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    スイス

    yo_lu26

    MENU過去作③『シャッフルオクタ2』2023年10月07日 22:00 〜 10月09日 22:00展示作品

    スイスイウェア……。本当真夏の恋人達に祝福あれ……。東京駅に住みたかったです。
    サマーライト・レモネード「ほら、フロイド。はやくこちらへ」
     木陰の下でアズールが呼んでいる。フロイドははやく陽の光の元へと飛び出していきたくて、わざと聞こえないふりをした。だって、とっくに他のメンバーは楽しげな催しに駆けて行ってしまったし、目の前の海にはイルカが泳いでいる。服だって新しくて気に入ったデザインのものを着ているし、はやく、はやく、と気が急いた。フロイドの視線の先は海と、陽気な音楽と、鮮やかで美味しそうな果物達を映している。アズールはこういう雰囲気はあまり好まないのか、なんとなく一番最後まで荷物置き場に残っているタイプだった。もちろん、商売や利害関係が絡んでいない時に限るけれど。
    「フロイド」
     もう一度、今度は低い声で名前を呼ばれた。しかも、片腕はがっちりと掴まれている。逃がさない、と空色の双眸がフロイドを捕える。アズールがいるところは、一段と暗い。くっきりと落ちる木の影が温度を下げてくれて、風が吹くととても涼しい。暗い影の中でも、アズールの銀髪はわずかな木漏れ日を弾いて、揺れるたびに柔らかく光った。
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    xtmonomxyr

    MOURNING「でさ、妹が聞いて来るんだけど、野球のルールを、打ったらどんだけ走っていいの?とか、それでどんだけ得点になるの?とか全然知らなかったんだけど、妹 ソフトボール部の助っ人やってたんだよねー」
    「ふふっなんだそれ」
    RRRR
    「ん、ああ…すまん、ちょっと」
    (……よし!笑った顔見れた!スネックさんあんまり笑わないからなー!今度帰った時なんか美味いもん土産に持って帰ろう……有難う妹よ………
    にしてこんな
    相対性理論はいいぞ「でさ、妹が聞いて来るんだけど、野球のルールを、打ったらどんだけ走っていいの?とか、それでどんだけ得点になるの?とか全然知らなかったんだけど、妹 ソフトボール部の助っ人やってたんだよねー」
    「ふふっなんだそれ」
    RRRR
    「ん、ああ…すまん、ちょっと」
    (……よし!笑った顔見れた!スネックさんあんまり笑わないからなー!今度帰った時なんか美味いもん土産に持って帰ろう……有難う妹よ………
    にしてこんな遅くまで電話掛かってくるなんてほんと忙しいんだな……せっかく二人きりでスネックさん家で呑んでるのに………あわよくばとか思ったけど…………今日も無理かな……………)
    「ーー……ー…」
    (……………)手持ち無沙汰
    (でっかいオーディオ機器だなー スネックさんどんな音楽聴くんだろう…ジャズとかかなぁ)
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    mame_cha_cha_ch

    DOODLEよごれさん(表垢:洗さん)とまめちゃ、メイさんのTwitterでの会話をストーリーにしたもの。
    会話しているうちに出来上がった『🍡にフラれたと勘違いした🐍がスイスへと逃亡し、涙ながらに酪農をしている🐍を、スイス人のお爺さん視点で見守る』という混沌しかないプロットを、誰が形にするのか押しつけ合っているだけの文章。
    全然読む必要がない。
    🇨🇭🐍🐏にまつわるお気持ち表明限界界隈に突然光がやってきた。
    メイさんである。
    よごれとまめちゃは眩しさに目を細め、次いで瞼を擦った。幻覚かと思ったのだ。

    「自由自在な飛び方が二次創作の醍醐味ですよね…♡」

    字書きは同時に生唾を飲んだ。だってこの二人、〈二次創作は可能性の追求〉を盾に、エロトラップダンジョンとかいうおばみつ界では聞き得ないワードを持ち出したり、原作で出会ってもいないカップリングで蛇を右にしたりと、ただでさえグレーな二次創作の世界でグレーの限界を極めるタイプのオタクである。まさに全てが限界なのだ。

    そこにやってきたメイさんというお方、おばみつ界でハートウォーミングな作品をつくらせたら右に出る者がいないような、とにかく凄い絵描きだった。カトリックでいうところのローマ教皇、法律でいうところの六法全書みたいなひとである。
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