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    もこう

    pagupagu14

    DONE泣かせない約束/ビラルル(ワンド)
    2ビラールエンドから少し経ってからの未来に戻ってきてくっついたビラルル+エストのお話。エストはルルに対する感情は友情のみです。それでもこういうお節介焼いてくれるのはエストかアルバロしか思いつかなかったよ。ビラールエンドエピローグor2fdに行くまでの過程の話書きてぇ〜〜〜〜
    泣かせない約束 「エスト!」
    突然、エストの姿を見つけたルルはそのまま駆けていき…エストの手を握った。
    「ルル!?」
    「エストのおかげで本当に助かっちゃった!ありがとう!」
    「…ああ、この間の。ということはあるべきところに収まったようですね、ルル。ビラール。」
    「ええ」
    「…まあな。」
    「では、これは僕からの選別です。レーナ・アンブラー……ーー」
    「っ!?」
    エストが唱えた瞬間、私の体に重力がのしかかり私は立っていられなくなってしまう。
    「ビラール!?」
    「お灸ですよ、ルル。止めないでください」
    「で、でも…っ」
    「大丈夫だ、ルル…止めなくていい」
    それでもルルの不安そうな顔は変わらず私は苦笑いを浮かべた。
    「ラギに聞きました。まあ、ラギに聞かなくても分かることですか…ルルを泣かせ、悲しませたのだと。その理由がビラールなのだと」
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    Satsuki

    DOODLEいつかのどこかのレトユリ。無双のユーリスの支援を噛み締めた。前にもこういう文章書いた気がする。230728
    罵声が飛び、側頭部に衝撃が走った。奥歯を食いしばり、ユーリスは石の飛んできた方を睨みつける。言ってやりたいことが山ほどあった。善人面したクズ共が、一体どんな顔で自分に石を投げているのかと。
    その口で、屋根もない場所に蹲る子どもに、優しい言葉の一つでもかけてやったことがあるか。その手を差し伸べて、パンのひとつでも恵んでやったことがあるのか。
    拘束された両手にかけられた縄を引かれ、ユーリスはよろめくように前に進む。美しい顔に鮮血が伝い、唇を紅く彩っている。眼の前の兵士の無機質な鎧。その背中に、どんなうまい話を持ち掛けてやれば、この場を逃れることができるだろう。なんて、馬鹿げた考えだ。全ては遅すぎる。いや、こうなるのがそもそも遅かったのかもしれない。あの時、教団の司祭を斬り捨てた時。流行病で高熱を出した時。何度も、この命が尽きたと思った。けれど生き延びた。だから少し、思い上がってしまっていたのだろう。そう簡単には、自分は窮地に立たされまいと。そうして辿ってきた道の先で、今は地面を踏みしめて歩く。一歩、一歩、と、死に近付いていく。
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