Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    銀河鉄道

    ノ__

    DONE【再掲】
    ※アニメ銀河鉄道の夜から影響を受けたパロディです。2人の男の子が亡くなって、汽車であの世に行く設定なのでご注意ください。
    汽車はひとつひとつ駅に停まり、そこから亡くなったお客さんを乗せていきます。けれどみんな行き先は違うため、途中下車をして行き、最後は男の子2人だけになります。
    スバルは車掌、夏目はお客さんです。
    でも2人とも亡くなっています。
    死ネタNGの人はバック。
    宇宙飛行※お題
    人は生まれ変わっても眼球だけは変わらないという説に影響されて。だから運命の人の目は一目見たら分かる、という話。夏目は生前のスバルのことを忘れていますが、スバルは夏目のことを徐々に思い出していきます。
    生前2人は最期まで幸せに暮らした設定です。

    〈宇宙飛行〉


    カチリと音がした。網膜の奥、月のクレーターのような瞳孔の周囲、ミクロン単位の星々が飛び散ってまたたく。
    「………はぇ?」
    君は一体誰なのだろう。スバルは切符切りを指先で持ったまま、一瞬落としそうになったことに慌てた。
    「…ぁ、え、ごめん…。お客さん、どちらまで?」
    ふにゃりと笑って問い掛ける。座席の男は表情は変えず、返答した。
    「乗客相手に、ごめんっテ…。キミ車掌でショ?…えっと、ペリカン駅まデ」
    3107

    あさはか

    MOURNINGイサンとドンランが銀河鉄道に乗る話の書きたいとこを書こうとして挫折した物です
    どうしてもさそりの火(自己犠牲)についてのドンランの見解が見たかったが思いつかない上に読みづらいのでボツ 解散 以上
    参考:宮沢賢治「銀河鉄道の夜」よりああ、みてよイサン。
    「ふむ」

    あの赤い光、アンタレスって言うんだよね。
    「...さり。」

    だよね!古い本でしかみたことがなかったけど...本物を見れる日が来るなんて。炎のように赤い、書いてあった通りだ。綺麗だね...。
    ...
    そういえばさ、さそりの火の話。ほら、小説に出てきた蠍座の成り立ちの話!昔読んだじゃないか。きっと君のことだから全部覚えてるでしょ?
    「......然り。」

    だよね!流石イサンだね。でもさ、あの今も燃やされ続けてる蠍は愚かだと思わない?
    たくさんのものを奪っておきながら結局最期には自分の過ちに気づいて、どうしてこうなってしまったんだろう、ああすればよかったって、遅すぎる後悔をする、もう戻れないのに。祈りを捧げても無駄なのに...。ああそっか、それでも蠍は見つけてもらえたんだね。はは、そうだった。そうだったね。ごめんごめん、話が逸れたね。えーと、どこが愚かだってっていうとさ、逃げてしまったことを後悔しているのがだよ。命を惜しむことがそんなに悪いことなの?だってみんなそうじゃないか。自分が生き残るためには(何者かになる為には...)たとえ友人______大事な物でも、(摘み取らなきゃ)(壊さなきゃ)...変えなきゃいけない時がある。逃げることも...ね。動物たちがそうであるようにね。弱肉強食、自然の摂理じゃないか。わかるだろ?
    877