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    バナナ

    Marion20180210

    REHABILI10年付き合って結婚するまでのリョ三その①
    なんでも許してくれる人のみ読んでください
    なかなか結婚しないし暗い
    三がずーっとよわよわ
    久々の創作で色んなことが心配 とりあえず誤字脱字はそのうち確認します
    パートナーシップ制度のこととかバスケ界のこととかは全然ガバガバななのでふわ〜と見てほしいし出てくるモノも時代と合ってなくてもふわ〜としてください
    続いたらいいな
    10年付き合って結婚するまでのリョ三その①「リョーちゃーん!」

     入国ゲートを出た途端フロアに響き渡った声に、思わずプッと吹き出すと、宮城リョータは久しぶりに顔を見る妹アンナに向かってスーツケースを引いていない方の左手を軽く上げた。
     その隣には母親のカオルが立っている。コーヒーのカップ片手にこちらへ笑いかける姿に、随分慣れたもんだなぁ、となんだか嬉しく思う。
     駆け寄るアンナが、スーツケースの大きさに今回も新鮮に驚き、宮城の手から持っていく。重い!と体全体を使って転がしていく様を見ながら後ろを着いていくと、おかえりリョーちゃん、とカオルから肩を撫でられる。
    「うん、ただいま。昼飯食った?」
    「まだだよ、今回も寿くん外で待ってるから」
     あぁ、そうだった。空港内には決して迎えには来ないが、空港まで母と妹を自らが運転する車に乗せ、必ず迎えに来てくれる恋人。
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