SF
85_yako_p
DONE鋭心先輩とケーキの話です。SF(少し不思議)です。クラファがめちゃくちゃ仲良し。なんかもう鋭心先輩好きすぎて何書いても胡乱なんですけど与太話だと思って読んでください。(2024/5/23)祝福 味覚がなくなった。ポップコーンの味がしない。
大事件といえば大事件だが、シアタールームのスクリーンにはずっと観たかった映画が流れ始めてしまっている。口の中でモサモサとした食感だけを主張しているポップコーンのことはしばらく忘れて映画を観て、この異常事態については後で考えようだなんて悠長なことを思っていた。
観終わった頃にはポップコーンのことは頭の片隅にポツンとある程度で、カラカラの喉を潤すために飲み干したコーラが甘いことに安心してその日は眠りについた。
そこで、変な夢を見た。
どこまでも広くどこまでも白い空間で、向こう側に手が届かないほど細長いテーブルに腰掛けている。クロスは潔癖なまでに白く、生活を否定しているようだ。
13056大事件といえば大事件だが、シアタールームのスクリーンにはずっと観たかった映画が流れ始めてしまっている。口の中でモサモサとした食感だけを主張しているポップコーンのことはしばらく忘れて映画を観て、この異常事態については後で考えようだなんて悠長なことを思っていた。
観終わった頃にはポップコーンのことは頭の片隅にポツンとある程度で、カラカラの喉を潤すために飲み干したコーラが甘いことに安心してその日は眠りについた。
そこで、変な夢を見た。
どこまでも広くどこまでも白い空間で、向こう側に手が届かないほど細長いテーブルに腰掛けている。クロスは潔癖なまでに白く、生活を否定しているようだ。
heki9chanko
PAST創作カクテルのために、勢いで書いたSFアヴァリュノエンディングお気に入りの死にネタ
SF死亡√ リュノ視点やっぱり一人にするんじゃなかった。
敵のせん滅に手こずっていた俺は、急いでアヴァの元に向った。
今しがた通信機から、アヴァと諜報部員のやりとりが流れてきた。
『早く逃げろ。俺は自力で脱出する』
息も絶え絶えにそう告げ、アヴァの通信は遮断された。
『リュノさん…!!どう、すれば…!!』と
焦燥しきった諜報部員の声が聞こえる。
俺は迷わず、「シンヤはこの場を離れて、夜雲達と合流するんだ。俺は、アヴァを迎えにいく」と答えた。
『でも……』と尚も食い下がろうとする彼を落ち着かせようと、俺は至って冷静な声色で宥める。
「アヴァ一人くらいなら、俺でも運べるよ。すぐに戻るから、救護の準備をして、待ってて」
俺が無茶を言ってるのは、バレてるんだろう。
2939敵のせん滅に手こずっていた俺は、急いでアヴァの元に向った。
今しがた通信機から、アヴァと諜報部員のやりとりが流れてきた。
『早く逃げろ。俺は自力で脱出する』
息も絶え絶えにそう告げ、アヴァの通信は遮断された。
『リュノさん…!!どう、すれば…!!』と
焦燥しきった諜報部員の声が聞こえる。
俺は迷わず、「シンヤはこの場を離れて、夜雲達と合流するんだ。俺は、アヴァを迎えにいく」と答えた。
『でも……』と尚も食い下がろうとする彼を落ち着かせようと、俺は至って冷静な声色で宥める。
「アヴァ一人くらいなら、俺でも運べるよ。すぐに戻るから、救護の準備をして、待ってて」
俺が無茶を言ってるのは、バレてるんだろう。
heki9chanko
PAST創作カクテルのために、勢いで書いたSFアヴァリュノエンディングお気に入りの死にネタ
SF死亡√ アヴァッさん視点しくじった。
使い過ぎた体はいう事を聞かず、立ち上がろうにも四肢に力が入らない。
それでも、なんとか這いずって出口へ向かおうと藻掻く。
それまで途切れていた通信機から、ザーザーとノイズの音が耳に届く。
『ア…―さん…ッ!』
聞きなれた、諜報部員の声が聞こえる。
まだ通信機が壊れていなかった事に、安堵した。
「この、建物に爆弾を、しかけた…。早、く…に、げろ」
『…でも…それじゃアヴァさんが…!!』
と諜報部員があからさまに動揺する。
当たり前か。
だが、建物の崩落したこの場所を見つけ出すには、どう考えても時間がない。
「…俺の事は…かまうな…。自力で、脱出する。経路だけ、教えろ」
そう言って、俺は通信機の電源を切った。
その言葉は嘘ではなかった。
2068使い過ぎた体はいう事を聞かず、立ち上がろうにも四肢に力が入らない。
それでも、なんとか這いずって出口へ向かおうと藻掻く。
それまで途切れていた通信機から、ザーザーとノイズの音が耳に届く。
『ア…―さん…ッ!』
聞きなれた、諜報部員の声が聞こえる。
まだ通信機が壊れていなかった事に、安堵した。
「この、建物に爆弾を、しかけた…。早、く…に、げろ」
『…でも…それじゃアヴァさんが…!!』
と諜報部員があからさまに動揺する。
当たり前か。
だが、建物の崩落したこの場所を見つけ出すには、どう考えても時間がない。
「…俺の事は…かまうな…。自力で、脱出する。経路だけ、教えろ」
そう言って、俺は通信機の電源を切った。
その言葉は嘘ではなかった。
shikito
INFO6月30日 JUNE BRIDE FES 夏五本アンケートくすぐる感情にて頒布予定の夏五本です。
俺がお前(傑)を癒したい
B5/20p/R18/価格未定
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScXxdO2XW5xQm7WPz-wEwzYaoreWi9TXDtkSVLDtZmdzSneOg/viewform?usp=sf_link 5
kaisei
PAST一次創作/SFだけど要素少なめ7年くらい前に書いたものをものすごく加筆修正してみたやつ 所々生々しい表現がありますのでご了承ください
WW3後、文化統一された『都市』の人間のための娯楽兼教訓として作られた『街』で夜毎ステージに上がる人たちの話 3631
nikomi_gohan331
PROGRESS6月の伏せ恋で出す予定の本の冒頭です!付き合ってない友達の伏虎にまつわる、SF(ちょっとふしぎ)な話です。
⚠女体化
詮無い話0
俺は今、落ちている。それも随分と長い距離を、頭から真っ逆さまに。
見渡す限り闇の中、バタバタとはためいて身体にまとわりつく制服が、風を切る両耳の冷たさが、「落ちている」という状況に対して必死に警鐘を鳴らす本能のすべてが、自由落下を如実に伝えてくる。このままだと、あと何秒か後には頭がひしゃげることだろう。何を悠長に構えているんだという話だ。──ここが現実世界であるならば。
状況からして、間違いなく敵の術式にからめとられている。この落下の体感は幻だろう。そう断じられる理由は、現状呪力が全く練れないからだ。
最初は大いに焦った。式神を呼び出そうにも、いつもなら自分の延長線上にある影がぷっつり途切れてしまっているようで、練った呪力がそのまま指先から逃げていく。放出ではなく体内の巡りに集中してみても、それがしれっとどこからか拭き取られていくような感覚がして、しかも漏れ出ていく穴の場所も分からないときた。
14586俺は今、落ちている。それも随分と長い距離を、頭から真っ逆さまに。
見渡す限り闇の中、バタバタとはためいて身体にまとわりつく制服が、風を切る両耳の冷たさが、「落ちている」という状況に対して必死に警鐘を鳴らす本能のすべてが、自由落下を如実に伝えてくる。このままだと、あと何秒か後には頭がひしゃげることだろう。何を悠長に構えているんだという話だ。──ここが現実世界であるならば。
状況からして、間違いなく敵の術式にからめとられている。この落下の体感は幻だろう。そう断じられる理由は、現状呪力が全く練れないからだ。
最初は大いに焦った。式神を呼び出そうにも、いつもなら自分の延長線上にある影がぷっつり途切れてしまっているようで、練った呪力がそのまま指先から逃げていく。放出ではなく体内の巡りに集中してみても、それがしれっとどこからか拭き取られていくような感覚がして、しかも漏れ出ていく穴の場所も分からないときた。
わさび。
DOODLESF 3rdのユンとヤンの試合観戦が楽しくて仕方ない。ヤンは試合展開が早くて見てて楽しいし、やっぱり蟷螂斬の見栄えが良いよね。
ユンの幻影陣発動からのコンボ継続と、幻影陣終了後のゲージ回収速度にはさすがに笑うしかない。
3rdはユリアンやネクロ、オロも見てて楽しいよ
USFⅣとSF5とその他コレクション衝動買いした。 4
85_yako_p
PAST四季とタケルと漣が旅行する話です。かなり前の既刊です。SF(少し不思議)です。
牙崎くんは冬眠する一
失敗した。重くなる体を引き摺りながら思う。想定外だった。まだ、猶予はあったはずなのに。
まるで逃げだすみたいだ。屈辱にも近い感情が冷え切った胃の底を焦がしていく。だが、これが逃走だとしても足を止めるわけにはいかない。逃げ込める場所の心当たりは苛立つほどに少なくて、そのなかの一つである寮へと体を引き摺っていく。
アイドルになるまでは、どこか誰にも見つからない冷たいところに身を隠せばよかったのに。大勢に見られるのは困る。だけど、今は誰にも見つからないところには行けない。
ようやく寮に辿り着けば灯りはとうに落ちていて、誰もいないラウンジはひんやりとしていた。時間が時間だ。当然だ。体温が奪われていく感覚は少しだけマシになったが、このままではきっと眠ってしまう。
35426失敗した。重くなる体を引き摺りながら思う。想定外だった。まだ、猶予はあったはずなのに。
まるで逃げだすみたいだ。屈辱にも近い感情が冷え切った胃の底を焦がしていく。だが、これが逃走だとしても足を止めるわけにはいかない。逃げ込める場所の心当たりは苛立つほどに少なくて、そのなかの一つである寮へと体を引き摺っていく。
アイドルになるまでは、どこか誰にも見つからない冷たいところに身を隠せばよかったのに。大勢に見られるのは困る。だけど、今は誰にも見つからないところには行けない。
ようやく寮に辿り着けば灯りはとうに落ちていて、誰もいないラウンジはひんやりとしていた。時間が時間だ。当然だ。体温が奪われていく感覚は少しだけマシになったが、このままではきっと眠ってしまう。
yui_Runningman
TRAININGSF風味なものをつくってみました!この女の子の種族は代々首から下をメカ胴体に繋げて生活している、、という特殊設定なんですが、本当のところは胴体作るのがむずかしかっただけです👍 2
85_yako_p
DOODLE双子のSFです。100本チャレンジその54(2014/4/22)
双子に関するショートショート 朝起きたら三つ子になっていた。一人増えただけって言っちゃえばそれまでなんだけど、18年間双子をやってきた身としては非常に困る。
増えた一人は落ち着いているけれど非常に居心地が悪そうだ。とりあえずは俺たちの家にいてもらっているけれど、食器も机もベッドも二つしかない。ならばせめて名前くらいはと『介』で終わる名前をいくつか考えてみたけれど、彼は『まぁ、一過性のものだから』と言い受け取ろうとしない。
彼について聞けば、双子の片割れを失ってからというもの……というよりは彼は失われた側、つまりは死者らしく、ふいに姿形が変わり双子のもとに現れてしまうようだ。
「悪霊みたいなものなんだ。紛れ込んで双子の片っ方に成り代わっちゃう、みたいな」
524増えた一人は落ち着いているけれど非常に居心地が悪そうだ。とりあえずは俺たちの家にいてもらっているけれど、食器も机もベッドも二つしかない。ならばせめて名前くらいはと『介』で終わる名前をいくつか考えてみたけれど、彼は『まぁ、一過性のものだから』と言い受け取ろうとしない。
彼について聞けば、双子の片割れを失ってからというもの……というよりは彼は失われた側、つまりは死者らしく、ふいに姿形が変わり双子のもとに現れてしまうようだ。
「悪霊みたいなものなんだ。紛れ込んで双子の片っ方に成り代わっちゃう、みたいな」
高橋。
INFOhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSechnu1sBquIkRZmrVBFh0wMu2WZH_NSMBIRMyfhr-3BZLDng/viewform?usp=sf_link質問コーナーの質問を募集します!
何回でも答えられるようにしているので、じゃんじゃん答えて欲しいです!
51何回でも答えられるようにしているので、じゃんじゃん答えて欲しいです!
galaxsci
DONEfinished commission for ConvictClaude and their MerGoro from their fic Like An Ocean's Pearl.🔗https://archiveofourown.org/works/31190240/ch 3
やったね!イッヌ工場
MOURNING静かの船よりげんみ❌1日で準備するには無理があった……!!!でも楽しかった!!!!!!
最後に乗ってる衣装は差分は、私がただミスってSF全開にしてしまっただけです。(ネタバレではない) 9
ukiyu
DOODLE夢絵描くな定期好きな短編、全文読めます
SF小説「身体を売ること」|Hayakawa Books & Magazines(β)
https://www.hayakawabooks.com/n/n7828d7d03c07
高橋。
INFOお久しぶりでーすんこれ答えてちょ
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf6IzGMs7wEFZQIm55mDOtevDEum2PLf1UV5jY4nghhiLDHOA/viewform?usp=sf_link
最近ぶっちゃけ投稿すんのめんどくて
投稿サボってた。すまん。
リアクションの数でなんか色々やるやつのアンケート出したんで、できるだけ答えてくだせぇ
73投稿サボってた。すまん。
リアクションの数でなんか色々やるやつのアンケート出したんで、できるだけ答えてくだせぇ
rin_rin_goU
SPUR ME6/30 放課後ユートピア JUNE BRIDE FES 2024『何度だって好きだっていうから』
A5/P58(予定)
部数アンケート御協力おねがいします🙇♂️🩵🧡
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfzLexu2-csI0dS0oxUCn6lyJzVZesIk5TBk6xInNwULMay_g/viewform?usp=sf_link 13
rein2jiaca
PASTわがまま言ってコロナにかかりながら書き上げた一年前の卒論です。エドモン関係がどうしても書きたくて、なんとか許された『モンテクリスト伯』をベースに書かれ、エドモン・ダンテスの宝具や宝具名、モーションの元ネタになったのではといわれてる近代SF英文学の『虎よ、虎よ!』の解釈卒論となってます。
『虎よ、虎よ!』の解釈綴ったときの卒論ですほぼほぼ自己満足のための卒論なことは承知の上で、まるまる一部を載せます。
書き方が拙いので変なとこ多いと思いますが、許してください。
手っ取り早くただただアルフレッド・ヴェスターの『虎よ、虎よ!』のあらすじが知りたい方は以下のあらすじのみどうぞ。
第1章 「『虎よ!虎よ!』のあらすじ」
第1章では作品の大まかな世界観とあらすじを述べる。舞台は25世紀、宇宙に出ることが一般となった時代で、世界中の人々は「ジョウント」と呼ばれる瞬間移動能力を各々身に着け、自分の思い描く場所へ飛ぶことを常としていた。あまりにもこの能力を使って移動することが当たり前となったために、逆にジョウントを用いず車や飛行機などで移動することが貴族的で優雅であるともされた。
11941書き方が拙いので変なとこ多いと思いますが、許してください。
手っ取り早くただただアルフレッド・ヴェスターの『虎よ、虎よ!』のあらすじが知りたい方は以下のあらすじのみどうぞ。
第1章 「『虎よ!虎よ!』のあらすじ」
第1章では作品の大まかな世界観とあらすじを述べる。舞台は25世紀、宇宙に出ることが一般となった時代で、世界中の人々は「ジョウント」と呼ばれる瞬間移動能力を各々身に着け、自分の思い描く場所へ飛ぶことを常としていた。あまりにもこの能力を使って移動することが当たり前となったために、逆にジョウントを用いず車や飛行機などで移動することが貴族的で優雅であるともされた。
85_yako_p
DONE北村のSF(少し不思議)です。ノリで読んでください。(2024/3/17)雨なのに喫茶店とか入れない 今日はなんだか良くない日だ。厄日とまではいかないけど、きっと寝る前にため息を吐いてしまうような、そういう日。具体的に言うと今日はどんよりと曇っていたし、何度も人にぶつかる日だった。ぶつかるっていうのは物理的に。
そりゃ人にぶつかるってことは僕だって相手を避けられなかったってことなんだけど、僕はぶつかった相手には頭を少し下げる程度のことはする。それなのにぶつかった相手は例外なく僕を無視して歩いていくから今日はあんまり良くない日だ。アイドルとして顔が売れているはずだなんて驕るつもりはないが、あんな透明人間を相手にするように無視することもないだろうに。
「おはようございますー。あれー? 雨彦さんしかいないんですかー?」
1871そりゃ人にぶつかるってことは僕だって相手を避けられなかったってことなんだけど、僕はぶつかった相手には頭を少し下げる程度のことはする。それなのにぶつかった相手は例外なく僕を無視して歩いていくから今日はあんまり良くない日だ。アイドルとして顔が売れているはずだなんて驕るつもりはないが、あんな透明人間を相手にするように無視することもないだろうに。
「おはようございますー。あれー? 雨彦さんしかいないんですかー?」
のんの
MOURNINGSF🕳️❄️妄想+家族「双子、タイムスリップ、滅亡」
※🕳️❄️は日本+2人の子供が出てきます
※全て捏造、こじつけ、メタ要素あり、読みたい人が頑張って読んで
pw 安城のALL in 加入日(4桁) 2793
AQ10℃
DONE新サクセスネタバレ注意 初クリア記念メトロン星人に近いシルエットのキャラが出てきたのでふんわりパロディ。プレイ中は似てる!と思っていたのですが、後で調べたらそうでもなかった。
本編はゆるゆるギャグSFで面白かったです!
ホリ高はギャグ漫画時空なので宇宙人は襲来するし急激な気温変化が起きてもマリンスポーツが出来る。
furikozaka
MOURNINGレオの死をループする泉の話。SF(すこしふしぎ)系ホラー。昔書きかけていたことを忘れて新しく書き始めたら古いの発掘したので供養します。夢ノ咲時代軸で、フィレンツェエンドを知っている今では絶対に続きを書けないので途中までですがここに供養します。原稿の息抜きで新しく書いている方はシステムとかは基本同じですが同居数年後の軸なので心理状態とか別物になると思います。
100万回死んだねこ100万回死んだ猫
二度目は、交通事故だった。
太陽がとろけるように西の端に落ちていく時間。光がじんわりと街中を舐めて、黄昏色に染め上げていた。鈍色の海は静かに揺蕩って、陽が落ち行く様を見つめていた。
海岸沿いにある防波堤のすぐ横にある狭い歩道は、白線が摩耗して途切れ途切れだった。大人の肩幅よりもほんの少し広いだけの領域を、泉とレオは一列になって歩いている。この時間帯の交通量は少ないが、信号がほとんどないせいでどの車も勢いよく通り過ぎていく。仲良し横並びが好きな小学生ですら、この道に来れば誰もが黙って一列になる、そんな道だった。
学院の門を出てからずっと、二人の間に会話はなかった。ずっと一緒にいるはずなのに、このところ学校でもあまり話ができていない。口を開けば喧嘩ばかりで、互いに言葉を交わすことに疲弊していた。それでも、一緒にいることをやめないのは、敵だらけの学院で心を許せるのが互いだけだからだ。静寂すらも、僅かな安寧となっていた。
5596二度目は、交通事故だった。
太陽がとろけるように西の端に落ちていく時間。光がじんわりと街中を舐めて、黄昏色に染め上げていた。鈍色の海は静かに揺蕩って、陽が落ち行く様を見つめていた。
海岸沿いにある防波堤のすぐ横にある狭い歩道は、白線が摩耗して途切れ途切れだった。大人の肩幅よりもほんの少し広いだけの領域を、泉とレオは一列になって歩いている。この時間帯の交通量は少ないが、信号がほとんどないせいでどの車も勢いよく通り過ぎていく。仲良し横並びが好きな小学生ですら、この道に来れば誰もが黙って一列になる、そんな道だった。
学院の門を出てからずっと、二人の間に会話はなかった。ずっと一緒にいるはずなのに、このところ学校でもあまり話ができていない。口を開けば喧嘩ばかりで、互いに言葉を交わすことに疲弊していた。それでも、一緒にいることをやめないのは、敵だらけの学院で心を許せるのが互いだけだからだ。静寂すらも、僅かな安寧となっていた。
猫野さばみ
DOODLE大人葉くんがすごく描きたくって描いてたら、じゃあヨメも、花も、と結局親子になった。二枚目は、ほぼ日記です。3ぴーすってタイトルで、SF終了後という設定で、はおよーあんが炎でわちゃっとして最終的に3人で風呂に入って、なんかいい話に収まるっていう謎の本を出したいと思ってました、🍊当時。一体どんなハッピー脳みそしてたんだ。
息抜きが永遠に息抜き… 2
saifu_ti
DONEラディアビげんみ☓イラストその2です!相変わらず自陣向け&何が来ても許せる方向けです
今後も絶対に増えます
動画はこちら↓
【I WANNA BE YOUR SLAVE】ラディアビ男性サーヴァントで
https://youtube.com/shorts/se2sf1SlYMc?si=3u9mUqTw5-vcYuBK
⚠ネタバレ要素があるので共有の際はお気をつけください 63
85_yako_p
DONEC.FIRSTのSF(少し不思議)です。三題噺『黄色、ブラシ、道路標識』
100本チャレンジその47(2024/1/22)
飛び出し注意。 黄色い看板に鹿のシルエットが描かれていた。鹿に注意ってことかなぁ、って呟いたら、ぴぃちゃんがそういう道路標識だと教えてくれる。それが一昨日の、仕事帰りの話。
で、今持っているのは魔法のブラシだ。事務所で暇を持て余している僕はそれをぼやっと見つめる。ブラシには黄色のペンキがべったりとついているけれど、ぽたぽたと垂れる気配はない。
このブラシは、曰く、何か一つの標識を描くことができるらしい。そして、その標識は不思議な力で描かれたことを強制的に実現させると、さっき道端で筆を押し付けてきた金色の髪をした少年が言っていた。
彼は「赤色だったら通行止めとか、強力なものが描けたんだけど……ごめんね」と言っていた。確かに赤色のペンキの方が使い勝手が良さそうだ。一人きりに、一人ぼっちになってしまいたい時、とか。
1000で、今持っているのは魔法のブラシだ。事務所で暇を持て余している僕はそれをぼやっと見つめる。ブラシには黄色のペンキがべったりとついているけれど、ぽたぽたと垂れる気配はない。
このブラシは、曰く、何か一つの標識を描くことができるらしい。そして、その標識は不思議な力で描かれたことを強制的に実現させると、さっき道端で筆を押し付けてきた金色の髪をした少年が言っていた。
彼は「赤色だったら通行止めとか、強力なものが描けたんだけど……ごめんね」と言っていた。確かに赤色のペンキの方が使い勝手が良さそうだ。一人きりに、一人ぼっちになってしまいたい時、とか。
kaz_ATMG
PROGRESS青鉄二次 MGと新ひな寝てる時にみた夢のメモと
それを元にしてこんな感じの漫画にしたいよっていうメモ
さまざまな路線が消えたりするSFです
今ここにある漫画に繋がりはないです 8
leve_lava
DOODLE「JOINT2」通販おまけペーパー2頁目:お蔵入りになったなんちゃって時代劇パラレル当初この設定でも短編漫画を描いてSFと抱き合わせで本にする…という構想もあったのですが、背景がむにゃむにゃ等のアレと、SFの続きを見たいというお声が結構いただけたので今回の形になりました
SFより師弟関係色強めで年齢は原作と同じで、でも世界観的になかよぴっぴの描写も可だな…等妄想でした