四月一日
いずみのかな
DONEパトレイバー ごとしの 『かわいいひと。』のおまけです。以下の三本が入ってます。 ・四月一日 ・「本日はお日柄もよく」 ・夜間飛行かわいいひと。のおまけ四月一日
二人のこれからについて、四月一日に互いの隊と上司に報告しようと提案したのは後藤で、丁度年度始めだし悪くないと返したのはしのぶだ。
二人とも二十一世紀がまだユートピアだった時代に少年期を送り、社会人として世に出てから、四捨五入すれば二十年に届く月日が経ってるもので、四月一日が何の日か、なんて知ってはいても気にしたことはなかった。本当に全くもって。
だから、「隊長ー、気持ちはわかりますがもうちょっとばれない嘘付きましょうよー」とか「嘘って付くと叶わないって知ってました? なあ野明」とか「隊長、自分そういう嘘はちょっと」とか「いやぁ意外と純情ですよね、よければうちが仲人しましょうか? 多美子さんとやってみたいんですよねー」とか「でも、こういう前向きで明るい嘘っていいですよね、胸がこう、ぱってあったかくなって、なんとも幸せになります」と矢継ぎ早に言われたとき、後藤は素直に自分の人徳について反省せざるを得なかった。
14503二人のこれからについて、四月一日に互いの隊と上司に報告しようと提案したのは後藤で、丁度年度始めだし悪くないと返したのはしのぶだ。
二人とも二十一世紀がまだユートピアだった時代に少年期を送り、社会人として世に出てから、四捨五入すれば二十年に届く月日が経ってるもので、四月一日が何の日か、なんて知ってはいても気にしたことはなかった。本当に全くもって。
だから、「隊長ー、気持ちはわかりますがもうちょっとばれない嘘付きましょうよー」とか「嘘って付くと叶わないって知ってました? なあ野明」とか「隊長、自分そういう嘘はちょっと」とか「いやぁ意外と純情ですよね、よければうちが仲人しましょうか? 多美子さんとやってみたいんですよねー」とか「でも、こういう前向きで明るい嘘っていいですよね、胸がこう、ぱってあったかくなって、なんとも幸せになります」と矢継ぎ早に言われたとき、後藤は素直に自分の人徳について反省せざるを得なかった。
ゆーり
DOODLE弟に自分絵で描いてみてやーって言われたので記憶を辿って描きました初・絶望先生
『耳見えてる?』とか『眉毛どんな形だっけ』とか質問しながら描いて出来上がった絵を見た弟
『ねーちゃん、それ四月一日や…』
『(どっかで見た顔だと思った!笑)い、色!塗ってみた!』
『四月一日感が拭えぬw』
『絶望した……』
今度は資料見て描きます😇 2
panda_otete
DOODLEえ?今日って四月一日ですよね!?四月のお馬鹿さん!スネージナヤでは、四月一日は〝馬鹿の日〟と呼ばれて嘘や冗談が飛び交う。
タルタリヤが実家にいた頃は朝から晩まで弟たちがイタズラを仕掛けてきたので大忙しだった。
砂糖と塩を入れ替えたり、生クリームにマヨネーズのラベルを貼る程度はよかったが、シャワーにコンソメを仕込まれたのは流石に叱った。おかげで朝から髪がお腹が空く匂いになってしまった。
イタズラを仕掛けるには時間がない。ここはシンプルに嘘で行こう、とタルタリヤは決めた。
「でもなぁ……突拍子もないと見破られるし、リアリティがありすぎても……」
四月一日の嘘は人を傷つけてはいけないと決まっている。これが案外難しい。
今日も遅遅として進まない書類を前に唸るタルタリヤに、見かねたエカテリーナが声をかける。
2555タルタリヤが実家にいた頃は朝から晩まで弟たちがイタズラを仕掛けてきたので大忙しだった。
砂糖と塩を入れ替えたり、生クリームにマヨネーズのラベルを貼る程度はよかったが、シャワーにコンソメを仕込まれたのは流石に叱った。おかげで朝から髪がお腹が空く匂いになってしまった。
イタズラを仕掛けるには時間がない。ここはシンプルに嘘で行こう、とタルタリヤは決めた。
「でもなぁ……突拍子もないと見破られるし、リアリティがありすぎても……」
四月一日の嘘は人を傷つけてはいけないと決まっている。これが案外難しい。
今日も遅遅として進まない書類を前に唸るタルタリヤに、見かねたエカテリーナが声をかける。
harumaki_eat
MAIKINGあらすじにちかいもの寂しがり屋の店主四月一日と、夢で甘えさせてくれる遙おぢさま
百四前提の遙四です
遙×四月一日(店主)まあるい月が、闇夜の黒に白くぽかりと浮かぶ。澄んだ白光は燦々と、縁側に座る四月一日の長細い肢体に降り注ぎ、傾ける盃の清酒を強く透明に導いた。
「月見で一杯。なんて、格別だな」
唇の滴を舌で舐め、横に流した視線にはモコナが口の端を上げて応える。
「役札に倣ってちょうど、四月一日が去年漬けた菊酒がお供だしな」
空になった盃を縁側へ同時に置いて、にやり、互いに笑いを返し合う。今宵の酒は、昨年の秋口に朝露を纏う菊で仕込んだ菊酒。少々の魔力と丹精を込めた甲斐あり、それはそれは清浄な気を放ち喉を焼く味わいは、旨い、と一言で表現するのが勿体ない。モコナは自身と四月一日の、両方の盃にたっぷり菊酒を注いだ。それだけで味の保証はなされたも同然だ。
10946「月見で一杯。なんて、格別だな」
唇の滴を舌で舐め、横に流した視線にはモコナが口の端を上げて応える。
「役札に倣ってちょうど、四月一日が去年漬けた菊酒がお供だしな」
空になった盃を縁側へ同時に置いて、にやり、互いに笑いを返し合う。今宵の酒は、昨年の秋口に朝露を纏う菊で仕込んだ菊酒。少々の魔力と丹精を込めた甲斐あり、それはそれは清浄な気を放ち喉を焼く味わいは、旨い、と一言で表現するのが勿体ない。モコナは自身と四月一日の、両方の盃にたっぷり菊酒を注いだ。それだけで味の保証はなされたも同然だ。
483_nico
MEMO十二人の密室KP:にゃわ
HO1:つぐ/藍川 望
HO2:チオ/宮古橋 夜告
HO3:のく/虎枝 穣
HO4:でる/宇賀 鶫
HO5:けろ/百舌鳥宮 とおひ
HO6:ヌイ/四月一日 一
HO7:ひめさぎ/幣之内 暁
HO8:すおみ/藍沢 透
HO9:663/迎暮 暗
HO10:ささテー/成川 怜
HO11:あしや/瀬尾 京ノ介
HO12:ソラ/Robin Wood 2