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    ドーナツ

    Dochi_Kochi28

    DONE喰種ワンライ 過去お題挑戦 お題「IF」
    絵にかいたドーナツのお話の文字バージョン。
    亜門さんとアキラさん
    「種類が多いな。何が美味いいんだ?」
    「チョコがかかっているものやクリームが詰まっているものがあるから、甘すぎるのが苦手ならさけたほうがいいな。」
    そういわれた当人。左手には白いトレイ。右手にはトング。彼女が獲物を狙うような目つきでガチガチ、とトングを鳴らして色とりどりのドーナツを物色・・・いや、何を買ったものか迷っているのには理由があった。
    「前のキミなら全種類1個ずつでもよかったのだが」
    「まぁ・・な。でも、さすがにそこまでしたことはなかったぞ。」

    血中のRC細胞が800台にまで安定して、味覚テストもクリア。
    その場に在ったビスケットも難なく平らげた。ここまで来るのにかなりの時間がかかった、とは思う・・・が実感はまだわかない。
    「まぁ、さすがにまだ食べすぎちゃだめだよ。胃が慣れていないと思うから」
    と、博士から釘を刺された彼を連れ出して向かったのはドーナツショップだった。
     しかし、彼女が認識しているドーナツショップのメニューはこの数年で種類が増え、結果として頭を抱えながらドーナツを選ぶことになったのである。

    「アキラ。俺が選ぼうか。」
    「嗅覚は平気なのか」
    「あぁ。任せてく 872