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    危機

    ktgn_pdl

    DOODLEわたしの中のまなんちょのサビ的な、相互不理解な関係における危機感からの恋心の発露と、寄りかかりっぱなしじゃなく頼られたい手を伸ばされたいという欲求的なやつです。
    色々あちこち話が飛んでいってしまったけれど、書いたものはあげよう精神でアップしますー。


    ところで、一個前の投稿で頂いたリアクションのプリンふたつはそういうことでいいのかしらとかそんなことばかり考えてるんですが、そういうことでしょうか?
    うちとそと「あれ、真波いまさらの登校かよ」
     太陽もてっぺんを過ぎた時間、今日も今日とて坂を満喫してきた真波山岳がご機嫌な調子で学校に現れたのは六時間目がはじまる直前だった。
    「いやー、今日も坂に呼ばれちゃってー」
     答えながら彼の名前はなんだったかななんて考えつつ、真波はくるりと視線を教室内へと巡らせる。
     クラスメートたちは各々の席で授業の用意をしながら、近くの席の子と仲良さそうに談笑したり、お菓子を食べたり、寝ていたりと様々だ。
    「あと、委員長にも呼ばれちゃったしねー」
     それは昼前のことだった。
     六時間目に小テストがあるから必ず受けなさいよ、先生これ受けなかったら課題じゃ許さないし自転車部の顧問の先生にもお話しされるそうよ。
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