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    meemeemeekodayo

    基本かくか受けで文章を書いている者です。たまに別ジャンル

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    meemeemeekodayo

    REHABILI操嘉の現パロ。うっすらハロウィン。うっすら。
    南瓜のあるじ帰宅した曹操は室内が随分と冷えていることに気付いた。外気を感じるから窓を開け放しているのだろう。日が沈みすっかり暗くなった今の時間はなかなか肌寒い。先に郭嘉が帰っていることは把握していたからこの空気には疑問しか浮かばなかった。電気もつけっ放しである。この状況で転寝でもしているのだろうかと苦笑して靴を脱ぐ。帰った旨を声に出してみたものの反応は返ってこなかった。
    まさか体調を悪くして倒れているのではないか。考え得る最もよくないパターンを想像し、少々焦りを覚えた。近頃は元気そうにしていたからそんなはずはないと思いながらも彼の名を呼ぶ声に不安が乗ってしまう。
    「なんだ、いるなら返事くらい寄越せ」
    慌てて来たというのに当の郭嘉は起きて、座っていた。彼の趣味で取り寄せた海外製のテーブルに頬杖をつき、椅子に片膝を立てて座っている。薄い生地のシャツの上にこれまた薄手のカーディガンを袖を通さずに羽織ってとても行儀がいいとは言えない格好だった。テーブルに置かれた白いボウル皿の中から何かを手に取って口に運ぶと、退屈そうな顔を曹操へ向けた。
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