瀬名泉
最早 風鈴
MENUenst本新刊サンプル【ドグラの騎士】全年齢/ 400円/B5/30p
鬱永時代のループ本です。
在庫まだまだ有ります......
BOOTH
https://fuulin2519.booth.pm/items/4056960
※在庫はBOOTHの方が多いです。
pictSPACE
https://pictspace.net/items/detail/280370 11
sumikko1900
DOODLE瀬名泉/お題「蝉の声が微かに聞こえ始めた早朝、永遠に幕間の劇場で猫の腹を撫でている話」袖の猫【泉+レオ】 舞台袖とは波止場なのかもしれない。ここから一歩足を踏み出せば、そこには熱気が渦巻く大海のような舞台が広がっている。
その一歩を踏み出すために一呼吸入れる場所が、こんな風に薄暗がりと柔らかで重たい布で包まれていることは嫌いじゃない。ここに立てば自然と身体がチューニングされる。そういうふうに自分を調整してきた。モデルとして、アイドルとして、誰でもない瀬名泉を見てもらうために。身体にほどよい緊張感を走らせる後押しをしてくれる、心地よい場所。
だけど、今日はちょっと、あまりに居心地が悪かった。
「暑い〜、あつい〜、フィレンツェでもこんな暑いなんて聞いてないぞ! これも全部セナのせい! あっ、ごめん、嘘! セナは何も悪くない! でも、ああ、蘇ってきた、インスピレーションが蘇ってきた! そう、これは『意地悪なセナの全身にカビが生えて悶え苦しんで死ねばいいなの歌』の変奏曲!」
1760その一歩を踏み出すために一呼吸入れる場所が、こんな風に薄暗がりと柔らかで重たい布で包まれていることは嫌いじゃない。ここに立てば自然と身体がチューニングされる。そういうふうに自分を調整してきた。モデルとして、アイドルとして、誰でもない瀬名泉を見てもらうために。身体にほどよい緊張感を走らせる後押しをしてくれる、心地よい場所。
だけど、今日はちょっと、あまりに居心地が悪かった。
「暑い〜、あつい〜、フィレンツェでもこんな暑いなんて聞いてないぞ! これも全部セナのせい! あっ、ごめん、嘘! セナは何も悪くない! でも、ああ、蘇ってきた、インスピレーションが蘇ってきた! そう、これは『意地悪なセナの全身にカビが生えて悶え苦しんで死ねばいいなの歌』の変奏曲!」
ato_dream_
DONEenst瀬名泉夢お誕生日に書いた成人済みのお話です。
酔っ払って彼女の可愛さを切れつつもメンバーに語っていてほしいなという願望です😌
⚠️⚜️のメンバーいます
可愛いあんたが 瀬名泉「ちょっと、泉ちゃん。飲み過ぎよォ〜?」
「うるさぁい! 俺の誕生日なんだからいいでしょぉ」
俺の誕生日。彼女は仕事が忙しくて遅くなると言っていたため、Knightsのメンバーと共に祝ってもらうことにした。日付が変わる頃に帰ってくるらしい。
「んもぅ、あの子が来れないからって拗ねないの」
もちろん、仕事だから仕方ないということはわかっている。今日の朝も、申し訳なさそうな表情をしていて、「しっかり働いてきなよねぇ」なんていつもの調子で小言を言って送り出した。
俺が無理をしているんじゃないかと心配しているみたいだったが、「俺の誕生日なんだからそんな辛気臭い顔しないでよねぇ!」なんて怒ると今にも泣きそうな表情をして「ごめん」と弱々しい声で呟いた。
1613「うるさぁい! 俺の誕生日なんだからいいでしょぉ」
俺の誕生日。彼女は仕事が忙しくて遅くなると言っていたため、Knightsのメンバーと共に祝ってもらうことにした。日付が変わる頃に帰ってくるらしい。
「んもぅ、あの子が来れないからって拗ねないの」
もちろん、仕事だから仕方ないということはわかっている。今日の朝も、申し訳なさそうな表情をしていて、「しっかり働いてきなよねぇ」なんていつもの調子で小言を言って送り出した。
俺が無理をしているんじゃないかと心配しているみたいだったが、「俺の誕生日なんだからそんな辛気臭い顔しないでよねぇ!」なんて怒ると今にも泣きそうな表情をして「ごめん」と弱々しい声で呟いた。
ato_dream_
DONEenst瀬名泉夢ラ◯ライナーとコラボした時のお話です💄
私に似合うかな 瀬名泉「ちょっと待って。それ」
突然話しかけてくる彼にハテナを浮かべるが、私が手に持つものを指差すのを見てすぐに理解する。
「あぁ、これ! コラボのアイライナーだよ」
「そうじゃなくて、その色」
「え? あぁ、この色使いやすくて良いんだよね」
「それくまくんのカラーだよねぇ?」
「そうだね」
「ちょっとぉ〜! 『そうだね』じゃないでしょぉ! 普通彼女なら俺のカラー選ぶでしょ」
「だって、私にはハードル高いよ。泉の色」
「まあいいけどねぇ。……あんたに絶対似合うと思って、使って欲しかったからこのカラー選んだのにさぁ」
そう小さく溢した言葉をしっかりと私の耳は拾い、歯痒い気持ちになる。
「え、そうなの?」
「……そうだよ」
「本当?」
533突然話しかけてくる彼にハテナを浮かべるが、私が手に持つものを指差すのを見てすぐに理解する。
「あぁ、これ! コラボのアイライナーだよ」
「そうじゃなくて、その色」
「え? あぁ、この色使いやすくて良いんだよね」
「それくまくんのカラーだよねぇ?」
「そうだね」
「ちょっとぉ〜! 『そうだね』じゃないでしょぉ! 普通彼女なら俺のカラー選ぶでしょ」
「だって、私にはハードル高いよ。泉の色」
「まあいいけどねぇ。……あんたに絶対似合うと思って、使って欲しかったからこのカラー選んだのにさぁ」
そう小さく溢した言葉をしっかりと私の耳は拾い、歯痒い気持ちになる。
「え、そうなの?」
「……そうだよ」
「本当?」
ato_dream_
DONEenst 瀬名泉夢6月の#妄想力向上委員会 様のお題に参加した時のものです!素敵な企画をありがとうございます🥺
お題「雨、やまないな」 瀬名泉「雨、やまないな」
友人と遊んだ帰り、最寄の駅についた私は雨が降っていることに気づき、雨宿りをしてから帰ろうと思った。あいにく傘を持っていなかったので、近くのカフェへと小走りで向かった。
注文したコーヒーを飲み終わっても雨は止まず、むしろ激しくなる一方だった。
「そういえば、泉が雨降るって言ってたかも。朝急いでたからなあ、最悪」
そう言って外を眺めていると、あるカップルが相合傘をしながら笑顔で歩いているのが目に留まった。
「良いなぁ。私も泉と相合傘したい」
なんて呑気なことを言って、勝手に虚しくなる。今日の彼はお仕事で、連絡をしても家にいるはずがないので傘を持って迎えに来てはくれない。
せっかくなのでゆっくり本でも読もうと思い、追加で注文をすることにした。
941友人と遊んだ帰り、最寄の駅についた私は雨が降っていることに気づき、雨宿りをしてから帰ろうと思った。あいにく傘を持っていなかったので、近くのカフェへと小走りで向かった。
注文したコーヒーを飲み終わっても雨は止まず、むしろ激しくなる一方だった。
「そういえば、泉が雨降るって言ってたかも。朝急いでたからなあ、最悪」
そう言って外を眺めていると、あるカップルが相合傘をしながら笑顔で歩いているのが目に留まった。
「良いなぁ。私も泉と相合傘したい」
なんて呑気なことを言って、勝手に虚しくなる。今日の彼はお仕事で、連絡をしても家にいるはずがないので傘を持って迎えに来てはくれない。
せっかくなのでゆっくり本でも読もうと思い、追加で注文をすることにした。