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    大嘘

    うみうり

    CAN’T MAKE次回予告!芹沢、マグロをさばく!(大嘘)
    ぐだぐだ長いです。
    村のガキ共と戯れる。
    童は純粋だ己達と違う。
    筆で描いた絵を見せる。喜ぶ反応に自然と俺の頬も緩む。
    ふと、隣を視線だけで見る。沖田の隣にいる山南。
    女の様に生白く細身だ。そこがウケるのか村の女達からも好かれている。 
    だがコイツも所詮は人斬りだ。
    昨晩の、顔にまで飛び散った返り血を浴びた時の顔を思い出す。
    澄ました顔で微笑んでいた。
    視線に気づいた山南が同じ顔をした。
    気に入らない。
    名前を呼ばれて我にかえるとガキ共が不思議そうに見つめていた。

    今日は珍しいですね。と、事も済み酌をしながら山南が言う。
    貴方が子供達と戯れてる時に考え事とは。
    俺にヤラれてもウンともスンともいわねぇオメェさんを思い出してただけだ。と、言うと山南は蜘蛛の巣を顔に引っ掛けた様な顔をした。
    ヤッてる時ぐれぇ少しはフリや腰振れよ、まるで花魁だな。

    バシッ

    何が起きたか理解する前に山南が言葉を発していた。
    貴方は私を遊び女と一緒にしてたのですか!
    怒鳴り声と一緒に頬の痛みが伝わる。
    何時も静かで、己を出さない山南が女の様にボロボロ泣いていた。
    俺が驚いて黙っていると、山南は酷過ぎると言った。
    私は好いてもない 838