだというのに、ディルックの表情は何一つ変わらなかった。完敗だ。
penpen91420
DONE蛍火が示す旅情【2巡目】開催おめでとうございます!元々は本のオマケにペーパーでつける予定だったのですが
印刷等が厳しい状況なため展示という形になりました。
故に短いお話です。
魈蛍/付き合ってる/水浴び
【魈蛍】涼を求めて「あーーーつーーーいーーー!」
「もう、パイモン騒がないで。余計に暑く感じる。」
じりじりと肌を焼く陽射しに、つぅ、と背中に汗が伝う。炎スライムを抱きしめたかのように全身が熱い。水分補給はしているけれど、それ以上に日差しが強くて干からびてしまいそうだと蛍は照りつける太陽を睨んだ。
「でもよぉ、お前だって暑いだろ〜? 汗すごいぞ」
「そりゃ、こんなに気温が高かったらね。」
ぽた、とこめかみから顎にかけて汗の粒が流れていく。酷く喉が乾いて蛍はふぅ、と息を吐いた。
「凡人は脆いな」
こんな気温でも汗ひとつかかない魈に蛍は仕方ないんだよと笑い、暑い暑いと騒ぐパイモンを撫でた。
「うーん、なにか涼しくなるものってあったっけ」
1671「もう、パイモン騒がないで。余計に暑く感じる。」
じりじりと肌を焼く陽射しに、つぅ、と背中に汗が伝う。炎スライムを抱きしめたかのように全身が熱い。水分補給はしているけれど、それ以上に日差しが強くて干からびてしまいそうだと蛍は照りつける太陽を睨んだ。
「でもよぉ、お前だって暑いだろ〜? 汗すごいぞ」
「そりゃ、こんなに気温が高かったらね。」
ぽた、とこめかみから顎にかけて汗の粒が流れていく。酷く喉が乾いて蛍はふぅ、と息を吐いた。
「凡人は脆いな」
こんな気温でも汗ひとつかかない魈に蛍は仕方ないんだよと笑い、暑い暑いと騒ぐパイモンを撫でた。
「うーん、なにか涼しくなるものってあったっけ」
mimio_0e0
DONE8/27開催「蛍火が示す旅情【2巡目】」展示物。新作です!蛍、パイモン、一斗、忍のお話。一斗の出番多め。ギャグ漫画だと思って読んでください!空腹沙汰も、モラ次第! ない。
目をこらしても、ひっくり返しても、元素視覚を使っても。蛍とパイモンは額を突き合わせて、悲しいほどに軽くなってしまったそれの中身を見つめた。しばらく経って、受け入れがたい事実をどうにか認識した二人はゆっくりと顔を上げる。こわばる顔。垂れる冷や汗。どうしてこうなった――二人の思考は今だかつてないほどシンクロしていた。
「……」
心当たりがないわけではない。否、ありすぎる。モンドで舌鼓を打った鹿狩りの料理の数々。璃月で買い込んだ希少な鉱石。稲妻の八重堂で揃えた限定の小説本。冒険者協会からの依頼をこなして手に入れた臨時収入は、たしかに蛍とパイモンの手によって等価交換されていた。
蛍はもう一度だけ、財布をのぞき込んだ。やはりない。ないものはない。からっぽの財布の口が、呆れたように開いているのみだ。
9835目をこらしても、ひっくり返しても、元素視覚を使っても。蛍とパイモンは額を突き合わせて、悲しいほどに軽くなってしまったそれの中身を見つめた。しばらく経って、受け入れがたい事実をどうにか認識した二人はゆっくりと顔を上げる。こわばる顔。垂れる冷や汗。どうしてこうなった――二人の思考は今だかつてないほどシンクロしていた。
「……」
心当たりがないわけではない。否、ありすぎる。モンドで舌鼓を打った鹿狩りの料理の数々。璃月で買い込んだ希少な鉱石。稲妻の八重堂で揃えた限定の小説本。冒険者協会からの依頼をこなして手に入れた臨時収入は、たしかに蛍とパイモンの手によって等価交換されていた。
蛍はもう一度だけ、財布をのぞき込んだ。やはりない。ないものはない。からっぽの財布の口が、呆れたように開いているのみだ。
mimio_0e0
DONE8/27開催「蛍火が示す旅情【2巡目】」展示物です!蛍ちゃんとパイモンのお話。
はんぶんこの魔法「ほら、半分こ」
空が差し出してきた右手を、蛍はじっと見つめた。ふわりと香る甘い菓子の匂い。口に湧きあがってきた唾をあわてて飲みこみ、蛍は問いかけた。
「いいの? 空、これ好きだったでしょ?」
「そりゃ好きだけどさ。好きなのは蛍もだろ? それに」
空は半分になった菓子を蛍の手に握らせ、少し恥ずかしそうに笑った。
「……独り占めするより、一緒に食べたほうが美味しいからさ!」
身を寄せ合い、お菓子をちびりちびりと食べはじめる空と蛍。時おり顔を見合わせ、「美味しいね」「うん」と頬を緩ませている。なによりも大切な片割れと自分自身の姿を見つめながら、蛍はぼんやりと思った。
(ああ、夢か)
いつかの旅の記憶が見せる、あたたかな幻。幸せなはずのそれは、しかし鋭く蛍の心を切り裂いた。
3828空が差し出してきた右手を、蛍はじっと見つめた。ふわりと香る甘い菓子の匂い。口に湧きあがってきた唾をあわてて飲みこみ、蛍は問いかけた。
「いいの? 空、これ好きだったでしょ?」
「そりゃ好きだけどさ。好きなのは蛍もだろ? それに」
空は半分になった菓子を蛍の手に握らせ、少し恥ずかしそうに笑った。
「……独り占めするより、一緒に食べたほうが美味しいからさ!」
身を寄せ合い、お菓子をちびりちびりと食べはじめる空と蛍。時おり顔を見合わせ、「美味しいね」「うん」と頬を緩ませている。なによりも大切な片割れと自分自身の姿を見つめながら、蛍はぼんやりと思った。
(ああ、夢か)
いつかの旅の記憶が見せる、あたたかな幻。幸せなはずのそれは、しかし鋭く蛍の心を切り裂いた。