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    BUMP

    aokiss2481

    DONEはなさん【@ faishu_】の素敵イラストを元にお話を書かせていただきました🙇‍♀️✨
    はなさんのイラストのイメージである『幸せ』をテーマとして執筆しております🌼
    イメージソング:アカシア(BUMP OF CHICKEN)
    イラスト元: https://x.com/faishu_/status/1768618747231871415?s=46&t=YJq-RQJOaYczvhSh3r8wWw
    幸福論者と運命論者柔らかな、しかし眩く感じる光が目蓋を撫でる感触で目を覚ました。現状を把握しようと寝起きで覚醒し切らない頭を働かせる。ボンヤリと霞んでいた景色の輪郭は次第に確かなものになり、見慣れた天井で規則正しく回るシーリングファンに「あぁ」と都々丸はようやく合点がいった。非番の都々丸は退屈だと駄々を捏ねるロンから呼び出され、暇つぶしに付き合う内にどうやら寝てしまったようだ。まだ窓の外が明るい所を見るに、日が暮れるほど惰眠を貪った訳ではなさそうだなと安堵する。

    キョロ、と首だけを動かして隣を見れば、そこには都々丸同様に眠りに落ちたのだろうロンがいた。都々丸とは真逆の位置で仰向けに眠るロンの頭は案外近い位置にあり、その整った顔に一瞬だけドキリと胸が鳴る。さすがはあの捜査一課の女傑、雨宮を「ゆけめん」だとノックアウトしただけはあるな、なんて。その時のことを思い返しながら都々丸は独り笑いを噛み殺した。
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    Umekopyon

    MEMO正気を失ったから自作の☀🐉代表作「Waiting for Rainbows」を和訳してみる
    こちらは第1章の3分の1ぐらい?
    (英文、現在第23章書き中)
    (計27章になる予定)
    (和訳途中で諦める予感あるので予めすみません)

    ※日常パラレル?みたいな設定
    ※日本の日常?の話だけど、書いた時点一度もちゃんと日本に住んだことなかった著者
    ※タイトルの由来はBUMPの「虹を待つ人」
    和訳が下手ry
    虹を待っている 第1章 (1/3) 希望ヶ丘は、決して悪いところではない。建物も昭和のものが多く、商店も地元に密着したものが多く、都会の喧騒とはほど遠い、世田谷区の閑静な住宅街だった。理想的な住まいとは言えないが、それなりに住みやすい。

     そんな環境にピッタリな住民も多かった。若い頃大きな夢や憧れをだいていても、就職や転職に失敗し、理想とはほど遠いが手に入れやすくて適当に心地よい暮らしに甘んじている。

     日向創もそうだった。実際、2倍ほどもそうだったが…とにかく、駅前にある交番に警察官として就職することになったのだから、それでいい。希望していた職業ではなかったが、町の人たちと触れ合い、必要なことを手伝うのはそれなりに楽しい。

     希望ヶ丘には犯罪も少なく、巡回と自転車の登録チェックが主な仕事だったが、のんびりできて当面の独身生活を支えるには十分な収入になった。住民も親切で2年も経つとほとんどの名前を知っている、学校の先生からフリーターの配達員まで。巡回に出かけると必ずと言っていいほど挨拶があり、そこから会話がはずみ、楽しい毎日が続いていた。
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