Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    鬼丸

    艾(もぐさ)

    MAIKING22年頭にようやく鬼丸がきたぞー、からの節分イベ中に思いついてTwitterツリー連投で上げてたもの。だったけども、途中で飽きた。
    付喪神だらけの訪れにくい所にわざわざ福の神はやって来ないよ、って話になる筈でした。
    節分斬神 それは節分の日だった。これまでと違ったのは、もう一振の鬼切の伝承を持つ刀、鬼丸国綱がいたことである。年が変わった頃に顕現した彼は未だ本丸での生活に不慣れで、鬼切と呼んでいた旧知にその自覚が薄いことを個体差と飲み込むのに、表に出さずとも苦労していた。
     節分といえば鬼である。「この日は髭切さんが本丸の見回りをするんだよ、やっぱり鬼と言えば髭切さんだから!今年からは鬼丸さんもだけどね」この本丸の風習を教える乱の言葉に、鬼丸はまたしても困惑した。この本丸の髭切は鬼切としての色は薄いのではなかったのか、と。

    「それでいいのか。」
     そう鬼丸が問い質した先は話を聞かせた乱でなく、同じく旧知の鶴丸だ。畑当番真っ最中だった鶴丸は「それ、今じゃなきゃ駄目なやつかい」と呆れたが、放置されている事の経緯と次第によっては大事である。さっさと話せ、と目で促せば「まあ、君はまだ来て日も浅いしな」と抱えていた肥料の袋を下ろし、鬼丸の目を見据えた。
    1283

    Lupinus

    DOODLE男さにわ×鬼丸くん(さに鬼)の現パロのようなもの第2回
    この設定https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=1092520&TD=3153950のようなものの続き すけべ導入への道(まだ全年齢)
    前回(出会い編)はhttps://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=1092520&TD=3520184
    ※その後鬼退治を終えた後もなんとなく粟田口の鬼丸さんちに通うようになった主人公が、しばらくして大学の先輩の鶴さん(五回生)に三条大橋西端のカフェに誘われる回
    ※ちょっとだけシリアス
    ※全体が書かれる予定はないです

     おごりだというからついてきたものの、新作のフラペチーノでもてなされる理由がわからない。見せられるようなノートは持っていないし、学食の割引情報に詳しいわけでもないのに。
    「で、その後調子はどうなんだい?」
     鶴さんはふだんから世話になっている先輩のひとりで、このところやけに運が悪くて凹んでいるという話はした。その後髭切先輩の紹介で出会った粟田口の鬼丸さんなる人物に鬼を切ってもらった話もしたし、その鬼丸さんが鶴さんとも知り合いだったのも聞いた。
     それにしたって、お茶をしながら最近どう?なんて尋ねられたのは初めてではないだろうか。
    「え。それはその、嘘みたいによくなりましたね。電車も遅れないし自転車もパンクしないし、忘れ物もなくなって」
    「だろう? やっぱりあいつが切ってくれたんだろうさ、きみにつきまとってた鬼を」
     旧友の活躍が嬉しいのか鶴さんは無邪気に笑っている。
    「は、 3424