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    まさし

    saigj3106

    MOURNINGこれをどうする気だったのかもう忘れちゃったので、
    まさしく供養。
    「飲みますか」

    キャップの外されたそれを受け取りながら、肘を始点にした腕の動きで上半身を緩く起こした。ベッドの上にはまだまだ湿度を含んだ空気が漂っているというのに、確かに喉は渇いていたから、悟は口をつけたそれを喉が鳴りそうな勢いで水を飲む。
    まだ違和感の残る腹の中に冷たいものが落ちていく感覚は、正直あまり心地の良いものではなかったけれど、口の中から喉の入口辺りまでが潤うのは悪くなかった。飲み口を外した唇の端から微かに垂れた分を手の甲で拭い、悟は恵にボトルを返す。受け取った恵はそのままそれを自分の口へと運んだ。
    悟が飲んだ三分の一ほどの残りが、勢い良く恵の体内へと流れていく。
    「はぁ…なんかちょっとまだ、腹ん中ヘン」
    「痛いんですか?」
    「うーん、痛くはないけど、…」
    贅肉ゼロの腹筋を何気ない指先でさすって見せる悟を見下ろしている恵を見たら、いつの間にか下着を履いていた。
    「え、なにお前、もういいの?」
    「もうって…いきなり何度もとか、そんな鬼畜じゃないです」
    はじめてなのに。

    ぼそ、と呟いた恵に、悟はほぉ~ん?と目を細める。
    ついさっきまで快楽の涙で湿っていた目蓋はまだ少し重たく、 958

    あるちゅうぼっくす

    DOODLE🦈🦐

    お題「あぶくの両脚では、上手に踊れない」
    これは まさしく 一文
    おとぎ話やテレビでしか見た事のない、煌びやかな大広間。普段はあまり使われていないと聞いたがそんな風には見えないくらい綺麗で、とても眩しい。
    ワイングラスに注がれシャンメリーを一口味わいながら、ぼんやりと部屋の中央を見つめる。その先には黒のタキシードに身を包んだアズール先輩がとても美人な女性と楽しそうに話している。

    「……ガッツリスリット」

    話している女性のドレスは、身体のラインがはっきりと分かるマーメイドドレスを身にまとっていた。スカートには片脚がガッツリ見えるスリットが入っている。遠目でも分かるスタイルの良さに、主張の激しい胸。ちらりと自分の胸を確認するがそんなものは持ち合わせていない。全くもって真っ平ら。

    「うーん残念」

    改めて比べると何だか虚しくなってきた。別に見せびらかすというか、そういう為に来たわけじゃないけれど何だか悔しいというか虚しい。

    「何が残念なんですか?」
    「はぇ、ジェイド先輩」

    急な声に驚きながらも声がした方向に顔を向ける。この人いつ来たんだろうか。

    「アズール先輩と話してる人、綺麗だなあって思いまして」
    「あぁ、なるほど……僕はユウさんの方が綺麗だ 4827