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    2点

    ロバ耳

    MOURNING死んだ譲介があの世でKAZUYAに会う話

    !譲介がTETSUより先に死んでます。
    !KAZUYAさんがめちゃくちゃ出てきますが喋りません。
    この2点を筆頭に全体的に注意です。何でも許せる人向け。
    こんなん書いちゃっていいのか……?と何度も迷ったのですが、マァ私が読みたいんだからしょうがねーなと思い書くことにしました。
    さよなら大怪獣 やってしまった!

     譲介は頭を抱えていた。やってしまった、とんだ大失敗だ。もっと慎重であるべきだったのに。
     アメリカは銃社会だということは言われるまでもなく知っていた。格差があり治安の悪い地域もあり、アジア人への差別も決して少なくないと覚悟していた。財団の方からも度々注意するよういい含められていたのだ。学校や病院にほど近い住居を与えられ、どのエリアに立ち入らない方がいいかもしっかり説明を受けていた。譲介はKから託された大切な客人として、そして一人の学生として、たくさんの人から守られていた。だから自分でも、己の身をもっとしっかり守らなければならなかった。
     けれど。
     我慢できなかったのだ。いつものスーパーマーケットから帰る途中、真昼の往来で突如鳴り響いた発砲音。比較的治安のいい地域のはずだった。数年暮らして来て今までこんなこと一度もなかった。一瞬で頭が真っ白になって、それでもなんとか姿勢を低くして身を守ろうとした時、崩れるように倒れた女性の側で呆然と立ち尽くす少女の姿が目に入ったのだ。それでもうダメだった。助けることしか考えられなくなってしまった。無我夢中で飛び出して、被さるようにして少女を床に屈ませ、倒れている女性の脈を測ろうとした。
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