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    #二次創作

    secondaryCreation
    版権物等の二次創作
    類似タグ→ #版権 #二次

    Bee_Signal_yume

    DONE風雅社長とシグナルの交流させてもらいました〜(´∀`*) ※ 設定を反映させるかは柴丸さん(@vrcsiba0)に一任しています。 VR未経験・力/デ/シ/ュ非参加・受動喫煙二次創作です。
    Somethin' in here's not right today 偽造された会員証は、公園にいた小汚い男が作ったものとはとても思えないほど精巧に再現されている。ここは奇人変人が闊歩する街であるが、とはいえ決して特徴がない、とは言い難いシグナルの体躯でさえも、何も疑いもせず迂闊に招き入れる程度には、よく出来た代物であったようだ。しかしながらその会員証のためにはたいた大枚に見合う成果を彼は得られないままパーティーは終わる気配を見せており、ちらほらと会場を後にする者もいる。

     自分の足で歩ける範囲は、可能な限り。得られる情報は一つでも多く。それが彼の生き残る手段であり、己の人生への抵抗であった。過去に負った精神ないし身体の傷の影響で、顔そのものを覚える事は得意でなく、しかしすれ違った相手の口紅の色、上着に出来た毛玉の具合、わざとぶつかってやった時などは耳から入る情報、そして怒りや怯えの反応など。そういったものを組み立てて出来上がる人物像と、そこから予測し枝分かれしていく行動の予測や人間関係の繋がり。あるいはそれを元手に手に入れた様々なコネや市場に出せないようなモノなどを"商品"として売っている。
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    Task

    DONEフォロワーさんのイラストからネタをおかりしました。ハロウィンの人体発火現象でウィルが火傷をしていた世界戦。セリフもお借りしています。
    引き連れた傷痕「隊長、先ほど斎藤さんがいらしたんですが」
    「あぁ、なんだウィル」
    「この間のですね…」
    マスクをつけたウィルが隊長と話している。口元を大きく隠すそれはウィルの綺麗な顔を隠しててあんまり好きではないんだけど、そのマスクの下から覗く爛れた皮膚を隠すためだって知ってるから何も言わない。あれは、ハロウィンの日あたしを庇って負った火傷。変なやつに地下で襲われて、あたしも頑張って戦ったけど追いつめようとしたら火を放ってきて。ウィルが焦ってあたしを呼ぶ声が聞こえたと思ったら気づけばウィルは火に包まれていた。びっくりして、声が出なくて、体が動かなくて、でもこのままじゃウィルがって思ってたらチュー子がウィルを連れて行ってしまって跳ねるように走り出した。あたしがいるのに何で連れていくんだって、頭の中が真っ白になって思い切り怒鳴ってウィルを取り戻して手当して。その時は暗いのもあって気づけなかったんだけどあとで病院でウィルを見たとき、顔や、体のあちこちにやけどの跡が残ってしまっているのに気づいた。
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    FineRisoluto

    DONE・FF14の6.0までのネタバレを含む可能性があるのでご注意ください。
    ・FF14自機のフィーネの6.0の後日談です。
     大きな山場もなく、ただ平和な冒険の後日談が好きな人向け。

    ・フィーネ=リゾルート
    「元」光の戦士。アウラ・ゼラの女性。クリスタリウム中心にノルヴラントに引きこもっている。ミーン工芸館で職人として働いている。
    ある「元」光の戦士の6.03その2「帰りてえ……」
     タタルにお茶を淹れてもらっている最中に、つい小声で本音が漏れる。
    「おまたせしましたでっす」
     タタルが駆け寄ってきて、お茶とプレッツェルを並べてくれる。
    「美味しそうなお菓子ね?」
     ぴょこんとフィーネの服のフードから頭を出したフェオが、さっそくプレッツェルに手を伸ばしていた。
    「夢の中に出てきた妖精さんでっす……!」
     タタルが目を輝かせながらフェオを見つめている。
    「お話するのは初めてね?」
     フィーネはフェオにはたびたび、第一世界から原初世界への手紙や伝言を頼んでいる。タタルとも初対面ではないのだ。
    「その羽根は飛べるのでっすか?」
     フィーネにとってはフェオは身近な存在になりすぎているが、タタルからすればピクシーは初めてみる存在だ。フェオもまた、クリスタリウムでは当たり前で誰もしない質問に興味深そうに答えていく。
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