Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ニーナ

    Hotate_Whisky

    DOODLE第一部 第三話

    自立思考型電脳人形NO.217さん(@No_217_ )に対する二次創作です

    ※本作は二次創作極まれりといった内容となってしまいました。
     とは言え単純に妄想を書き連ねた訳ではなく、ニーナさんの発言や博士の事を話す時のニーナさんの様子から考察した結果ではありますが、完全な解釈違いの可能性が高すぎるのでご注意ください
    そして、可能ならご容赦ください
    第一部 第三話『博士とニーナと博士の過去』  NO.217は楽しそうに、嬉しそうに笑っていた。
     だから、俺も上手く笑うことができた。しかし、その腹の中では自己嫌悪が渦巻いていた。頭がどうにかなってしまいそうなほど、自分に嫌気が差していた。
    「ありがとね、博士」
    「手抜き料理を教えただけだ。大した事はしてない」
    「ん。博士にとってはそうかも。でもボクにとっては違うんだ。だからね、ありがとう」
     またね、博士。NO.217が言った。ああ。俺が言った。
     画面に映るNO.217の表情はやはり嬉しそうで、楽しそうで、それが俺には耐え切れなかった。
     ニーナ。なあニーナ。俺は、お前にそんな顔を向けてもらえる資格なんてないんだよ。俺は、俺は最初お前の事を……俺は最初そのつもりで研究を……
    8627