Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ogata

    DONE20230924 ジュン茨新刊(全年齢・文庫・P32・しおりつき ¥300)の全文です。
    『kiss,kiss,kiss, 』の続きにあたります。
    二人がホテルに泊まった日、茨がみた夢の話です。
    夢なので、捏造設定を大いに含む妄想短編のようなものです。
    (ifアイドルじゃなかったパロ・ジュン茨両片思い同居)
    夢なので、話が断片的でまとまりなくぽんぽん飛びます。悲恋注意報発令中。
    Paradigm Shift    * * * *


    「ねえ茨、まだ寝るんですかぁ?」
     額にツンツンという感触を感じて目が覚めた。
     ブラインドの細い隙間からこぼれる朝の光を背に、金の大きな双眸が茨を捉えている。もう一度目を閉じると、どうしようもなく大きな欠伸があふれた。
    「……何時ですか」
    「あ、起きましたね。朝の七時です。ブラインド開けますよぉ」
     言うか言わないかの間に、眩しい光が寝室に差し込んでくる。
     ジュンはTシャツに短パンのラフな姿で、すでに出かける準備を済ませていた。
    「朝ラン行こうって約束したでしょう。忘れてました?」
     眼鏡を掛け、見慣れた景色が視覚に入ると、脳は倍速で覚醒を始める。
    「ええ、忘れてませんよ。ですが、家を出るまでにはもう少し時間があるでしょう。十分間に合います、大丈夫です」
    11179

    hiro16jbsssm

    DONEオバキルゲーム中の先生の思考の覚え書きと、その後のSS的な物
    兄への好感度と価値観からして、先生が先にししさん気に入ったよなという話
    ししさめ前提ですが、健全です
    ※原作巻末絵ではゲーム後お泊りした感が有りますが、帰宅したお話です
    騒々しい子狐との出会いについて 今となってはお人好しで世話焼きのマヌケと評するしかない男への第一印象は「騒がしい男だな」という一点だった。
     パーティーと偽って呼び出された賭場に私と同じく真経津の被害者として現れたCCの宛先らしき男は、何某か真経津に対して悪態を吐いている様子や表情からして立派な体格に見合って声も大きく煩そうだ、というのがまず最初に思ったことだからだ。
     となれば、まだ耳が聞こえないのは幸いだったなと考えていた矢先、こちらに向けられた視線と苛立ちの感情に対して短く問い掛けの形で答えると、思わぬ反応を返された。
     竦みそうな恐怖と動揺を隠して不遜な面持ちで受け答え、興が冷めたとばかりに視線を外し再び真経津に絡みながらも、潮が引くかのように失せた憤りの感情と入れ替わりに目線や口元や仕草の端々に滲む昂揚や好奇心を伺い見て、初めておや、と彼に幾許かの関心を持った。
    12008

    hjm_shiro

    DOODLE凪玲/🐤のぱんつ
    ⚠付き合っている

    一時的に監獄から出たふたりが初めてngの部屋でお泊りする話。
    エピngのカラーで穿いてた🐤柄の水着にすべてを持っていかれました……。
    「なぁ、凪……」
    「ちょ、レオ……これ……。どうしたの?」
    「どうしたもこうしたも、なんだよこれ!」

     風呂上がり。部屋に戻ってくると、クローゼットの中身がひっくり返っていた。
     部屋にひとりでいる間、つまらないからと勝手に漁りだしたのだろう。玲王が、クローゼットの中から引っ張り出したパンツやパジャマを見てケラケラと笑う。「高校生にもなってヒヨコ柄って!!」と、今度は腹を抱えて笑い出した。心外だ。ヒヨコに罪はないし、そもそもクローゼットを勝手に開けたのは玲王なのに。

    「何ってヒヨコ柄のパンツとパジャマ」
    「ブッ……だから、高二にもなってそれはねーだろ!」

     バチンと肩を叩かれる。痛い。でも、上機嫌な玲王の顔を独り占めできるのは至福なので、ついつい文句も飲み込んでしまう。それに、久しぶりの脱獄――ブルーロックから出て、各々休暇を取るようにと言い渡された貴重なオフだった。一週間しかないため、こうして二人だけで過ごせる時間は貴重だ。それに、玲王は実家に帰ってしまうと思っていたから、「せっかくだから、お前んちに泊まる!」と着いてきてくれたのは嬉しい誤算だった。だけど、まさかお泊り初日に、こんなに笑われるとは。一応、今日から一週間、付き合って初めてのお泊まりだよね……? と、ちょっとだけ不安になる。初日からそういうことは期待してなかったけれど、こんなに笑われたら"いいムード"に持っていけない。
    1444