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    瀬名

    sayutaba18

    DOODLE初めてのお友達から初めての恋人になる瞬間。
    いつもはレオからセナ好き好き~って抱きつくのに、いざ付き合ったら瀬名からこられてあわあわしちゃうレオの図。
    はじめてのともだち 初めての友達、はじめてのともだち、ハジメテノトモダチ。
     友達だろ? と口にしたのはいつだったか。はっきりとこいつは友達だと思えたのはいつだったか。
     おれが何しててもちょっとぉ! の一言で済ませて、決して捨てることはしない、瀬名泉という男。
     どこで何をしてても、おれを探しに来ては、ほら行くよ、と手を引いてくれる、おれの唯一の友達。
     いつ会いに行ってもひとりぼっちで、ひとりで頑張ってて、そのくせ誰にも心を開かない。それが面白くて、気づいたら好きになってた。知ってるか? あんなに冷たい目をしているのに、おれの前だと笑うんだぞ? お陰で音楽が溢れて仕方がないから曲にするしかないよな! って何曲も作ってたらまたセナが笑った。あんた変わってるねって。そんなおれと一緒にいるおまえも結構変わり者だと思うけどな? あ、おれたち変わり者同士だから、一緒にいてこんなに楽しいのか? 今日はどんな初めてをおれにくれるの、セナは? 毎日楽しくて仕方がないんだけど。
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    furikozaka

    PROGRESSいずレオ。性懲りもなくチェックメイト話。レオの死をループする瀬名の話。
    ※途中です
    『100万回死んだ猫』

    二度目は、交通事故だった。

    太陽がとろけるように西の端に落ちていく時間。光がじんわりと街中を舐めて、黄昏色に染め上げていた。鈍色の海は静かに揺蕩って、陽が落ち行く様を見つめていた。
    海岸沿いにある防波堤のすぐ横にある狭い歩道は、白線が摩耗して途切れ途切れだった。大人の肩幅よりもほんの少し広いだけの領域を、泉とレオは一列になって歩いている。この時間帯の交通量は少ないが、信号がほとんどないせいでどの車も勢いよく通り過ぎていく。仲良し横並びが好きな小学生ですら、この道に来れば誰もが黙って一列になる、そんな道だった。
    学院の門を出てからずっと、二人の間に会話はなかった。ずっと一緒にいるはずなのに、このところ学校でもあまり話ができていない。口を開けば喧嘩ばかりで、互いに言葉を交わすことに疲弊していた。それでも、一緒にいることをやめないのは、敵だらけの学院で心を許せるのが互いだけだからだ。静寂すらも、僅かな安寧となっていた。
    沈黙を破ったのはレオだった。
    「セナはさ、おれは人間だと思う?」
     前を向いたまま、レオは世間話でもするように口を開いた。「今日の宿題なんだった? 5466