遼
井幸ミキ
MOURNING四半世紀ほど前に描いた絵の供養。デッサンとか上手く描けなくてそのままになっていた模様。直せたわけじゃないけど、結局ほぼほぼ描き直して色塗り。イチャイチャ遼伸を描きたかったんだと思う。
出来上がってる感じにしたくてw遼に舌ぺろさせてみたのだけど、舌ぺろって難しいのね…。 7
meemeemeekodayo
TRAININGキスの日のちょっとした遼嘉私しか勝たん彼は全くもって隙が無い。鋭い眼光、獣のように敏感な耳、気配を感じる力に長けていて反射神経も抜群に良い。戦場に立つ武人ならば当然かもしれないが張遼ほど隙が無い人物を、郭嘉は知らない。少しくらい力を抜けばいいのにと冗談めかして言えば、いつ何時だって油断したくないのだと力強い返答がくるものだからそれ以上の追求はできなかった。
「目の辺り、塵がついているよ」
日が沈んだ涼しい夜、風が少々強かった。郭嘉が指摘すると張遼はそっと己の右目の辺りを指で拭い、取れたかと尋ねる。
「ううん、反対の方。そう、目蓋のところ……ああ違う、もっと、睫毛に近いとこ」
「そんなに取れないものでしょうか」
「うん。何か、小さな粒がくっついているように見えるのだけれど」
970「目の辺り、塵がついているよ」
日が沈んだ涼しい夜、風が少々強かった。郭嘉が指摘すると張遼はそっと己の右目の辺りを指で拭い、取れたかと尋ねる。
「ううん、反対の方。そう、目蓋のところ……ああ違う、もっと、睫毛に近いとこ」
「そんなに取れないものでしょうか」
「うん。何か、小さな粒がくっついているように見えるのだけれど」
井幸ミキ
TRAINING昔描いた気に入ってた絵に色塗りをしようと思い立つ。変遷アップしてみた。
体勢とか体格とか、もうちょっとなんとかしたくて、今出来る限りで修正。
デジタルありがとう!遼をちょっと逞しく出来たよ!
ブラシとか色々試しながら、自分の描くスタイルに合うモノを模索中。
かなり強固な遼伸だったんですが、マイナーだったとは思うので、当時、頑張って自家発電してたーと思い出したりした。 5
ネオン(どシコりシコ太郎)
DOODLE遼也さんが引いて書いてらした町医者の坂本×恋を自覚していない岡田が良すぎたので俺はキスしてるふたりがみたいなってなって落書きしたやつ翳りゆく部屋島にたったひとつの診療所。
入口に掛けられた「診療中」の札を裏返したのは、臨時で雑用や客捌きを手伝っていたひとりの青年だ。
先程まであんなに賑やかだったそこにはもう人っ子一人おらず、代わりに数匹の野良猫がゴロゴロと喉を鳴らしてたむろしているのが目に入る。
「……」
青年は黙って、ドアを開くとその奥へ消えていく。
この診療所のつくりは古く、漆喰の白壁はところどころ、いや、元の色がわからぬほどにくすんでいた。待合室に置かれた木製のベンチも、大きな窓にかかる白いカーテンも、すべてが日に焼け色褪せたまま、静かに呼吸を続けている。
まるでレトロフィルムの世界に迷い込んだような錯覚すら感じる——そう評した本人は、診察室のなかに一台だけ置いてある、ベッドの上に腰掛け、天井を見つめていた。
2454入口に掛けられた「診療中」の札を裏返したのは、臨時で雑用や客捌きを手伝っていたひとりの青年だ。
先程まであんなに賑やかだったそこにはもう人っ子一人おらず、代わりに数匹の野良猫がゴロゴロと喉を鳴らしてたむろしているのが目に入る。
「……」
青年は黙って、ドアを開くとその奥へ消えていく。
この診療所のつくりは古く、漆喰の白壁はところどころ、いや、元の色がわからぬほどにくすんでいた。待合室に置かれた木製のベンチも、大きな窓にかかる白いカーテンも、すべてが日に焼け色褪せたまま、静かに呼吸を続けている。
まるでレトロフィルムの世界に迷い込んだような錯覚すら感じる——そう評した本人は、診察室のなかに一台だけ置いてある、ベッドの上に腰掛け、天井を見つめていた。
meemeemeekodayo
TRAININGハスラーかくかちゃん来ません記念(ぐちゃぐちゃの笑顔で泣いている絵文字)現パロ遼嘉、け~さつ遼とハスラー嘉、バーのマスターなかくおじもいます
羅紗のニュンペー知り合いがやっているバーがある。駅から比較的近いのにわかり辛い場所にあるため、いつ行っても混んでいないところが良い。階段を数段降りたところにある扉は大きく重厚な印象で、けれども前に立てば横に自動でスライドするものだからそのギャップが面白かった。
本来であれば夕方から深夜までが営業時間なのだが知り合いということもあり行くのが確定した日には早めに開けてもらえることになっていた。仕事柄、自由に飲酒が出来ないからそういった融通が利くのは有難い。申し訳ない気持ちも多少ある。そのため張遼はそのバーに行けばなるべく高い酒を飲むと決めていた。微々たるものだが知人のためになるのはそれくらいだ。
夕暮れ、遠くで居酒屋のキャッチが活発になるのを聞きながら目当ての扉へ向かう。ゆっくりと静かに動く様子を見送って中へ一歩入り、さらにある扉を開けば暗くて落ち着いた店内が目の前に広がる、はずであった。
3296本来であれば夕方から深夜までが営業時間なのだが知り合いということもあり行くのが確定した日には早めに開けてもらえることになっていた。仕事柄、自由に飲酒が出来ないからそういった融通が利くのは有難い。申し訳ない気持ちも多少ある。そのため張遼はそのバーに行けばなるべく高い酒を飲むと決めていた。微々たるものだが知人のためになるのはそれくらいだ。
夕暮れ、遠くで居酒屋のキャッチが活発になるのを聞きながら目当ての扉へ向かう。ゆっくりと静かに動く様子を見送って中へ一歩入り、さらにある扉を開けば暗くて落ち着いた店内が目の前に広がる、はずであった。
meemeemeekodayo
CAN’T MAKE遼嘉になれない!遼←嘉恋って言うから愛に来た未遂「私を使ってごらんよ張遼殿、きっといいはずだから」
二重に取れる意味を含んだ郭嘉の言葉は上手く張遼の中に浸透しなかった。確かに耳に入ったし卓の向かいで杯を片手に笑う彼の目を見るに嘘偽りではないだろうし、けれども上手く飲み込めず張遼は曖昧に唸るくらいしか出来なかった。
酒を飲み肉を食べ、時折水を飲んで口の中を洗い流したらまた酒を呷る。張遼は食べる方が、郭嘉は飲む方が好きなようでお互い好き勝手に食べ散らかし他愛のない会話が途切れたときのことだった。
「楽しんでもらえる自信は、あるのだけれど」
どうにか流して違う話題に持っていきたかったが生憎張遼は彼ほど口が上手くない。頃合いを見計らって繰り返される郭嘉の言葉は酒のように甘くて少々苦いような妙な心地だ。
987二重に取れる意味を含んだ郭嘉の言葉は上手く張遼の中に浸透しなかった。確かに耳に入ったし卓の向かいで杯を片手に笑う彼の目を見るに嘘偽りではないだろうし、けれども上手く飲み込めず張遼は曖昧に唸るくらいしか出来なかった。
酒を飲み肉を食べ、時折水を飲んで口の中を洗い流したらまた酒を呷る。張遼は食べる方が、郭嘉は飲む方が好きなようでお互い好き勝手に食べ散らかし他愛のない会話が途切れたときのことだった。
「楽しんでもらえる自信は、あるのだけれど」
どうにか流して違う話題に持っていきたかったが生憎張遼は彼ほど口が上手くない。頃合いを見計らって繰り返される郭嘉の言葉は酒のように甘くて少々苦いような妙な心地だ。
みやき
MEMOAIのべりすとに続き書いてもらったらおもしろいことになって草生やしてる。◆以下がそれです。前にあげた、海動がエペくんになってるSS。遼剣です。
心地良い微睡みの中、傍らから伝わる静かな熱がいやに眠気を誘うことを知ってから幾許の時が経つが、未だ慣れず仕舞いだった。
とろみのある温かさに浸りたい意思に反し、真上の意識は急速に覚醒した。目を覚ませば、手の届く範囲に他者が存在することは、今までの真上の経験からすると異常事態とも言える──のだが。
その相棒の寝顔が幼かった。元より、海動のくるくると変わる表情はどこか悪童を思い起こさせるものだったが、それの比ではなく、顔つき、輪郭からしてやや丸みを帯びていた。
「……は?」
掛け布団をひっぺがしてみれば、予想に違わず縮んだ背。関東地獄砂漠にて邂逅した時のように身体を薄汚れたマントで包んでいるが、布の間からは、薄い筋肉をまとった細い腕が覗いていた。
2687とろみのある温かさに浸りたい意思に反し、真上の意識は急速に覚醒した。目を覚ませば、手の届く範囲に他者が存在することは、今までの真上の経験からすると異常事態とも言える──のだが。
その相棒の寝顔が幼かった。元より、海動のくるくると変わる表情はどこか悪童を思い起こさせるものだったが、それの比ではなく、顔つき、輪郭からしてやや丸みを帯びていた。
「……は?」
掛け布団をひっぺがしてみれば、予想に違わず縮んだ背。関東地獄砂漠にて邂逅した時のように身体を薄汚れたマントで包んでいるが、布の間からは、薄い筋肉をまとった細い腕が覗いていた。
eninonizi
SPOILER孫権の感想(最終章各ルートネタバレ有最終章のみの出番でしたが、いやーかっこいいし可愛いし最高でした🙏
熱血ルートのラストの揚州が守れれば良いという主旨の言葉はりきらしくて良いなと思いました。ワガママ言うと共闘したかったなぁ〜((└(:3」┌)┘))熱血ルートの張遼との会話からダブドラ戦になったら加勢してくれるかもと思ったけどそんな事は無かったw
3枚目は机召喚のシーンのスクショですw 3
meemeemeekodayo
MAIKING倫理が欠如してる遼嘉の現パロ、中途半端。ホーキーベカコン!※ひところしを匂わす表現があります
※中途半端
「ごめんね」
その声は珍しく萎れていた。水っぽさがあって弱々しい。恐らく郭嘉は目に涙を浮かべているのだろう。確認するまでもない。鼻をすする音も聞こえてくる。
張遼は運転中というのもあるが、視線を彼へと移すことが出来なかった。見てはいけないような気がしてしまってどうにも助手席を見たくない。
「ごめんね、張遼殿」
「いえ」
返事をするだけで精一杯だった。謝って欲しくない、別に貴方が悪い訳ではない。そう伝えたかったがやはり出来なかった。
車内は静かだ。ラジオでもつければ良かったのだが今更つけるのも違う気がして結局張遼はハンドルをしっかりと握り前を見るしかなかった。時折郭嘉が鼻を鳴らす音だけが聞こえてくる。
1886※中途半端
「ごめんね」
その声は珍しく萎れていた。水っぽさがあって弱々しい。恐らく郭嘉は目に涙を浮かべているのだろう。確認するまでもない。鼻をすする音も聞こえてくる。
張遼は運転中というのもあるが、視線を彼へと移すことが出来なかった。見てはいけないような気がしてしまってどうにも助手席を見たくない。
「ごめんね、張遼殿」
「いえ」
返事をするだけで精一杯だった。謝って欲しくない、別に貴方が悪い訳ではない。そう伝えたかったがやはり出来なかった。
車内は静かだ。ラジオでもつければ良かったのだが今更つけるのも違う気がして結局張遼はハンドルをしっかりと握り前を見るしかなかった。時折郭嘉が鼻を鳴らす音だけが聞こえてくる。
meemeemeekodayo
MOURNING遼嘉かっかの物憂げな顔が好きだけど気になる遼。
チルい穏やかに微笑む顔ばかり見ているせいか、彼がそれ以外の表情を浮かべているとすぐ分かるようになってしまった。なってしまった、というと聞こえは悪いが彼の知ってはいけない側面を覗いたようで後ろめたさがある故に自然とそういう表現になる。
何かを深く考え込むときでさえ楽しそうな笑みを見せるのに、ふとした瞬間、例えば日が暮れて夜が近づく紺と橙が混ざった空を見つめているときや明け方の肌寒い空気の中で薄着でいるときには随分物憂げな顔を見せるのだ。この世のもので楽しさを見いだせないものはない性格の割にどうしてそんな悲しそうな瞳でいるのだろう。何を嘆くのか、何を案じているのか。
静かに見守る存在でありたい。そう考えていたのにとうとう抑えが利かず白い頬に指を伸ばしてしまった。
809何かを深く考え込むときでさえ楽しそうな笑みを見せるのに、ふとした瞬間、例えば日が暮れて夜が近づく紺と橙が混ざった空を見つめているときや明け方の肌寒い空気の中で薄着でいるときには随分物憂げな顔を見せるのだ。この世のもので楽しさを見いだせないものはない性格の割にどうしてそんな悲しそうな瞳でいるのだろう。何を嘆くのか、何を案じているのか。
静かに見守る存在でありたい。そう考えていたのにとうとう抑えが利かず白い頬に指を伸ばしてしまった。
ちゃとら
MOURNING・21/08/19『LET_DOWN』作:kem様
KPC/KP:幾石翼/いちる
PC/PL :灰崎遼/ちゃとら
すやゆだHO4に回してもらって、HO3で行ってきたよ!
途中大変KPを困らせたし事故りかけたけど、最終的にこの結果でよかったと思う。
とても好きなシナリオだった……。
musotita
PAST過去に呂布軍アンソロに参加させていただいた時のほのぼのまんが再録です。調べたら2007年発行でした…(震)陳宮&高順は創作、玲綺は戦記2、厳氏&臧覇&魏続&候成は大戦のキャラデザを参考に描いております。また張遼の髪型捏造、高順←玲綺仕様ですので、色々と苦手な方はご注意ください。因みに豚は候成が抱えてた(?)猪を家畜化しました😇
古いアナログ原稿をスキャンしたので、粗がスゴいですすみません… 8
krzkktn
DOODLEアッキー生誕祭絵と没ラフ。最初は亮仁が生まれる前の遼仁と百合の花かんむりのエピソードと絡めたかったんだけど、現実的に考えてあまりにも胡散臭すぎて、ちゃんと自分の腑に落ちる形に変更。亮仁がいつも笑顔でいられる心の根源って自己愛だよな~と思い、これまで亮仁が作ってきたロボット達+いま友達としての関係が芽生えつつあるゆに達で囲んでわいわい感が出たので満足。 3はるしき
TRAININGシンパシー(遼嘉)リハビリ。『一緒にいると同じ気持ちになってしまう張遼と郭嘉』
#お題ガチャ #推しカプシチュガチャ
郭嘉は天井を仰ぎ、一息つく。
しばらく天井を見つめた後、姿勢を正し座りなおしたかと思えば、周囲を見回し顔見知りの軍師らがいないことを悟ると、机に広げられたいくつもの竹簡をくるくると一纏めにしていく。
そうして纏めた竹簡の束を両手で抱え、郭嘉は立ち上がり政務を行う部屋を後にする。
心無しか、足音を忍ばせ歩く郭嘉は廊下の曲がり角に差し掛かる。ここを曲がれば。郭嘉は息を無意識に潜める。
瞬間、郭嘉の目の前に現れた影。
郭嘉は驚き息を止める。
「どうされました、郭嘉殿」
そこにいたのは、郭嘉が想いを寄せる猛将であった。
「あ、あぁ、張遼殿」
にこり。郭嘉は動揺を悟られないよういつもの笑顔を顔に張り付ける。
驚きと困惑、忍ばせた恋情。全てが混ざっていた。見つからないように、郭嘉は面のような笑顔に務めた。
1218しばらく天井を見つめた後、姿勢を正し座りなおしたかと思えば、周囲を見回し顔見知りの軍師らがいないことを悟ると、机に広げられたいくつもの竹簡をくるくると一纏めにしていく。
そうして纏めた竹簡の束を両手で抱え、郭嘉は立ち上がり政務を行う部屋を後にする。
心無しか、足音を忍ばせ歩く郭嘉は廊下の曲がり角に差し掛かる。ここを曲がれば。郭嘉は息を無意識に潜める。
瞬間、郭嘉の目の前に現れた影。
郭嘉は驚き息を止める。
「どうされました、郭嘉殿」
そこにいたのは、郭嘉が想いを寄せる猛将であった。
「あ、あぁ、張遼殿」
にこり。郭嘉は動揺を悟られないよういつもの笑顔を顔に張り付ける。
驚きと困惑、忍ばせた恋情。全てが混ざっていた。見つからないように、郭嘉は面のような笑顔に務めた。
ちゃとら
MOURNING・21/05/31『心臓がちょっとはやく動くだけ』作:因様
KPC:幾石翼
PC:灰崎遼
すやゆだHO3がHO4に回してもらったよ!
まさかの場所からまさかの場所へ。
色んな約束をして、色んな話をしたね。詳しくはふせったー行きかな!
ちゃとら
MOURNING『Good night, Judas.』作:酒茶漬け様(敬称略/HO順)
▼KP≫ナギサ
▼PC/PL
HO1 朽無 松葉/鮭ちゃーはん
HO2 雛形 依 /はや
HO3 灰崎 遼 /ちゃとら
HO4 幾石 翼 /いちる 2