Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    特撮

    さらさ

    SPUR MEいつかどっかで出すぞ!っていう現パロランロイ。互いにニチアサの特撮を何かしら推してる二人がひょんな事から一緒に暮らし始める序章。

    この後は成人して社会人になってからの二人を描く予定
    始まりはゼロから 事の起こりはロイドの兄、ガイが彼女のセシルと同棲を始めたいという話からだった。昔から知らない仲ではないし、兄が警察官として働き始めた頃はご近所であったノイエス家が頼みの綱であった故にどんな人かはロイドも熟知している。だが実際交際を始めたと聞いた時はモヤモヤしたものだし、今でもよく分からない感情に苛まれる事も多い。それによく知る仲とは言えど弟が同じ家にいるのもどうかと冷静に思ったのだ。

    「そう言うわけなんだけどランディ、警察学校に入るまでの間でいいから置いてくれないか?」

    だからと言ってどうしてそうなる、というのが前述の事を聞いたランディの感想であった。彼もノイエス家は兎も角、ガイとは知らない仲ではない。ロイドが小学生の時から付き合いのある三つ上の兄貴分で親友でもあり相棒でもある。元々施設育ちだった彼を就職と共に連れ出した事も知っていたし、その後もバニングス兄弟との交流も途絶えてはいない。だがそれは少し困るのも本音だ。理由は二つある。一つは自分がロイドにランディが片想いしている事。自分もまだ若い盛りなので何か過ちがあったら迷い無く死ねる。というかその場で自殺しようとする自信が彼にはあった。出来れば自分の理性の為にもやめて欲しい。そしてもう一つの理由は、とある部屋に保管してあるDVDとBlu-rayディスクの事である。出来ればその趣味だけは知られたくないし、勧めたくともお勧めし辛いものである。――ランディ改め、ランドルフ・オルランド。二十一歳にして駆け出しのスーパー戦隊オタクである。
    1627